歴史群像。 歴史群像大賞

「歴史群像」8月号についているボードゲーム「モスクワ攻防戦/バルジの戦い」がすごすぎる! あなたが指揮官なら、どう戦う?|株式会社 学研ホールディングスのプレスリリース

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価格は1097円+税。 この特製ボードゲームは,「歴史群像」の通巻150号記念「ドイツ陸軍特集号」に合わせて製作されたもので,ドイツ軍が第二次世界大戦で行った「モスクワ攻防戦」と「バルジの戦い」をモチーフにした戦略シミュレーションが楽しめる。 ゲームの製作者は,戦史研究家の 山崎雅弘氏。 ゲームには,マップ,コマシート,ルールブックといった,ボードゲームに使用する一式がセットで付属し,シートの表面で「モスクワ攻防戦(2人用)」,裏面で「バルジの戦い(1人用)」がプレイできるようになっている。 また,8月号にはとじ込み付録として,ドイツの主要戦車や自走砲などの変遷をチャート化した 「ドイツ装甲戦闘車両の変遷」と,ドイツ歩兵が携行した小銃から機関銃までの小火器を写真で一覧できる 「ドイツ陸軍主要歩兵携行銃器」も収録。 ボードゲームと合わせて,当時のドイツ軍の史実を追体験できるようになっているという。 なお,電子版には付録のボードゲームは付いていないので購入の際は注意してほしい。 「歴史群像」8月号についているボードゲーム 「モスクワ攻防戦/バルジの戦い」がすごすぎる! あなたが指揮官なら、どう戦う? 株式会社学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研プラス(東京・品川/代表取締役社長:碇秀行)は、2018年7月6日に雑誌「歴史群像」を発売しました。 ゲームマップ、コマシート、ルールブックから成る本格的ボードゲームが一式ついているのだ。 ゲームの内容は、表面が「モスクワ攻防戦(2人用)」、裏面が「バルジの戦い(1人用)」。 ともにドイツ軍が第二次世界大戦で行った大攻勢で第二次世界大戦を代表する作戦である。 マップのマス目は「ヘックス」という六角形をしたもの。 鉄道線や川や森林などの地形がゲームの進行に影響を与える。 ボードゲームとは、ボード(盤)上でコマやカード、サイコロ、チップなどを動かして勝敗を競うゲームのこと。 「歴史群像」の付録は、戦争や軍事作戦を盤上に再現して戦う「ボード・ウォーゲーム」あるいは「シミュレーション・ゲーム」と呼ばれるカテゴリーのものだ。 大人の知的なゲームとして世界中にファンがいる。 このゲームの作者で戦史研究家の山崎雅弘氏は語る。 「歴史上の戦いを俯瞰的に、多面的に見られるという魅力があります。 戦史書を読んで感じる疑問がゲームのプレイによってある程度解消されたり、当時の指揮官が直面したジレンマ(葛藤などの心の揺らぎ)を感覚的に理解できたりします。 また、あるゲームで両方の立場をプレイすれば、特定の戦いにおける両者の抱える事情、強みと弱み、目指す目標の違いなどについて、有益なヒントを得られることもあります」。 また「米国では、戦術・作戦のルール化へのアドバイスなどで、歴史家や戦史研究家、軍の関係者がゲーム制作に関与することも珍しくありません。 最近では、米国CIA(中央情報局)でテロ対策の部署にいた人が、米国とイスラム過激派との地球規模での闘争を題材としたボードゲームをデザインしたりもしています」という。 では、「歴史群像」の付録ボードゲームのテーマのひとつ、モスクワ攻防戦とはどんな戦いなのか。 以後4年間続く独ソ戦が始まった。 ドイツ軍は想像以上の快進撃を続け、モスクワ、レニングラード、キエフという3つの作戦目標のひとつ、キエフをまず占領する。 いっぽうで北方の大都市・レニングラードは、占領はできなかったが完全な包囲下に置いた。 残るは首都モスクワである。 しかし、作戦目標を分散させたことなどもあって、予定は大幅に遅延していた。 ドイツ軍が陣容を立て直し、モスクワ攻略を目指す「タイフーン」作戦が発動されたとき、すでに9月末になっていた。 このドイツ軍の「タイフーン」作戦によって生起した、モスクワを巡る独ソ両軍の戦いが「モスクワ攻防戦」である。 「タイフーン」作戦でもドイツ軍は当初は快進撃を続けた。 しかし10月に入ると雪が降り始め、舗装されていないロシアの道路は泥濘と化し、スピードが武器のドイツ装甲部隊、自動車化部隊の前進は遅れた。 さらに同じ時期、モスクワで戦争指導にあたっていたスターリンは名将ジューコフを召喚する。 こうしたこともあってドイツ軍の進撃は停滞していった。 先鋒はそれでも前進を続け、12月初旬には、モスクワ外郭まであと20キロのところにまで近づいた。 しかし、ここまでであった。 モスクワの南北で、この瞬間まで温存されていたソ連軍の強力な部隊による大反攻が開始されたのだ。 側面から攻撃されることを防ぐため、ドイツ軍は必死に防戦するも、部隊を大きく後退させ、後方で戦線を再構築することになった。 こうしてソ連打倒というドイツ軍の「夢」は永遠に失われたのである。 しかし、ドイツ軍がモスクワを落とせた可能性は本当にゼロだったのだろうか? もし、史実よりももっと早く前進できていたら? もし、ソ連軍の対応がもっと稚拙だったら? このように、「あったかもしれない可能性」について考えることは、歴史をより深く知ることにつながる。 「歴史群像」の特製ボードゲーム「モスクワ攻防戦」をプレイすることで、当時の指揮官がどのような判断の岐路に直面していたのかが追体験できる。 そして、歴史にはさまざまな可能性があったことも理解できるだろう。 通常この手のゲームは3000〜4000円程度はするが、それだと少しハードルが高いとお考えの方、「歴史群像」8月号は特別定価税込1185円で雑誌と特製ボードゲームが手に入る。 入門者にも解りやすく記してあるルールブックも付いており、すぐに楽しめるようになるはずだ。 ドイツ軍(左側)がモスクワ(画面中央やや右上)の門前まで近づいている。 ちなみに画面中央のセルプーホフの右側を上下に通っている赤い点線が史実におけるドイツ軍の最大進出線。 「歴史群像」8月号にはさらに、片面4ページ大のカラーワイド綴込み付録がついている。 表面は「ドイツ装甲戦闘車両の変遷」。 第一次大戦後から1945年の第二次大戦終結までの、ドイツの主要戦車、自走砲等の変遷をチャート化したもの。 裏面は「ドイツ陸軍主要歩兵携行銃器」。 ドイツ歩兵が携行した小銃から機関銃までの小火器を写真で一覧できるものだ。 その他、この号は「ドイツ陸軍」の歴史から装備までを幅広く扱っており、興味のある方はぜひお手に取ってみていただきたい。 今年の夏は暑そうだ。 クーラーの利いた部屋でゲームマップを広げて、指揮官になりきって、独ソの激闘を追体験されてみてはいかがか。 雑誌コード:09677-08 発行所:(株)学研プラス 歴史群像ホームページ(学研デジタル歴史館): 【本書のご購入はコチラ】 Amazon 楽天ブックス セブンネット.

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特製ボードゲーム「モスクワ攻防戦/バルジの戦い」が雑誌「歴史群像」の付録に

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概要 [ ] 毎号、グラフ、写真やCGなどを多用して過去の歴史的な人物やについて具体的に検証して紹介する記事が特色の雑誌である。 テーマとしてはと欧州戦史を中心とするや日本のに関する特集記事が柱であるが、毎号10本程度の記事のうちには古代欧州から、その時々の時事に関係した現代史まで歴史や地域にこだわらず幅広く収載されている。 構成は巻頭からやに関するカラーグラフィック、特集記事、戦争史跡探訪、戦史関連作家や旧軍の従軍経験者へのインタビュー(通巻30号からを皮切りに連載開始)などの記事と続き、巻末にのが掲載される。 また、扉絵は戦記物イラストレーターとして著名なのものが通巻30号から使われている。 専門誌でよく指摘されるマンネリ化については、人気テーマの重なる太平洋戦争に関するものや戦国時代もので、同じテーマの特集が組まれたりすることはあるが(硫黄島、戦艦大和、B29と本土爆撃など)、必ず視点を変えることにより切り口を変えることで対処する方針をとっている。 また、近号では出典や参考文献を明記してあることも特徴。 変わり種として、『』、『』、『』といったフィクション世界内の歴史を扱った「アナザー・センチュリー・クロニクル」が存在する。 兄弟誌として、2013年に「」を創刊した。 歴史 [ ] 雑誌のルーツは1987年に単発の歴史として出版された『織田信長』である。 これが成功を収めたため、不定期刊行で歴史物のムックを出版することとなり、『歴史群像シリーズ』と命名された。 『歴史群像シリーズ』は戦国時代を中心に刊行されたが高い人気を博し、学習研究社は遂に歴史総合雑誌として『歴史群像』を創刊するに至った。 創刊当時の出版業界はまだの余波が残っており、雑誌売り上げは未だ右肩上がりを記録しており、そのような中、三国志ブームも手伝って歴史物に対するブームが沸いていた。 とは言え、競合誌と認識していた、などと比較して個性を出す必要は編集部も感じており、学習研究社の強みである、で培った「図解」「絵を用いた再現」などが用いられた。 2009年当時の総括編集長新井邦弘は「"わかりやすく"解説してあげるというノウハウには長けていたと思います。 それまで歴史雑誌といえば活字で読ませるものが中心でした」と述べている。 当初、「人物・戦い・事件の検証」に重点を置いていたが、読者より要望の強かった「戦い」を中心に4月から編集方針を大きく転換したと同社のホームページには記載している。 具体的には、平成不況が深刻化し、雑誌離れが顕著となった1990年代後半の社会情勢もあった。 そのため1997年からは隔月刊より負担の少ない季刊となった。 また、そうした中で顕著となって現れてきたのは特集の内容によって売り上げ部数が万単位で変動する現象だった。 当時の編集部は売り上げの良かった特集について分析を実施し、ミリタリー関係の特集が好評であると結論し、ムックとして『太平洋戦史シリーズ』の刊行を開始、本誌も総合誌の看板は維持したものの、徐々に軍事専門誌としての体裁を強化し、関連の記事を増やして行った。 季刊化の際サブタイトルを「戦略・戦術・戦史Magazine」としたのもこのためである。 このような経営改善効果のため、販売部数のぶれは改善し、2001年には再度隔月刊にすることが出来たという。 編集方針 [ ] 特に明示されたものはない。 なお、創刊号の編集後記で総括編集長が「 人がいかに生きたか、戦いがどう行われたか、歴史の闇の中から、鮮明に浮かび上がらせたい。 真の歴史ファンの方々に、ドキドキしながら手に取ってもらえる雑誌になればと思う」と述べている。 なお、雑誌のサブタイトルとして、クレジットされているメッセージは以下の通り。 人物・戦い・歴史推理(創刊号)• 人物・戦い・事件を検証・推理・再現する(通巻2号~4号、17号~19号)• 歴史の真相に鋭く切り込む! (通巻20号~29号)• 戦略・戦術・戦史Magazine(通巻30号~現在まで) 装丁関係 [ ]• 創刊当初はA4変型版だったが、11号を区切りとして読者の要望によりB5変型版に変更されている。 ロゴタイトル及び表紙は通巻30号を機に大幅に変更されて現在に至っている(額縁の付いた現在のスタイルになったのは通巻33号より)。 定量データ [ ] 販売部数は4万7000部。 但し、潜在層を含めたマーケットとして20万~30万人程度を想定。 『AURA』の取材に対して、読者層は下記のように回答している。 50歳以上:21. 50歳未満:78. 30~49歳:54. また、『AURA』で明らかにされたデータでは購買者の3割が女性であるとされているが、新井はブームによる影響には否定的である。 なお、広告収入に頼らない(当てにならないため)方針であり、奇しくも老舗軍事雑誌のと共通している。 販路拡大策 [ ]• 新井は女性読者の増加については「男社会でも歓迎されます。 女性たちとのコミュニケーションにの話題が使えるわけですから(笑)。 そのネタモトとして歴史小説や歴史雑誌を活用してもらえると嬉しいですね」と述べている。 また、やを買うような女性層の取り込みも射程に入れているという。 『AURA』でのインタビューによれば、新規読者層として戦記ブームどころかロボットアニメブームすら経ていない20代の若年層を意識し、「と接点のある戦記もの」の充実を目指していると言う。 新規ライターを発掘する場として1994年より『歴史群像大賞』を設けているが、受賞者が他社で活躍することが多いのが難点だと言う。 新井は文芸出版社ではないため作家を育てる点に弱点があると分析している。 の進展についても言及がある。 新井は、分野でよく引き合いに出されるインフォメーションとインテリジェンスの違いに触れながら「速報性での役割を担う必要はありません」「用語解説はウィキペディアを見ればいい。 うちはミリタリーの見方を概念的に、しかも連続性のあるものとして紹介していく。 そうやって得た信用がブランドになる」と本誌のスタンスを明示している。 特集記事 [ ] 創刊号以来の特集記事は以下の通り。 1992年 [ ]• 6月号• 8月号 反説・• 10月号 ・戦記• 12月号 の野望 1993年 [ ]• 2月号 とのすべて• 4月号 「日本一の兵」• 6月号 大上洛戦• 8月号 血戦譜• 10月号 の• 12月号 の「四年」 1994年 [ ]• 2月号 ・• 4月号 機略縦横の賢将・• 6月号• 8月号 と最強傭兵• 10月号• 12月号 の最期 1995年 [ ]• 2月号• 4月号 の終焉• 6月号 不沈「」出撃ス• 8月号 と• 10月号 の真相• 12月号 ・のすべて 1996年 [ ]• 2月号 「」伝説• 4月号 と豊太閤• 6月号 気高き大国の戦争と平和• 8月号• 10月号 新撰「」• 12月号 軍団 1997年 [ ]• 2月号 と• 春-夏号• 夏-秋号• 秋-冬号 1998年 [ ]• 冬-春号 ・• 春-夏号• 夏-秋号• 秋-冬号 1999年 [ ]• 冬-春号 と• 春-夏号 戦記• 夏-秋号• 秋-冬号 2000年 [ ]• 冬-春号• 春-夏号• 夏-秋号• 秋-冬号 2001年 [ ]• 2月号• 4月号• 6月号• 8月号• 10月号• 12月号 2002年 [ ]• 2月号• 4月号• 6月号• 8月号• 10月号• 12月号 2003年 [ ]• 2月号• 4月号• 6月号• 8月号• 10月号 1945• 12月号 2004年 [ ]• 2月号• 4月号 真・• 6月号 航空決戦• 8月号• 10月号• 12月号 2005年 [ ]• 2月号 1942• 4月号• 6月号 出撃• 8月号• 10月号• 12月号 2006年 [ ]• 2月号• 4月号• 6月号• 8月号• 10月号 の戦い• 12月号 米兵たちの 2007年 [ ]• 2月号• 第1特集 英断か愚行か!? 東部戦線最後の大攻勢「」• 第2特集 豊家生え抜きの戦国「真説・」• 小林源文 ザームラント1945 最終回• 4月号• 第1特集 米海兵隊vs. 海軍陸戦隊 環礁の小島をめぐる水際の死闘「激突! 第2特集 龍を継ぐ者たちの仁義無き抗争「上杉激震! 第3特集 検証 世界制覇の原動力「モンゴル騎馬軍団」• 小林源文 戦記1943 Act. 6月号• 第1特集 日本にとどめを刺したのはだったのか!? 「再検証 」• 第2特集 の中世を切り裂いた狂気の虎「」• 第3特集 第二のアメリカ独立戦争「」• 小林源文 ヴィットマン戦記1943 Act. 8月号• 第1特集 Target YAMATO「を撃沈せよ」• 第2特集 関東激闘譜「不羈独立の武士、かく戦えり! 第3特集 死者30万! 戦争を変えた凄惨なる消耗戦略「」• 小林源文 ヴィットマン戦記1943 Act. 10月号• 第1特集 、栄光の50年史「への道」• 第2特集 東海経済圏を狙う西方作戦「伊勢湾制圧! 帝国の野望」• 第3特集 アメリカ南部を焦土と化した大機動戦「将軍、破壊の進撃」• 小林源文 ヴィットマン戦記1943 Act. 12月号• 第1特集 日本を撃破せよ「」• 第2特集 戦国を駆け抜けた稀代の野戦指揮官「一代記」• 第3特集 中国群雄伝「創設史」• 小林源文 ヴィットマン戦記1943 Act. 5 派生作品 [ ]• コンピュータゲーム• 歴史群像 presents ものしり戦国王 、グローバル・A・エンタテインメント 、ニンテンドーDS、2007年• 歴史群像 presents ものしり幕末王 、グローバル・A・エンタテインメント 、ニンテンドーDS、2008年• 歴史群像preesents ものしり三国志 、グローバル・A・エンタテインメント 、ニンテンドーDS、2008年 参考文献 [ ]• 工藤尚廣、新井邦弘「出版界再生のロジック3 情報のリテラシーを進め、新しい読者層を獲得した歴史専門誌「歴史群像」」『AURA』フジテレビ編成制作局 2009年12月P66-69 脚注 [ ] []• 「出版界再生のロジック3 情報のリテラシーを進め、新しい読者層を獲得した歴史専門誌「歴史群像」」『AURA』2009年12月P66• 歴史群像1992年6月号p150• 外部リンク [ ]• :目次一覧• - (2019年3月30日アーカイブ分).

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歴史群像―デジタル歴史館-「雑誌 歴史群像」

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ゲームマップ、コマシート、ルールブックから成る本格的ボードゲームが一式ついているのだ。 ゲームの内容は、表面が「モスクワ攻防戦(2人用)」、裏面が「バルジの戦い(1人用)」。 ともにドイツ軍が第二次世界大戦で行った大攻勢で第二次世界大戦を代表する作戦である。 左上より時計回りでルールブック、表紙(自分で切って組み立てるサイコロ付)、コマシート、ゲームマップ。 マップのマス目は「ヘックス」という六角形をしたもの。 鉄道線や川や森林などの地形がゲームの進行に影響を与える。 ボードゲームとは、ボード(盤)上でコマやカード、サイコロ、チップなどを動かして勝敗を競うゲームのこと。 「歴史群像」の付録は、戦争や軍事作戦を盤上に再現して戦う「ボード・ウォーゲーム」あるいは「シミュレーション・ゲーム」と呼ばれるカテゴリーのものだ。 大人の知的なゲームとして世界中にファンがいる。 このゲームの作者で戦史研究家の山崎雅弘氏は語る。 「歴史上の戦いを俯瞰的に、多面的に見られるという魅力があります。 戦史書を読んで感じる疑問がゲームのプレイによってある程度解消されたり、当時の指揮官が直面したジレンマ(葛藤などの心の揺らぎ)を感覚的に理解できたりします。 また、あるゲームで両方の立場をプレイすれば、特定の戦いにおける両者の抱える事情、強みと弱み、目指す目標の違いなどについて、有益なヒントを得られることもあります」。 また「米国では、戦術・作戦のルール化へのアドバイスなどで、歴史家や戦史研究家、軍の関係者がゲーム制作に関与することも珍しくありません。 最近では、米国CIA(中央情報局)でテロ対策の部署にいた人が、米国とイスラム過激派との地球規模での闘争を題材としたボードゲームをデザインしたりもしています」という。 では、「歴史群像」の付録ボードゲームのテーマのひとつ、モスクワ攻防戦とはどんな戦いなのか。 以後4年間続く独ソ戦が始まった。 ドイツ軍は想像以上の快進撃を続け、モスクワ、レニングラード、キエフという3つの作戦目標のひとつ、キエフをまず占領する。 いっぽうで北方の大都市・レニングラードは、占領はできなかったが完全な包囲下に置いた。 残るは首都モスクワである。 しかし、作戦目標を分散させたことなどもあって、予定は大幅に遅延していた。 ドイツ軍が陣容を立て直し、モスクワ攻略を目指す「タイフーン」作戦が発動されたとき、すでに9月末になっていた。 このドイツ軍の「タイフーン」作戦によって生起した、モスクワを巡る独ソ両軍の戦いが「モスクワ攻防戦」である。 「タイフーン」作戦でもドイツ軍は当初は快進撃を続けた。 しかし10月に入ると雪が降り始め、舗装されていないロシアの道路は泥濘と化し、スピードが武器のドイツ装甲部隊、自動車化部隊の前進は遅れた。 さらに同じ時期、モスクワで戦争指導にあたっていたスターリンは名将ジューコフを召喚する。 こうしたこともあってドイツ軍の進撃は停滞していった。 先鋒はそれでも前進を続け、12月初旬には、モスクワ外郭まであと20キロのところにまで近づいた。 しかし、ここまでであった。 モスクワの南北で、この瞬間まで温存されていたソ連軍の強力な部隊による大反攻が開始されたのだ。 側面から攻撃されることを防ぐため、ドイツ軍は必死に防戦するも、部隊を大きく後退させ、後方で戦線を再構築することになった。 こうしてソ連打倒というドイツ軍の「夢」は永遠に失われたのである。 しかし、ドイツ軍がモスクワを落とせた可能性は本当にゼロだったのだろうか? もし、史実よりももっと早く前進できていたら? もし、ソ連軍の対応がもっと稚拙だったら? このように、「あったかもしれない可能性」について考えることは、歴史をより深く知ることにつながる。 「歴史群像」の特製ボードゲーム「モスクワ攻防戦」をプレイすることで、当時の指揮官がどのような判断の岐路に直面していたのかが追体験できる。 そして、歴史にはさまざまな可能性があったことも理解できるだろう。 通常この手のゲームは3000~4000円程度はするが、それだと少しハードルが高いとお考えの方、「歴史群像」8月号は特別定価税込1185円で雑誌と特製ボードゲームが手に入る。 入門者にも解りやすく記してあるルールブックも付いており、すぐに楽しめるようになるはずだ。 ドイツ軍(左側)がモスクワ(画面中央やや右上)の門前まで近づいている。 ちなみに画面中央のセルプーホフの右側を上下に通っている赤い点線が史実におけるドイツ軍の最大進出線。 「歴史群像」8月号にはさらに、片面4ページ大のカラーワイド綴込み付録がついている。 表面は「ドイツ装甲戦闘車両の変遷」。 第一次大戦後から1945年の第二次大戦終結までの、ドイツの主要戦車、自走砲等の変遷をチャート化したもの。 裏面は「ドイツ陸軍主要歩兵携行銃器」。 ドイツ歩兵が携行した小銃から機関銃までの小火器を写真で一覧できるものだ。 その他、この号は「ドイツ陸軍」の歴史から装備までを幅広く扱っており、興味のある方はぜひお手に取ってみていただきたい。 今年の夏は暑そうだ。 クーラーの利いた部屋でゲームマップを広げて、指揮官になりきって、独ソの激闘を追体験されてみてはいかがか。 雑誌コード:09677-08 発行所:(株)学研プラス 歴史群像ホームページ(学研デジタル歴史館): 【本書のご購入はコチラ】 Amazon 楽天ブックス セブンネット.

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