バイ アスピリン 休 薬。 バイアスピリン、シロスタゾール、クロピトグレルの脳梗塞2次予防効果比較

抗血小板薬の種類と特徴

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しかし、それぞれメカニズムが違うので確認しておきましょう。 複雑な図となっていますが、ポイントは• cAMPの増加• TXA2(トロンボキサンA2)の減少 です。 cAMPを増加させることで血小板凝集を抑制する薬 cAMPは血小板凝集を抑制する作用を持つので、このcAMPを増加させる薬理作用を持つ薬が開発されてきました。 パナルジン(チクロピジン塩酸塩)とプラビックス(クロピドグレル硫酸塩)は、アデニル酸シクラーゼを活性化させることで血小板内のcAMPを増加させ、血小板凝集抑制作用をしめします。 プロサイリン(ベラプロストナトリウム)、オパルモン(リマプロストアルファデクス)は、血小板膜のプロスタグランジン(PG 受容体を刺激してアデニル酸シクラーゼを活性化することで、血小板内のcAMPを増加させます。 また、プレタール(シロスタゾール)とペルサンチン(ジピリダモール)は、cAMPを代謝する酵素であるホスホジエステラーゼを阻害することでcAMPを増加させます。 TXA2の合成を阻害することで血小板凝集を抑制する薬 アラキドン酸系の産物であるTXA2は、血小板凝集を促進する作用を持ちます。 このことから、TXA2の合成を阻害する薬が開発されてきました。 アスピリン製剤であるバファリン配合錠A81mg(アスピリン・ダイアルミネート配合剤)、バイアスピリン(アスピリン)は、血小板のシクロオキシゲナーゼを阻害することで、TXA2の合成を阻害し、血小板凝集抑制作用を示す薬です。 一方で、エパデール(イコサペント酸エチル)もTXA2の合成を阻害する薬ですが、アスピリンのように酵素を阻害するわけではありません。 エパデールは血小板膜リン脂質中のEPA含有量を増加させ、血小板膜からのアラキドン酸代謝を競合的に阻害することによりTXA2合成を抑制します。 セロトニン5-HT 2A 受容体の阻害作用を持つ薬 セロトニンには、血小板膜上にある5-HT 2A 受容体を刺激して血小板凝集を促進する働きもあります。 よって、このセロトニン5-HT 2A 受容体を阻害すれば、血小板凝集を抑制することができます。 そのような薬として、アンプラーグ(サルポグレラート塩酸塩)があります。 第一選択として採用されやすい抗血小板薬 バイアスピリン(アスピリン)、プラビックス(クロピドグレル硫酸塩)は、虚血性心疾患、脳梗塞の予防や閉塞性動脈硬化症の治療に対するエビデンスが多く、第一選択薬として用いられます。 また、プレタール(シロスタゾール)も脳梗塞や閉塞性動脈硬化症に多く使われます。 4 腎排泄 なし バイアスピリン 4. 44 腎排泄 なし プラビックス 1. それは、バイアスピリンが腸溶錠だからです。 そのため、バファリン配合錠A81と比べると吸収が遅くなり、Tmaxが長くなります。 バファリン配合錠とバイアスピリンは腎排泄ですが、エパデール、ペルサンチン、プロサイリン、ドルナーは肝代謝です。 ただし、バイアスピリン、バファリン配合錠A81は「重篤な肝障害のある患者」に禁忌とされており、必ずしも代謝経路と一致しないことに注意しなければなりません。 薬物代謝酵素として重要なCYP3A4,2C19の影響を受けるものは、パナルジン、プラビックス、プレタール、アンプラーグです。 CYP3A4阻害薬との併用が注意とされているものは、プレタールです。 マクロライド系抗生物質、アゾール系抗真菌剤との併用により、プレタールの作用が増強することがあります。 CYP2C19阻害薬に併用注意とされているものは、パナルジン、プラビックス、プレタールです。 プレタールは、CYP2C19を阻害する薬剤であるオメプラゾール等との併用により、作用が増強することが報告されています。 しかし、プラビックスは、CYP2C19を阻害する薬剤との併用により、作用が減弱するとされています。 これは、オメプラゾールがCYP2C19を阻害することにより、プラビックスの活性代謝物の血中濃度が低下するからです。 プラビックスは肝臓で主に2つの経路により代謝されます。 エステラーゼにより非活性代謝物であるSR26334(主代謝物)を生成する経路 2. チトクロームP450(おもにCYP2C9)による活性代謝物H4を生成する経路 プラビックスの薬理作用を示すのは、2番目の経路で生成される活性代謝物であることから、CYP2C19阻害薬により活性代謝物の生成が減少してしまうのです。 プラビックスとCYP2C19遺伝子多型 遺伝子多型とは、ある特定の代謝酵素が欠損あるいは変異を起こして活性が低いことです。 この遺伝子多型は人種により大きく異なる場合がありますが、個人差もよくみられます。 遺伝子多型により、薬物の代謝能が高い群をextensive metabolizer EM 、低い群をpoor metabolizer(PM と呼びます。 とくにPMの患者の場合、薬物治療に注意が必要となります。 一般的に薬物代謝能が低い場合、薬の作用が強く発現されて副作用が起こりやすくなるからです。 CYP2C19を遺伝子的に欠損している日本人の割合は約20%になるとされています。 プラビックスにおいては上記の通り、活性代謝物が薬理作用を発揮するため、PMの患者がプラビックスを服用した場合、薬理作用が減弱する可能性があります。 プラビックスの添付文書には、CYP2C19のPM群は、活性代謝物のAUCやCmaxがその他の群と比較して低下した、という記載があります。 抗血小板薬の副作用 共通する副作用は出血 抗血小板薬は、血小板の凝集を抑えて血が固まるのを防ぐ薬理作用を持ちます。 つまり、血をサラサラにする作用をもつので、効きすぎれば出血しやすくなります。 2剤以上併用する場合は、さらに注意が必要です。 消化性潰瘍など出血をしやすい状態にある患者には、投与量などを検討する必要があります。 また、手術や歯科治療(抜歯など)といった場合は、休薬期間も考えなければなりません(後述)。 アスピリン製剤は消化性潰瘍に注意 バイアスピリンとバファリン配合錠A81は、消化性潰瘍などの胃腸障害に注意です。 これらの主成分であるアスピリンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれ、アラキドン酸をプロスタグランジンに変換する酵素COXを阻害します。 COX-1により産生されるプロスタグランジンは胃の粘膜を防御する作用をもつことから、NSAIDsにより胃の防御機能が弱まり、消化性潰瘍などの胃腸障害が発生しやすくなるのです。 パナルジンは重篤な肝障害に注意。 〜今後はプラビックスが主流に〜 パナルジンは血液障害と肝機能障害の副作用が高いことで有名です。 これらは投与2ヶ月以内に発現する頻度が89. 2%と高く、死亡に至る例も報告されていることから、投与開始後2ヶ月間は定期的に血液検査をするなど注意が必要です。 プラビックスはパナルジンと比べて代謝酵素が違い、副作用も少ないことから、今後はプラビックスが主流になると考えられます。 また、1日2〜3回投与のパナルジンと比べて、プラビックスは1日1回投与でよいことも利点の一つです。 プレタールは頭痛、頭重感の頻度が高い 重大な副作用ではありませんが、プレタールは頭痛、頭重感の副作用が5%以上と高いです。 また、動悸、頻脈も0. 1〜5%未満の確率で発生するとされています。 手術前の抗血小板薬の中止はどうするか 一般的には、抗血小板薬は手術前に休薬を検討することとされています。 休薬期間は、薬剤の作用の可逆性や患者の出血の程度により変わります。 歯科治療など危険度が低い手術の場合は、バファリン配合錠A81、バイアスピリンで3〜5日前、パナルジン、プラビックスで5〜7日前、併用している場合は7日間とされています。 「参考書籍」 「同効薬の違いにスッキリ答えてくれる参考書」 「プラビックスとパナルジンの違いって何?」 「統合失調症の非定型の薬って何が違うの?」 同効薬ということは知っていても、具体的な違いを問われると「……」となってしまう薬剤師って結構多いのではないでしょうか。 は、そんな疑問にスッキリ答えてくれる、優れた書籍です。 姉妹本である と2冊で、メジャーな疾患は網羅しています。 同効薬のわずかな違いがシンプルにまとめられていて分かりやすい。 添付文書とかを見比べても分かりにくいですよね。 医師や患者さんからの質問に困ったとき、この本を調べて何度も「助かった…」と思いました。 「薬剤選択に役立つね」と評価する医師もいるほどです。

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胃カメラ検査時のアスピリンなど抗血栓薬服用について

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バイアスピリン(成分名:アスピリン)は1897年から発売されている「アスピリン」というお薬のジェネリック医薬品になります。 主に「抗血小板剤」としての作用を持ち、血液を固まりにくくすることで心血管イベント(脳梗塞や心筋梗塞など)を予防するはたらきを持ちます。 バイアスピリンは抗血小板剤として長く使われており、多くの実績やデータがあるお薬です。 そのため脳梗塞・心筋梗塞など血液を固まりにくくする必要がある患者さんに今でも多く用いられています。 抗血小板剤にはいくつかの種類があります。 どれも「血液を固まりにくくさせる」という作用に違いはありませんが、細かい特徴や作用には違いがあり、医師は患者さんの状態に応じて、一番合う抗血小板剤を処方しています。 バイアスピリンはどのような特徴のあるお薬で、どのような患者さんに向いているお薬なのでしょうか。 ここでは、バイアスピリンの効能や特徴、副作用などを紹介していきます。 1.バイアスピリンの特徴 まずはバイアスピリンの特徴を紹介します。 バイアスピリンは血小板のはたらきを抑えて血液を固まりにくくするはたらきがあります。 腸溶剤という剤型にすることで胃腸系の副作用が少なくなっています。 昔から長く使われている抗血小板剤であり、血液を固まりにくくする必要がある方に対して広く用いられているお薬です。 バイアスピリンの主成分である「アスピリン」は元々はNSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛剤)として開発されました。 NSAIDsは炎症を抑えることにより解熱・鎮痛作用をもたらすお薬の事で、風邪の時の熱さましや腰痛などにおける痛み止めとして広く用いられています。 アスピリンはもっとも古いNSAIDsであり、100年以上と非常に長い歴史を持ちます。 現在では新しいNSAIDsがたくさん発売されているため、古いアスピリンが用いられることは少なくなりました。 このため現在ではアスピリンはNSAIDsとして使われることはほとんどありません。 NSAIDsとして発売されたアスピリンは、発売後にもう1つの作用があることが発見されました。 それが「抗血小板作用」です。 これは血小板のはたらきを抑える事で、血液を固まりにくくさせる作用になります。 血小板は血球の1つで血液を固まらせるはたらきがあります。 怪我をして皮膚から出血してしまった時を思い出してください。 しばらくすると出血は勝手に止まりますよね。 これは血小板が活性化して傷口の血液を固まらせているためです。 このように血小板は必要な時に血液を固まらせるはたらきを持っています。 しかし血小板が必要ない時に活性化してしまうと、血管内で血栓(血の塊)を作ってしまい、血管を詰まらせる原因になってしまいます。 これは動脈硬化で血管が傷んでいる場合や血管内に脂肪が沈着しているような場合に生じやすく、脳の血管が詰まれば脳梗塞に、心臓を栄養する血管(冠動脈)の血管が詰まれば心筋梗塞となってしまいます。 このようなケースでは血小板が活性化しないよう、血小板の作用を抑えてあげた方が良いことが分かります。 抗血小板剤はこのような不要な血小板の活性化を抑えることで、動脈硬化がある方の脳梗塞や心筋梗塞を起こしにくくしてくれるのです。 現在ではバイアスピリンはほとんどが抗血小板剤として利用されており、NSAIDsとして使われることはほとんどありません。 唯一の例外として「川崎病」が挙げられます。 川崎病は主に1歳未満の乳幼児に発症し、全身に血管炎が生じる疾患です。 これにより熱が出たり全身に発疹が出たりします。 川崎病で最も注意すべきなのは冠動脈(心臓に栄養を送る動脈)に瘤(こぶ)が出来てしまう可能性がある事です。 これによって血小板が活性化して血栓が作られてしまうと冠動脈が詰まってしまい心筋梗塞となり命に関わることがあります。 バイアスピリンは、• NSAIDsとして炎症を抑える• 抗血小板剤として血液をサラサラにすることで冠動脈を詰まりにくくする と言った作用があるため、川崎病の患者さんに非常に適しており、現在でも第一選択で使われています。 アスピリンは胃や上部腸管(十二指腸など)に負担をかけやすく、胃炎・胃潰瘍や十二指腸炎・十二指腸潰瘍などを引き起こしてしまうことがあります。 実際、先発品のアスピリンの胃腸障害の頻度は少なくありません。 これを軽減するため、バイアスピリンは腸溶剤(腸で溶けて吸収されるように工夫されている製剤)になっています。 胃や上部腸管で吸収されないため、同部位に負担をかけにくく、これにより胃腸障害の副作用が少なくなっています。 以上からバイアスピリンの特徴として次のような点が挙げられます。 【バイアスピリンの特徴】 ・抗血小板作用(血液を固まりにくくする作用)がある ・NSAIDsでもあるが、現在では解熱鎮痛剤として用いられることはない ・川崎病に対しては消炎鎮痛作用も期待して投与される ・副作用の胃腸障害を軽減させるため腸溶剤となっている スポンサーリンク 2.バイアスピリンはどのような疾患に用いるのか バイアスピリンはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には次のように記載されています。 【効能又は効果】 ・下記疾患における血栓・塞栓形成の抑制 狭心症(慢性安定狭心症、不安定狭心症)、心筋梗塞、虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞) ・冠動脈バイパス術(CABG)あるいは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後における血栓・塞栓形成の抑制 ・川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む) バイアスピリンは抗血小板剤ですので、血栓が出来てしまった事で発症する疾患の予防・治療に用いられます。 抗血小板剤というのは、血小板という血球のはたらきを抑えるお薬です。 血小板は出血してしまった時に活性化することで、傷口の血を固まらせて出血を抑える作用があります。 一方で血小板が血管内部で活性化してしまうと、血栓が出来てしまい脳梗塞や心筋梗塞といった疾患の原因にもなってしまいます。 これを抑えるために用いるのが抗血小板剤です。 狭心症・心筋梗塞は心臓に栄養を与える血管である冠動脈が詰まってしまう疾患です。 両者の違いを簡単に言えば、血管が詰まりかけているけど心筋がまだ死んでいないものが狭心症、血管が完全に詰まってしまい心筋の一部が死んでしまったものが心筋梗塞となります。 また虚血性脳血管障害は脳の血管が詰まってしまう疾患です。 同じく血管が詰まりかけただけで自然と再開通したものが一過性脳虚血発作(TIA)であり、完全に詰まってしまったものが脳梗塞になります。 いずれも「血栓(血の塊)」が原因となる事が多く、血液を固まりにくくさせて血栓を生じにくくさせる抗血小板剤はこれらの疾患の予防が期待できます。 また経皮経管冠動脈形成術(PTCA)は狭くなって詰まっている冠動脈をバルーン(風船のようなもの)やステント(金網)など使って広げる治療のことです。 冠動脈バイパス術(CABG)は詰まってしまった冠動脈にバイパス(迂回路)を作ることで詰まった先の血管にも血液が流れるようにする手術です。 人工的な治療を施した部位には血栓が出来やすいため、このような治療を行った後には抗血小板剤の服用が推奨されています。 川崎病というのは主に1歳未満の乳幼児に発症する疾患で、全身に血管炎が生じます。 これにより熱が出たり全身に発疹が出たりします。 川崎病で最も注意すべきなのは冠動脈(心臓に栄養を送る動脈)に瘤(こぶ)を作ってしまう事があることです。 これによって冠動脈が詰まってしまうと心筋梗塞となり命に関わることがあります。 バイアスピリンは、• 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)• 虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作、脳梗塞) のいずれにおいても、再発率や死亡率を有意に低下させたことが研究によって示されています。 また川崎病においても、バイアスピリンの使用により冠動脈障害の発生を低下させたことが報告されています。 3.バイアスピリンにはどのような作用があるのか バイアスピリンにはどのような作用があるのでしょうか。 バイアスピリンの主な作用は抗血小板作用ですが、実はそれ以外にも抗炎症作用(解熱鎮痛作用)もあります。 それぞれについて詳しく紹介します。 バイアスピリンはCOX-1(シクロオキシゲナーゼ)という酵素を変性させ、はたらけなくする作用があります。 COX-1は、トロンボキサンA2 TXA2 が作られる時に必要な物質であるため、COXがはたらけなくなるとトロンボキサンA2が作られにくくなります。 トロンボキサンは血小板を活性化させるのに必要な物質です。 つまりバイアスピリンによってCOX-1が変性すると、血小板が活性化しにくくなる(固まりにくくなる)という事です。 バイアスピリンのCOX-1の変性作用は不可逆的(一度変性させたら、それがずっと続く)です。 そのため、一度COXを変性させてしまうと血小板の寿命が尽きるまでその効果は続いてしまいます。 血小板の寿命は7~10日ほどと考えられていますので、バイアスピリンを服用している方がその効果は完全に取りたい場合は、少なくとも1週間は休薬をしないといけないということになります。 バイアスピリンをNSAIDsとして用いることはほとんどありませんが、その機序について一応説明します。 NSAIDsはその名のとおり消炎(炎症を抑える)ことで鎮痛する(痛みを抑える)作用を持ちます。 炎症とは、• 発赤 (赤くなる)• 熱感 (熱くなる)• 腫脹(腫れる)• 疼痛(痛みを感じる) の4つの徴候を生じる状態のことで、感染したり受傷したりすることで生じます。 またアレルギーで生じることもあります。 みなさんも身体をぶつけたり、ばい菌に感染したりして、身体がこのような状態になったことがあると思います。 これが炎症です。 アスピリンは炎症の原因が何であれ、炎症そのものを抑える作用を持ちます。 つまり、発赤・熱感・腫脹・疼痛を和らげてくれるという事です。 具体的にどのように作用するのかというと、アスピリンなどのNSAIDsは先ほども紹介したようにシクロオキシゲナーゼ COX という酵素を変性させてはたらけなくする作用があります。 COXは、プロスタグランジン PG という物質を合成する際にも必要な物質です。 そのため、COXがはたらけなくなるとプロスタグランジンが作られにくくなります。 プロスタグランジンは炎症や痛み、発熱を誘発する物質です。 そのため、アスピリンがCOXを変性させると炎症や痛み、発熱が生じにくくなるのです。 バイアスピリンはCOXを変性させる事で炎症を抑え、これにより• 熱を下げる• 痛みを抑える といった効果が期待できます。 先ほどで血小板に対する効果は主にCOX1が関係していましたが、この解熱鎮痛作用は主にCOX2が関与していると考えられています。 ちなみに一般的なNSAIDsはCOXのはたらきをお薬が効いている間だけ一時的に阻害する(ブロックする)だけなのに対して、アスピリンはCOXを変性させてしまう事で不可逆的にCOXのはたらきを抑えるという違いがあります。 注意点として、この消炎鎮痛作用は高用量のバイアスピリン(1回500mg、1日1500mgなど)を投与しないと得ることが出来ません。 1日100mgの投与であれば、消炎鎮痛作用は乏しく、主な作用は抗血小板作用になります。 スポンサーリンク 4.バイアスピリンの副作用 バイアスピリンの副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。 また副作用はどのくらい多いのでしょうか。 バイアスピリンの副作用発生率は2. 生じうる副作用としては、• 胃炎、胃部不快感、胸やけ• 出血、血腫• 発疹、搔痒(かゆみ)• めまい• 貧血 などが報告されています。 もっとも注意すべきなのが「胃腸系の障害」です。 これはNSAIDsがプロスタグランジンの生成を抑制するために生じます。 プロスタグランジンは胃粘膜を保護するはたらきを持っており、実際にプロスタグランジンを誘導するようなお薬は胃薬として用いられています。 そのため、プロスタグランジンの生成を抑制するバイアスピリンでは胃腸が荒れやすくなってしまうのです。 バイアスピリンは腸溶剤であるため胃腸障害の副作用は軽減されてはいますが、生じないわけではありません。 またバイアスピリンは血液を固まりにくくする作用があります。 これは血栓を出来にくくするという良い作用が期待できる一方で、小さな傷でも出血しやすくなってしまったり、出血した際に止まりにくくなってしまうという副作用の原因にもなります。 頻度は稀ですが重篤な副作用としては、• ショック、アナフィラキシー• 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群• 剝脱性皮膚炎• 再生不良性貧血、血小板減少、白血球減少• 喘息発作の誘発• 肝機能障害、黄疸• 消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍 が報告されています。 重篤な副作用は稀ではあるものの絶対に生じないわけではありません。 バイアスピリンの服薬がやむを得ず長期にわたっている方は定期的に血液検査などを行い、重篤な副作用が生じていないか確認することが望まれます。 また、バイアスピリンは次のような方には禁忌(絶対に使ってはダメ)となっていますので注意しましょう。 バイアスピリン又はサリチル酸系製剤に対し過敏症の既往歴のある方• 消化性潰瘍のある方• 出血傾向のある方• アスピリン喘息又はその既往歴のある方• 出産予定日12週以内の妊婦の方• 低出生体重児、新生児又は乳児 胃を荒らす可能性のあるお薬ですので、胃腸に潰瘍がある方はそれを更に増悪させる可能性があり用いてはいけません。 また出血をさせやすくするお薬ですので、元々出血しやすい方は服用すべきではありません。 バイアスピリンは妊娠中の使用で、妊娠期間の延長、動脈管の早期閉鎖、子宮収縮の抑制、分娩時出血の増加につながるおそれがある事が報告されており、この理由から出産前の方に用いることは出来ません。 5.バイアスピリンの用法・用量と剤形 バイアスピリンは、 バイアスピリン錠 100mg の1剤形のみがあります。 これは腸溶剤になります。 腸溶剤とは腸で溶けて吸収されるように設計されたお薬の事です。 胃や上部小腸で吸収されにくいため同部位に負担をかけにくく、胃炎や胃潰瘍といった副作用を軽減させた剤型になっています(その分、吸収されて効果が出るまでのスピードは遅くなります)。 ちなみにバイアスピリンと名前は「バイエル社が発売したアスピリン」という意味だそうです。 バイアスピリンの使い方は適応疾患により異なります。 なお、症状により1回300mgまで増量できる。 解熱後の回復期から慢性期は、1日体重1kgあたり3~5mgを1回経口投与する。 なお、症状に応じて適宜増減する。 となっています。 ちなみに急いで効果が欲しい時は、かみ砕いて服用することで効果発現を早めることができます。 しかし効果が早まる分、かみ砕けば腸溶剤のコーティングの意味がなくなってしまいますので胃腸障害の副作用のリスクは上がります。 PTCAを行う前など、副作用のリスクを上げてでもいち早く抗血小板作用を求める時は、患者さんに「かみ砕いて服用してください」とお願いすることがあります。 かみ砕いた場合、服用後15分ほどで効果が現れ始め、30分もすればしっかりと効果が得られることが確認されています。 6.バイアスピリンを休薬する際の注意点 バイアスピリンのような抗血小板剤は、しばしば服用の中止の必要が生じる場面があります。 血液を固まりにくくし血栓を出来にくくさせることが抗血小板剤のメリットですが、反対にいうと出血しやすくなってしまうというデメリットもあります。 例えば何らかの理由で大きな手術をしなくてはいけない場合、抗血小板剤を飲んでいると出血量が増えることになります。 場合によっては手術中に大量出血で重篤な状態になってしまう事もありえます。 このような場合は手術前に抗血小板剤を中止しなければいけません。 中止すると血栓ができるリスクは上がってしまいますが、出血のリスクは下がります。 これは「血栓が生じるリスク」と「手術で出血多量となってしまうリスク」のどちらを取るかという問題になります。 主治医が慎重に判断し、必要があれば抗血小板剤を中止するという方法がとられます。 ちなみに抗血小板剤を手術で中止しないといけない場合、バイアスピリンはいつから中止すればいいのでしょうか。 バイアスピリンは一度COXを変性させてしまうと、その作用は不可逆的に続くため、その血小板の寿命が来て壊れてしまうまで作用は持続します。 血小板の寿命は7~10日程度だと考えられています。 ここから考えると手術の7~10日前にバイアスピリンを中止しないと、バイアスピリンの作用が完全になくならないまま手術に入ってしまうことになります。 いつからバイアスピリンを中止するのかは主治医の判断になりますが、おおむね手術の7~10日前から中止することが多いようです。 また、中止している間の血栓が生じるリスクが心配な場合は、アンプラーグ(一般名:塩酸サルポグレラート)などの作用時間が短い抗血小板剤に切り替えてから、手術直前に中止するという方法が取られることもあります。 アンプラーグが抗血小板作用を示すのは服用後1日前後ですので、これであれば手術1~2日前まで服用する事が出来ます。 服用中止期間が短い方が血栓が生じるリスクが少なくなるわけですから、血栓が生じるリスクの高い方では、このような方法が取られる事もあります。 7.バイアスピリンが向いている人は? バイアスピリンはどのような方に向いているお薬なのでしょうか。 バイアスピリンの特徴をおさらいすると、 ・抗血小板作用(血液を固まりにくくする作用)がある ・NSAIDsでもあるが、現在では解熱鎮痛剤として用いられることはない ・川崎病に対しては消炎鎮痛作用も期待して投与される ・副作用の胃腸障害を軽減させるため腸溶剤となっている といった特徴がありました。 バイアスピリンは最も古くから用いられている抗血小板剤になります。 実績も長いため安心して使う事ができる抗血小板剤であり、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、脳梗塞の方を中心に広く用いられています。 抗血小板が検討される場合にまず用いられるようなお薬になります。 また川崎病に対してもバイアスピリンは適したお薬であるため、現在でもよく用いられています。 カテゴリー• 247•

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バイアスピリンの副作用が心配です。服用をやめてもいいでしょうか?

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抗血小板薬は血栓の生成を防止することにより、血液をサラサラにします。 血流の速い環境下では、血小板が活性化しやすい(血小板血栓)という有名な現象が知られています。 動脈硬化を発症し、血管が傷ついてしまうと、血小板血栓ができます。 抗血小板薬はこの血小板の働きを抑制することによって血液の凝固を抑えようとします。 通常、狭心症、心筋梗塞、一過性脳虚血発作、脳梗塞、冠動脈バイパス術あるいは経皮経管冠動脈形成術施行後における血栓・塞栓の形成を予防します。 服用方法 通常、成人は1回1錠(主成分として100㎎)を1日1回服用します。 なお、症状により1回3錠(300㎎)まで増量されることがあります。 副作用 主な副作用として、食欲不振、胃腸障害、蕁麻疹、発疹、浮腫、鼻炎様症状、貧血、めまい、頭痛、興奮、血圧低下、耳鳴、過呼吸、倦怠感などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、全身潮紅、蕁麻疹[ショック、アナフィラキシー] ・頭痛、嘔吐、消化管出血[出血(頭蓋内出血、肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血など)] ・発熱、紅斑・水疱、結膜充血[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、剥脱性皮膚炎] ・貧血症状、出血傾向(鼻血、歯茎などの出血)、発熱[再生不良性貧血、血小板減少、白血球減少] ・息苦しさ、喘鳴(ヒューヒュー音)[喘息発作の誘発] 代表的な薬剤名 バファリン ジェネリック医薬品 バファリン、アスファネート、ニトギス、バッサミン、ファモター 効果 血小板シクロオキシゲナーゼを阻害して血小板凝集を抑制し、血栓の形成を阻止します。 通常、狭心症、心筋梗塞、虚血性脳血管障害などの血栓形成の抑制や、川崎病の治療に用いられます。 服用方法 通常、成人は1日1回1錠を服用しますが、症状により1回4錠まで増量されます。 必ず指示された服用方法に従ってください。 副作用 主な副作用として、胃腸障害、蕁麻疹、皮疹、鼻出血などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、全身潮紅、蕁麻疹[ショック、アナフィラキシー] ・頭痛、吐き気、黒色便[出血] ・発熱、皮膚や粘膜のただれ、水疱[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、剥脱性皮膚炎] ・呼吸困難、喘鳴(ヒューヒュー音)[喘息発作] 代表的な薬剤名 タケルダ ジェネリック医薬品 なし 特徴 抗血小板薬(アスピリン100mg)、プロトンポンプ阻害薬(ランソプラゾール15mg)が混合された薬です。 効果 アスピリンは、血小板シクロオキシゲナーゼ-1活性を阻害することにより、血小板凝集を抑制して、血液を固まりにくくし、ランソプラゾールは、胃粘膜のプロトンポンプの酵素活性を阻害することにより、胃酸の分泌を抑制します。 アスピリンは血液が固まって血管をつまらせるのを防ぎますが、胃・十二指腸潰瘍を起こすことがあるので、ランソプラゾールによってそれらを防ぎます。 通常、胃・十二指腸潰瘍の既往がある患者さんの、狭心症、心筋梗塞、虚血性脳血管障害による血栓・塞栓形成や、冠動脈バイパス術(CABG 、経皮経管冠動脈形成術(PTCA 施行後の血栓・塞栓の形成を抑えるために用いられます。 服用方法 通常、成人は1回1錠を1日1回服用します。 副作用 主な副作用として、便秘、下痢、蕁麻疹、発疹、かゆみ、多形紅斑、むくみ、貧血、血小板機能低下(出血時間延長)、腹部膨満感、口内炎、吐き気、大腸炎、頭痛、めまい、興奮、結膜炎、女性化乳房、倦怠感、過呼吸、低血糖などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身の発疹、顔面のむくみ、息苦しい[アナフィラキシー、ショック] ・体がだるい、発熱、息切れ、鼻血・皮下出血、赤褐色の尿[汎血球減少、無顆粒球症、再生不良性貧血、顆粒球減少、溶血性貧血、血小板減少、貧血] ・皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振[重篤な肝機能障害] ・発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる、赤くなる、皮膚がはがれおちる[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、剥脱性皮膚炎] ・発熱、から咳、息苦しい[間質性肺炎] ・発熱、皮疹、関節痛[間質性腎炎] ・頭痛、吐き気・嘔吐、意識障害、運動のまひ、血痰、血便、鼻血、視覚障害[頭蓋内出血、肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血] ・息苦しい、ヒューヒュー音がする[喘息発作] ・胸焼け、胃もたれ、背中の痛み、腹痛、下痢、血便[消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍] 代表的な薬剤名 プラビックス ジェネリック医薬品 クロピドグレル 効果 血小板の活性化に基づく血小板凝集を抑制して血栓形成を抑え、血管がつまらないようにします。 通常、虚血性脳血管障害の再発の抑制と、経皮的冠動脈形成術(PCI が適用される急性冠症候群、安定狭心症、陳旧性心筋梗塞と、末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制に用いられます。 服用方法 虚血性脳血管障害の再発抑制:通常、成人は1回主成分として75mgを1日1回服用します。 年齢・体重・症状により1日1回50mg服用となることがあります。 経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患:通常、成人は投与開始日に1回主成分として300mgを1日1回服用し、その後維持量として1日1回75mgを服用します。 末梢動脈疾患の血栓・塞栓形成の抑制:通常、成人は1回主成分として75mgを1日1回服用します。 副作用 主な副作用として、出血、黄疸、吐き気・嘔吐、食欲不振などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・突然の激しい頭痛、悪心・嘔吐、顔や手足の片側麻痺 [頭蓋内出血] ・下血(黒色便、血便)、吐血、視力障害、関節痛 [胃腸出血、眼底出血、関節血腫] ・強い疲労感・倦怠感、食欲不振、白眼や皮膚が黄色くなる [肝機能障害、黄疸] ・倦怠感、食欲不振、紫斑、意識障害 [血栓性血小板減少性紫斑病] ・咽頭痛、頭痛・頭重、耳鳴り [無顆粒球症、汎血球減少症] 代表的な薬剤名 コンプラビン ジェネリック医薬品 なし 特徴 ・2種類の抗血小板薬(主成分:クロピドグレル75mg、アスピリン100mg)が混合された薬です。 ・経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群、安定狭心症、陳旧性心筋梗塞の方に対して使用されます。 効果 配合されているふたつの成分が血小板の活性化に基づく血小板凝集を抑制して血栓形成を抑え、血管がつまらないようにします。 服用方法 通常、成人は投与開始日に1回クロピドグレルとして75mgおよびアスピリン100mgを1日1回服用します。 副作用 主な副作用として、皮下出血などの出血傾向、吐き気・嘔吐、食欲不振などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・突然の激しい頭痛、悪心・嘔吐、顔や手足の片側麻痺 [頭蓋内出血、硬膜下血腫] ・下血(黒色便、血便)、吐血、視力障害、関節痛 [吐血、下血、胃腸出血、眼底出血、関節血腫、肺出血] ・強い疲労感・倦怠感、食欲不振、白眼や皮膚が黄色くなる [肝機能障害、黄疸] ・倦怠感、食欲不振、紫斑、意識障害 [血栓性血小板減少性紫斑病] ・咽頭痛、頭痛・頭重、耳鳴り [血小板減少、白血球減少、無顆粒球症、汎血球減少症] 代表的な薬剤名 エフィエント ジェネリック医薬品 なし 特徴 プラビックスで効果が十分出なかった患者さんにも効果が期待できる薬です。 経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群、安定狭心症、陳旧性心筋梗塞に適応があります。 効果 血小板の活性化による血小板凝集を抑えて、血液を固まりにくくし、血栓症の再発を防ぎます。 服用方法 通常、成人は服用開始日に1回5mg錠4錠(主成分として20mg)を1日1回服用します。 その後、維持用量として1回3. 75mg錠1錠(3. 75mg)を1日1回服用します。 副作用 主な副作用として、皮下出血、鼻出血、血尿、血管穿刺部位血腫、皮下血腫などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・頭痛、悪心・嘔吐、意識がうすれる、顔や手足の片側麻痺[出血] ・倦怠感、食欲不振、紫斑、意識障害[血栓性血小板減少性紫斑病] ・蕁麻疹、まぶた・唇・舌のはれ、息苦しい[過敏症] 代表的な薬剤名 パナルジン ジェネリック医薬品 チクロピジン塩酸塩、マイトジン 効果 血液の中の血小板の働きを抑えることにより、血管の中で血の塊(血栓)ができやすくなっている状態を改善し、血栓症の再発や血流障害を防ぎます。 通常、血栓・塞栓の治療、血流障害の改善などに用いられます。 服用方法 ・血管手術および血液体外循環に伴う血栓・塞栓の治療ならびに血流障害の改善:通常、成人は1日2~3錠(主成分として200~300mg)を2~3回に分けて食後に服用します。 ・慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの阻血性諸症状の改善:通常、成人は1日3~6錠(主成分として300~600mg)を2~3回に分けて食後に服用します。 なお、1日2錠(200mg)の場合には1回に服用することもあります。 ・虚血性脳血管障害に伴う血栓・塞栓の治療:通常、成人は1日2~3錠(主成分として200~300mg)を2~3回に分けて食後に服用します。 なお、1日2錠(200mg)の場合には1回に服用することもあります。 ・クモ膜下出血術後の脳血管攣縮に伴う血流障害の改善:通常、成人は1日3錠(主成分として300mg)を3回に分けて食後に服用します。 副作用 主な副作用として、鼻出血、皮下出血、発疹、そう痒感、発熱、食欲不振、胃不快感、嘔気、肝機能障害、頭痛などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・出血傾向(歯ぐきの出血、鼻血、皮下出血など)、発熱、紫斑 [血栓性血小板減少性紫斑病] ・発熱、のどの痛み、全身倦怠感 [無顆粒球症] ・皮膚や白目が黄色くなる、全身倦怠感、食欲不振 [重篤な肝障害] ・階段や坂を上る時の動悸や息切れ、全身倦怠感、出血傾向、紫斑 [再生不良性貧血を含む汎血球減少症、赤芽球癆、血小板減少症などの血液障害] ・頭痛、意識障害、腹痛、吐血、血便 [出血(脳出血などの頭蓋内出血、消化管出血などの重篤な出血)] ・発熱、紅斑、水疱、びらん [中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症、多形滲出性紅斑] ・みぞおちの痛みや圧痛、嘔吐、吐血 [消化性潰瘍] ・発熱、全身倦怠感、尿量減少、手足や顔のむくみ [急性腎不全] ・発熱、から咳、息苦しい [間質性肺炎] ・発熱、関節痛、胸部痛 [SLE様症状] 代表的な薬剤名 ブリリンタ ジェネリック医薬品 なし 効果 血小板の活性化による血小板凝集を抑えて、血液を固まりにくくし、血栓症の再発を防ぎます。 服用方法 ・経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群の場合は、通常、成人は服用開始時に2錠(主成分として180mg)を服用し、その後維持量として、1回1錠(90mg)を1日2回服用します。 ・過去に心筋梗塞になったことがある場合は、成人には1回1錠(主成分として60mg)を1日2回服用します。 副作用 主な副作用として、出血、皮下出血、鼻出血、血尿、穿刺部位出血、血腫、呼吸困難などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・突然の激しい頭痛、吐き気、吐血・血便・血尿[出血(頭蓋内出血、消化器系出血など)] ・意識の低下、動悸、じんましん[アナフィラキシー] ・まぶた・唇・舌のはれ、息苦しい、じんましん[血管浮腫] 代表的な薬剤名 プレタール ジェネリック医薬品 コートリズム、シロシナミン、シロスタゾール、プレトモール、ホルダゾール、シロスレット内服ゼリー 効果 トロンボキサンA2による血小板凝集を抑え、また、血小板と血管平滑筋のPDE3活性を阻害して抗血小板作用および血管拡張作用を示し、血流を改善します。 通常、慢性動脈閉塞症に基づく潰瘍、疼痛、冷感などの症状の改善、脳梗塞の再発抑制に用いられます。 服用方法 通常、成人は1回1錠(主成分として100mg)を1日2回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 副作用 主な副作用として、頭痛・頭重感、頻脈、腹痛、吐き気・嘔吐、めまい、動悸、下痢、発疹、肝機能障害、貧血、心房細動・上室性頻拍・上室性期外収縮・心室性期外収縮などの不整脈、皮疹、かゆみ、蕁麻疹、光線過敏症、紅斑などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、全身のむくみ、急激な前胸部の圧迫感・胸痛、動悸・息切れ[うっ血性心不全、心筋梗塞、狭心症、心室頻拍] ・頭痛、意識障害、腹痛[出血(脳出血などの頭蓋内出血、肺出血、消化管出血、鼻出血、眼底出血など)] ・頭痛・のどの痛み、筋肉痛、寒気や震えを伴って高熱が出る[汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少] ・発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色になる[肝機能障害、黄疸] 代表的な薬剤名 エパデール、エパデールS ジェネリック医薬品 ソルミラン、イコサペント酸エチル、エパラ、エパロース、メルブラール、エパキャップ、ナサチーム 効果 血液中の脂肪分(コレステロールや中性脂肪)を低下させます。 血液の固まりができるのを防いだり、血管の壁に付着するのを抑えます。 血管の弾力性を保ちます。 通常、閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛および冷感の改善や高脂血症の治療に用いられます。 服用方法 閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛および冷感:通常、成人は1回主成分として600mgを1日3回、食直後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 高脂血症:通常、成人は1回1包(主成分として900mg)を1日2回、または1回主成分として600mgを1日3回、食直後に服用しますが、トリグリセリドの値が異常な場合には、必要に応じて1回1包900mg、1日3回まで増量されます。 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、貧血、悪心、腹部不快感、下痢、腹痛、胸やけなどが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] 代表的な薬剤名 ドルナー、プロサイリン、ケアロードLA、ベラサスLA ジェネリック医薬品 ベラプロストNa 効果 血管や血小板のプロスタサイクリン受容体に作用し、血管を広げ血液を固まりにくくすることにより血液の 流れを良くします。 通常、慢性動脈閉塞症による手足の痛みや冷感や皮膚のただれ、原発性肺高血圧症の治療に用いられます。 症状を みながら徐々に増量されます。 副作用 主な副作用として、頭痛、顔面潮紅、ほてり、下痢、吐き気、倦怠感、出血傾向、皮下出血、鼻出血、貧血、 発疹、湿疹、かゆみ、蕁麻疹、紅斑などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師ま たは薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・頭痛、吐き気、視力障害 [脳出血、消化管出血、肺出血、眼底出血] ・顔色蒼白、冷汗、立ちくらみ、意識がなくなる [ショック、失神、意識消失] ・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎] ・全身が倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害] ・胸の圧迫感、胸がしめつけられるように痛い、冷汗 [狭心症、心筋梗塞] 代表的な薬剤名 アンプラーグ ジェネリック医薬品 サルポグレラート塩酸塩 効果 血小板や血管のセロトニン受容体に対する拮抗作用により、血小板の凝集や血管収縮を抑制し、血を固まりにくくし血流を良くします。 これにより末梢循環障害による手足の痛み・冷感、潰瘍などの症状を改善します。 通常、慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、虚血性諸症状の治療に用いられます。 服用方法 通常、成人は1回1錠(主成分として100mg)を1日3回食後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 副作用 主な副作用として、吐き気、胸やけ、腹痛、かゆみ、じん麻疹、発疹、紅斑、出血(鼻出血、皮下出血など)、肝機能障害などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 頭痛、吐き気、嘔吐[脳出血] ・ 腹痛、黒い便が出る、血を吐く[消化管出血] ・ 鼻血、歯ぐきの出血、手足のあざ[血小板減少] ・ 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・ 高熱、寒気、のどの痛み[無顆粒球症] 代表的な薬剤名 ペルサンチン ジェネリック医薬品 ジピリダモール、ヨウリダモール 効果 心臓の血管を広げて血液の流れを改善し、心臓の働きをよくします。 ワーファリンというお薬と一緒に飲んで、心臓弁の手術後に血管内で血液が固まるのを抑えます。 腎臓の病気が原因で尿中に出てくる蛋白を減らします。 服用方法 ・心臓の働きをよくするために飲む場合:通常、成人は主成分として1回25mgを1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。 ・血液が固まるのを抑えるために飲む場合:通常、成人は主成分として1回100mgを1日3〜4回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。 ・尿中の蛋白を減らすために飲む場合: 通常、成人は主成分として1回100mgを1日3回服用しますが、治療を受ける疾患や、年齢、症状により適宜増減されます。 副作用 主な副作用として、頭痛、吐き気、心悸亢進(心臓がドキドキする)、腹痛、脱力感、けん怠感、発疹などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・胸の痛み、圧迫感、冷汗などの悪化[狭心症状の悪化] ・黒い点や虫のような物が視野の中に見える、便が黒い、頭痛、など[出血傾向(眼底出血、消化管出血、脳出血等)] ・皮下出血、歯ぐきの出血、鼻血、など[血小板減少] ・発作的な息切れ、喘鳴(呼吸をすると、ヒューヒュー音がする)、眼や唇の回りがはれる、など[過敏症] 代表的な薬剤名 オパルモン、プロレナール ジェネリック医薬品 リマプロストアルファデクス 効果 血液の循環が悪くなることによる手足のしびれや痛み、冷感などの症状を和らげます。 腰部の脊柱管が狭くなることによって血管や神経が圧迫を受け、このことによって起こる足の痛みやしびれを和らげ、歩行能力を改善します。 通常、閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善、後天性の腰部脊柱管狭窄症(SLR試験正常で、両側性の間欠跛行を呈する患者)に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善に用いられます。 副作用 主な副作用として、下痢、吐き気・嘔吐、胃・腹部不快感、食欲不振、腹痛、舌しびれ、頭痛・頭重、眠気、不眠、頻脈、低血圧、血圧上昇、ほてり、発疹、そう痒感、じん麻疹、光にあたった部分が赤くなる、出血、貧血などが報告されています。 このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 医師の指示通りに服用してください。 また、上記の副作用はすべてを記載したものではありません。 上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

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