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小公子セディ

小 公子 セーラー

あらすじ [ ] アメリカ生まれの快活な少年セドリック・エロルは母と二人暮らしで、気むずかしい雑貨屋のホッブスや靴磨きのディックと仲良しだった。 しかし、ある日訪ねてきた弁護士のハヴィシャムによって、自分がイギリスのドリンコート伯エロル家の跡取りであることを知らされる。 セドリックの父は伯爵の三男で、母と駆け落ち同然に結婚したが、伯爵の息子が父を含めて全員死亡したため、跡継ぎがセドリックしか居なくなったという。 セドリックは悩んだ末に、友人たちに別れを告げて、イギリスへと旅立つ。 セドリックの祖父であるドリンコート伯爵は厳格な癇癪持ちで、エロル夫人を息子を誑かしたアメリカ人の平民と嫌っており、彼女とセドリックを引き離して、セドリックをフォントルロイ ドリンコート伯爵の嫡男の として育てようとする。 しかし、それを知らないセドリックの無邪気さや純粋な優しさは、伯爵の頑なな心を少しずつ動かし、変化させる。 そんなある日のこと、伯爵家の長男ビーヴィスと結婚したというミナと名乗る女性が子供を連れて訪れ、その息子トムこそが正統なフォントルロイ卿であると主張する。 その少年を見て、セドリックと違いあまりに品の無いことに落胆したドリンコート伯爵は、エロル夫人に会い、彼女が立派な女性であり、セドリックが立派に育ったのはこの女性のおかげであると気づくが、時既に遅しと思われた。 ところが、アメリカで客に新聞の挿絵を見せられたディックが、ミナとトムの正体に気づく。 ミナは以前にディックの兄ベンジャミンと結婚しており、トムはベンジャミンとの間に生まれた子だった。 ディックは、同じくセドリックの心配をしていたホッブスと共に、セドリックを助けるべく活動する。 イギリスまで駆けつけた友人たちのおかげで真実が明らかになり、偽フォントルロイ卿は父親のベンジャミンに連れられてアメリカへ、セドリックは再びフォントルロイ卿となり、さらに祖父と和解した母や、友人たちとともに幸せに暮らすことになった。 日本語訳 [ ] 若松賤子の初訳 [ ] (明治19年)以降、は「」の常連的投稿者だった。 8月から1月にかけて、若松は『小公子』を同誌に掲載した。 の「ですます体」の翻訳が好評で、やが激賞した。 刊本は(明治24年)、上巻が女学雑誌社から刊行されたが 、若松が推敲した下巻の原稿は火災で失われ、没後の(明治30年)、雑誌掲載分をが編集して全巻がから出版された。 若松の翻訳はで1927年の初版以来 、の第13刷で改版し30版を重ねてきた()。 2010年現在、絵本、アニメを含め、237点の『小公子』がに保管されている。 最近の版 [ ]• 筆、山本まつ子画( 母と子の名作童話、1976年)• 訳(、1979年)• 坂崎麻子訳(文庫、1987年)• 訳(、1987年)• 訳( 少年少女世界文学館10、1987年)• 訳( 世界文学の玉手箱2、1992年)• 若松賤子訳(、1994年)• 訳(、1995年)• 箱石桂子『小公子セディ』 (文庫、2004年) 関連作品 [ ] 映画 [ ]• ( Little Lord Fauntleroy) 1921年、• 出演:、クロード・ギリングウオーター()、ケート・プライス()他• ( ) 1936年、アメリカ合衆国 現在は• 監督:• 出演:フレディー・バーソロミュー()、、ガイ・キビー()、、他• ( ) 1980年、• 監督:()• 出演:、、()、()他• 『若松賤子創作童話全集』4、尾崎るみ、久山社〈日本児童文化史叢書〉、1995年、145-150頁。 バアネット、若松しづ子 譯述 『』女學雑誌社、1891年10月。 フランシス・バーネット、若松しづ子 訳 『近代文学館 : 名著複刻全集』、女学雑誌社明治24年刊による復刻版、日本近代文学館、図書月販、1968年。 バーネット『バーネット集』3、若松賤子の『小公子』の雑誌初出稿を収録、五月書房〈明治の児童文学 : 翻訳編〉、1999年。 バルネット、若松志づ子 訳 『小公子』博文館、1897年。 バアネツト、若松賤子 訳 『小公子』〈岩波文庫 104-105 〉、1927年。 映画のエピソード「I Defy You All! 」をインターネット上で公開。 2017年8月20日閲覧。 映画のエピソード「You Sissy Cat! 」をインターネット上で公開。 ターナー・クラシック・ムービーズ. 2017年8月20日閲覧。 ターナー・クラシック・ムービーズ. 2017年8月20日閲覧。 Wright, Rebecca 2012年6月14日. Movie Gazette Online. 2016年1月20日閲覧。

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小 公子 セーラー

概要 『小公子セディ』はフランシス・ホジソン・バーネットの児童小説『小公子』を「世界名作劇場シリーズ」の一つとしてアニメ化した人気作品である。 本作はそのアニメ版を原作としてゲーム化したもの…だが、非常に勇み足を感じるアドベンチャーになっている。 シナリオは母を求めて各地で情報を集めるというものだが、どの町も問題を抱えておりそれどころではないので、まずは町の問題を解決していくことになる。 システム• RPGタイプの移動形式• 各建物で情報を集め、その街で起きている問題を解決していく。 一度行った町へは列車を使って移動を短縮可能。 町の外にはモンスター代わりに家庭教師が大量に歩いており、接触すると"おべんきょう" クイズ をさせられる。 誤答してもペナルティは無いが、正解しないと逃げられない。 マップ中でセディはなぜかジャンプができるが、なぜそんなことが可能かといえば、 家庭教師を避けるためのアクションである。 町の外を歩いている人からは新作スニーカー(移動が速くなる)を貰えることがある。 バカゲー的要素• 各種コマンドが妙に凝っている• タイトル画面での選択肢が「 はじめまして」「 おかえりなさい」。 コマンドリストの「はなす」の次は「 フルート」「 またあした」。 例えば最初の町では代官が行方不明になっていて、探すことになるのだが、その真相は、「ドリンコート家から受け継いだ時計塔の鐘が壊れたので、伯爵からのお咎めを恐れて代官自らの手で鳴らしていた。 ネズミが邪魔をしていて鐘が直せない」という物。 代官のやる事かとか、ネズミの駆除はとっととやれとかのツッコミどころもあるが、 その時計塔には鍵が掛かっており、その鍵を持ったおじいさんはセディのフルートの音色に惹かれて現れる。 しかも「入ってみるかい」と、中の事は何も知らない様子。 何がどうしてこうなったのか。 結局、ネズミ駆除が次の目的になるのだが、 フルートを吹くとネズミが時計塔に集まってくるというハーメルンの笛吹き染みた事をした後、猫を借りてきて一掃する。 すると、 駆除と同時に時計塔の歯車が動き出すという超展開。 猫に出来る事を考えるとネズミが歯車に挟まっていたくらいしか想像できないのだが、それなら代官にも簡単に直せるんじゃなかろうか。 上記に比べるとマシだが、母の行方を知っているらしき人物に「大事な笛を落としてしまった」と暗に探してくる事を頼まれるのだが、その入手手段もおかしい。 同じ町にいるおばあさんの飼い猫が元気がなくなって困っており、ミルクをあげると元気を取り戻すのだが、その際、「お礼にこの笛をあげましょう」と、探し物の笛をプレゼントしてくれる。 落とし物を勝手に拾って行ったのも問題だが、拾った他人の笛を大事な猫の恩人に譲るとか何を考えているのか。 ボケてるのか?• 二番目の町では代官が偽物であり、倉庫の地下に捕まっている本物を助け出すことになるのだが、偽物がどうやって成りすましているかというとなんと 仮面をかぶっているだけ。 表情でバレバレだろ…• ちなみに地下に行くために 倉庫内でフルートを吹くと何故か隠し階段が現れる。 しかも代官が捕まっている牢屋の鍵は上述の 前の町で手に入れた時計塔の鍵で開いてしまう。 また、この牢屋の場所の情報も「今は牢屋の上に倉庫が建っておるよ。 倉庫はレストランの上じゃ。 」と、ゲームの都合的にはともかく、実際の構造を考えるとなかなか謎な情報である。 極めつけは三番目の町。 ルーイン(Ruin、廃墟)という名前のこの町はそれまでとうって変わって通行人が一人もいないぼろぼろの街並みに加えておどろおどろしいBGMが流れている。 しかも家を訪ねても住人は全員「 にげてしまった」と出るだけで何の情報も得られない。 それでもなんとかストーリーを進めると衝撃の事実が明らかになる。 実はこの町、過去に疫病で村人が次々に倒れたところに現れた 悪霊にそそのかされ、 村人全員が亡霊にされ望まぬ生を強いられている文字通り既に廃墟となった村。 繰り返すがこのゲームの元ネタは世界名作劇場 である。 なぜこんなガチでホラーなストーリーを入れる必要があったのか……• 村人を フルートの音色で成仏させ、セディを食べようとする悪霊に対し、母を想ってフルートを吹く事で親子の絆を グラフィックと会話付きで見せつけ改心させる。 その後は 町ごと消え去り、唐突な画面転換で 住人たちの物と思われる大量のお墓が立ち並んでいるいつものフィールドに放り出される。 と、ここまで書いた通り、本作のフルートは万能のチートアイテムと化している。 特に設定もないただのフルートのはずなのだが…。 死んだ父の言葉• 町の問題を解決した際には、町の住民とは異なりリアルな頭身の父親の幻影が空に浮かび、セディに言葉をかけてくる。 シリアス全開な感動シーンのはずなのだが、本作ではギャグのような展開が続く為、逆にギャグになってしまっている。 謎のパロ• 何故か普通の町に武器屋があり、商品のラインナップに「 ロトのつるぎ 」「 まほうのたて」等が置かれている。 但し、実際に購入はできず、攻略にも全く関係ない単なるネタ的存在。 別の町には教会があるのだが、毒の治療や呪いの解除、死人の蘇生とやはりどこかで見た事のあるラインナップ。 しかしこちらも単なるネタで、依頼すると「ここは教会だ」と怒られるだけ。 どうやら、選択肢は相手に提示されているのではなく、セディの脳内選択肢のようだ。 第2の町の代官入れ替えも、「急に人が変わる」「本物は地下牢獄の中」と『』のサマンオサを思い出す展開。 よくエニックスに訴えられなかったものである。 伏字すらなし• 家庭教師を雑魚モンスター代わりに配置した事• 町の外でセディにお勉強をさせようと 大量に沸いて押し寄せてくる家庭教師という存在そのものが非常にシュールかつホラー。 問題点• 何よりも家庭教師がウザイ• 町の外では家庭教師が『』『』ばりにワラワラと沸き、しかもかなり足が速い。 加えて、 たまにクイズにならず強制的に家に連れ戻される。 クイズの総問題数が少ない• FCでかつ、純粋なクイズゲームではない事を考えるとそれなりの問題数はあるのだが、家庭教師に捕まる頻度が高く、中盤には既出の問題ばかりになってしまい、完全に作業ゲーになってしまう。 同じ問題を繰り返すことでその内容を覚えていくのは「お勉強」と言えなくもないが。 実際、イベント中に同じ設問内からクイズを出される事があり、一応、予習になっている。 また、ゲーム内要素に関するクイズはあるが、原作にまつわる問題が一切ないのも寂しい。 ジャンルは大半が世界史と地理関連。 学校で習うレベルのまともな問題もそこそこあるが、「ライト兄弟の初飛行の距離は?」「ハープの弦の本数は?」など、妙にマイナーなところを突いてくる問題も多い。 雑学クイズと見れば出来は悪くないのが幸いか。 ドット絵の出来が悪い• 町のマップは立体感のないのっぺりとした描き方で、まるでだまし絵のようなありさまである。 町の人との会話シーンでは相手の全身グラフィックが表示されるが、2頭身でやたら頭がでかい。 SDでもないので体のつくりが妙に気になる。 大量に沸く様子と相まって家庭教師は最早モンスターである。 最初に向かう町は道なりに右へ行けば良いのだが、次の町はしばらく右に進んだ後、北にあると言われる。 しかし道は左右にしか続いておらず、2本ある道の上側かと思っても行き止まりで先へは進めない。 正解は、「背景の一部にしか見えないが、道沿いの花を突っ切って上側に抜けられる場所がある」である。 北と言われて近くを上側に向けていけないかと探索していれば、案外すぐに見つかったりもするのだが、家庭教師が大量に沸いているマップなので、探索もしづらい。 シナリオが原作からかけ離れている。 上述の通り、訪れる町はどこもみな問題を抱えているうえ、その問題がどれもおかしなものばかり。 ゲームとはいえ、小さな子供に町の一大事の解決を依頼するのはいかがなものか。 会話パターンが少なすぎる• 時代的に多少は仕方ない面もあるが、ほとんどのキャラのほとんどの会話が• 「さあ・・・」• 「さあ、しらないな」• もしくはセリフすらなく「・・・」と沈黙するのみ• ……と、とにかく淡泊で味気ない。 評価点• 割と本格的なクイズ• セディのゲームでクイズゲームをやる必然性はともかく、内容は地理や歴史など家庭教師に教わるものとしては自然な内容であり、難易度の高めの問題も含まれている。 グラフィック面• 町の人は不格好な2頭身だが、一部のバストアップやイベント絵はクオリティが高い。 特にOPデモにおけるキャラクターの再現度はなかなか高く、終盤のイベント等でもCGで盛り上げてくれる。 パッケージは原作アニメの絵をほぼ踏襲している。 大筋は王道のシナリオ• 母を探して街々を巡り、町の問題を解決しながら母の情報を集め、最後には母親との再会、祖父との和解が描かれている。 街々の問題やその解決手段等、ツッコミどころが多いが、あくまで母を探すという本筋部分そのものは原作をうまく昇華してシナリオ化されており、まずまず無難な出来。 タイトルやフィールドなどで流れるテーマでちゃんとアニメ版OPが使われている。 総評 慣れればある程度どうにかできるとはいえ、町の外の家庭教師避けゲーや反応の少ない町の中の探索等、疲れる要素が多い。 シナリオはそのものは「各町の問題を解決しつつ、母の情報を集めて旅をしていく」ということで、ゲーム内容そのものは原作の内容をうまくアレンジした自然なつくりになっている。 しかしながら、おかしなゲーム性やストーリー展開のせいで思い切り原作からズレた作風と化し、『小公子セディ』とは何だったのかと言いたくなる、ツッコミどころ多数のバカゲーとなってしまった。 余談 まだ信頼性のあった頃のファミ通でのこのゲームの評価で、「素人がベーシックで作った(様な)ゲーム」と酷評されていた。

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『小公女セーラ』が手のひら返しすぎて胸糞

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小公子の主要登場人物 セドリック(せどりっく) 主人公。 絵のように美しい7歳の少年。 朗らかで、人を疑うことを知らず、自分と同じように人を愉快にしようとする優しい心の持ち主。 エロル夫人(えろるふじん) セドリックの母親。 孤児で身寄りがない。 清らかな声、憂いのこもった大きな茶色い瞳の美しく賢い女性。 ドリンコート伯爵(どりんこーと伯爵) セドリックの祖父。 痛風と孤独に悩む老伯爵。 お気に入りの末息子がアメリカ人と結婚したことを知り絶縁する。 酷い癇癪持ち。 ホッブス氏(ほっぶすし) セドリックの友だち。 ニューヨーク ブランク街の角で食料品店を営んでいる。 この世にこれほど人付き合いの悪いものはないだろうと噂される。 ディック(でぃっく) セドリックの友だち。 靴磨き。 臨機応変の機転をきかす、目端の利く子。 小公子 の簡単なあらすじ 誰からも愛される少年セドリックは、アメリカの下町で母と二人で暮らしていました。 ある日、イギリスから祖父の使いが訪ねてきて、セドリックが伯爵家の跡継ぎだと告げます。 母と共にイギリスに渡り、祖父とお城で暮らし始めますが、伯爵は息子をたぶらかしたアメリカ女を憎んでいたため、母子は離れ離れで暮らします。 セドリックの持ち前の愛嬌と優しい心は伯爵の心を溶かし、やがて三人仲良くお城で暮らせるようになるのでした。 背の高い、やせた、ひきしまった顔をしたその人は、ドリンコート伯爵家の顧問弁護士、ハヴィシャム氏でした。 彼から、まだ会ったこともないお祖父さまが伯爵であること。 お祖父さまの3人の息子はみな死んでしまい、セドリックが伯爵の跡継ぎになることを聞かされます。 はじめ「伯爵なんかになりたくない、どうしてもならなくちゃいけないの」と言っていたセドリックですが、大好きなお母さまから「お父さまもそうするのがいいとお思いになる」から行かなきゃならないと言われます。 また、お祖父さまはとてもお金持ちで、欲しいものはなんでも与えてやりたいと、たくさんのお金をハヴィシャム氏に預けたこと。 そのお金を使って自分の大好きな人に親切にできることを知ります。 そして「伯爵になるって、僕が考えていたよりもいいものなんですね」と言うようになります。 イギリスに出発するまでの1週間、セドリックは様々な望みを叶えました。 それは困っている人を助けること、自分に親切にしてくれた人にお返しすることでした。 そのことを単純に喜ぶので、冷静で厳格、実務的な弁護士のハヴィシャム氏も面白く思い、伯爵が本当は「わしには欲しいものは何でも与える力があるということを、その子に見せつけろ」と言ったとは言えませんでした。 いよいよニューヨークから出港し、リバプールに向かう船旅の途中、セドリックはイギリスではお母さまと別々の場所で暮らさなければならないことを聞かされます。 お祖父さまがお母さまを酷く嫌っているという事実は、お母さまの考えで伏せられました。 セドリックは酷く悲しく思いましたが、自分に色々親切にしてくれ、欲しいものをなんでもくれるお祖父さまを好きになろう、お母さまと離れて暮らすこともがまんしよう、とハヴィシャム氏に話すのでした。 ドリンコート城で 報告のためドリンコート城を訪れたハヴィシャム氏に伯爵は尋ねます。 「どんな子だ、馬鹿か、ろくでなしか。 達者で、よく発達しているか。 手足などすらりとして、様子はいい方か。 アメリカの子供という奴は、どいつもこいつも礼儀知らずの乞食ばかりだ。 」 しかしハヴィシャム氏は、事前に情報を与えず、伯爵自身に判断させた方がよいと考え、詳しいことは伝えませんでした。 ただエロル夫人はセドリックに、伯爵が自分を嫌っているとは言っていないこと、セドリックは伯爵を慈愛深いお祖父さまだと信じていることのみを伝えました。 翌日、初めて伯爵はセドリックに会いました。 今回セドリックを呼び寄せたのは、外聞を考えてのことだけでした。 セドリックが気に入るなどとは、夢にも考えていませんでした。 しかし、孫がこんなに立派な、美しい子供だと知り、物怖じせず、眼をそらさず顔をあげているのを見て、急に誇りと喜びの気持ちがいっぱいになりました。 セドリックと一緒に過ごすうちに、彼が伯爵を実際よりもずっといい人間のように信じ込み、手本として学ぼうと願っているのを聞いて、自分は本当に手本とするに足る人物だろうかという、今までにない疑問が浮かんできました。 セドリックは欲しいと思うものは何でも与えられ、したいことはなんでもできました。 そこでセドリックのお母さまは、いつも用心深く、優しく彼を見守り、ほかの人が自分ほど幸福じゃないということを忘れさせないようにしていました。 伯爵は自分の跡継ぎの母親が、若くて美しく、貴婦人らしく見えることを知って悪い気はしませんでした。 また貧しい人の間で評判がよく、慕われているということも不愉快ではありませんでした。 しかし、セドリックの心の中は母親のことでいっぱいで、一番好きな人として母親にすがりつくのを見ると妬ましさを覚えるのでした。 しかしその晩、ハヴィシャム氏が悪い知らせを持ってきました。 一人の女性がハヴィシャム氏の事務所を訪れ、自分の子供の権利を認めて欲しいと申し立てているというのです。 6年前に伯爵の長男ビーヴィスと結婚したこの女性には、5歳の子供がいました。 結婚後、1年ほどで喧嘩別れしたので、最近まで自分の息子がどんな権利を持っているか、よく知らなかったと言います。 弁護士に相談し、正統なドリンコート伯爵家の跡継ぎは自分の息子であると訪ねて来たのでした。 伯爵は「そうした下劣で恥知らずな仕業も、ビーヴィスなら実にあり得そうなことだ」と言いました。 「その女は無学下賤の者だと言ったな。 それなのにわしは、この子の母親を許さなかった。 認めようともしなかった。 これがその報いなのだろう。 」 ドリンコート伯爵家の相続争いは、人々の口にのぼり、新聞に書き立てられ、大変な評判となりました。 しかしこの騒ぎの中で一人落着いていたのがセドリックでした。 はじめ話を聞いた時は、まずお母さまの家や馬車が取り上げられてしまうことを心配し、自分もお祖父さまの子供ではなくなってしまうのかと心配しました。 しかし、どちらも伯爵が強く否定したので「じゃあ僕、伯爵のほうはどうなったって、ちっともかまやしないや」と言うのでした。 そんな中、伯爵が突然エロル夫人を訪ねました。 今度の不愉快な事件ですっかり打ちのめされ、エロル夫人に会ったら心が安らぐのではないかと思ったのでした。 「わしは、頑固な馬鹿だった。 そしてお前には済まないことをしてきたと思う。 」 と言った伯爵は、エロル夫人と話すうちに憂鬱さが消え、慰められていきました。 そして、また訪ねて来てよいかと夫人に聞くのでした。 本物のフォントルロイ卿 セドリックが行ってしまった後、すっかり寂しくなったホッブス氏は、話に聞いていたディックを訪ねます。 二人は意気投合し、よく会うようになりました。 そんな時、自分はフォントルロイ卿ではなく、将来伯爵にならなくてもよくなった、というセドリックからの手紙を受け取ります。 ドリンコート伯爵家の話はアメリカの新聞にも取り上げられました。 ある朝、ディックは新聞に載っていた「権利請求者の母」という写真を見て驚きます。 それは兄のかつての妻、子供を連れて逃げ出したミンナでした。 慌ててホッブス氏の店に駆け込み、兄のベンとセドリック、そして伯爵に手紙を出します。 手紙を受け取った伯爵とハヴィシャム氏は一計を案じました。 申し立てを行っている女性には何も知らせず、ベンとディックを呼び寄せ、いきなり3人を合わせました。 兄弟は女性がミンナであると認め、いつでも証言すると言い、彼女は怒り狂いました。 しかし伯爵とハヴィシャム氏の冷ややかな態度に、その夜のうちにロンドン行きの汽車に乗り込み二度と現れませんでした。 この騒ぎが済むとすぐに、伯爵はエロル夫人が住む家に向かい、セドリックが本当のフォントルロイ卿であることを伝えます。 そしてお母さまにお城に来て一緒に住むよう頼んだのです。 ドリンコート城ではセドリックの8歳の誕生日の祝賀会が開かれました。 小作人全部が招待され、庭園では宴会、踊り、余興などが催され、夜には花火が打ち上げられました。 伯爵がセドリックとお母さまとともに領地の主だった人たちが集まっているテントに向かうと、人々は今までよりも熱意をこめて、伯爵の健康のために乾杯したあと、セドリックの健康のために盛大な拍手と歓声とともに杯を上げました。 セドリックは輝くばかりに幸福でした。 そしてまだ一度も心から幸福だと感じたことのなかった老伯爵も、幸福に感じていました。 小公子 を読んだ読書感想 初めてこのお話を読んだのは、小学生の頃、世界の名作を集めた子供向けのシリーズ物の一冊でした。 大人向けの翻訳本もあることを知り、今回手に取ってみましたが、児童書の時と印象はほぼ変わらず、掲載されていた挿絵を思い出したりなどしながら読み進めていきました。 それにしても何故この物語がこれほど読み継がれているのか考えると、これは一種の勧善懲悪物だからではないかと思います。 この場合、悪役はお祖父さまで、我儘、傲慢、短気な老人が可愛い孫にメロメロになってどんどん人が変わっていく。 最後にはお母さまのことも認めてハッピーエンド。 後半の主人公は、伯爵だと言っても過言ではありません。 児童書の場合は最後の誕生会で終わるのですが、大人向けではこの後の附則として、ディックやホッブスさんのその後にも触れられています。 ミンナが連れていた男の子は、お父さんと一緒にアメリカに帰り、伯爵の後押しで牧場主になったので、ホッとしました。 ディックも伯爵が後見人となってイギリスで教育を受けますが、何よりも笑わせてくれたのはホッブス氏でした。 作中では、セドリックの手を借りなければ、その日の帳簿つけもままならないような、うすのろとして描写されていますが、アメリカのお店を売ってイギリスに移住します。 今度は、毎朝宮廷新聞を読み貴族院のことに精通し、最後には「アメリカには住みたくない。 あそこには伯爵もないからなぁ」と言うのです。 なんとも楽しくなるラストでした。

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