ピノ ノワール。 ドメーヌ・ドルーアン オレゴン ピノ・ノワール ロレーヌ

ピノ・ノワール|これでバッチリ! ワインの基礎知識|ワインアカデミー|キリン

ピノ ノワール

Amazonの情報を掲載しています <イタリア> ピノ・ノワールは、イタリア語でピノネロという名前で呼ばれいています。 主にイタリア北部で栽培されていて、このワインはオーストリアの国境近くで造られています。 とてもピュアなタイプの赤ワインで、 ミネラル感とジューシーな旨味が特徴的。 お料理とは幅広く合いますが、 特に日本料理など繊細なお料理と相性が良いです。 原産国:イタリア• 産地:トレンティーノアルトアディジェ• ブドウ品種:ピノ. ・ノワール• ボディ:ライト~ミディアムボディ• 参考価格:2,462円 ペーター&ペーター ピノ・ノワール <ドイツ> ドイツではシュペートブルグンダーという名前で呼ばれています。 ドイツは甘めの白ワインの印象が強いですが、近年では高品質な辛口赤ワインも生産されています。 温暖化の影響もあり、ブドウを完熟させることができるようになったようです。 フルーティーな口当たりと、柔らかなタンニンが優しい印象。 木樽熟成由来のほのかなバニラ香があります。 お手頃価格が嬉しいコストパフォーマンスの高いピノ・ノワールです。 豚肉のリエットなどシャルキュトリー全般との組み合わせがおすすめです。 原産国:ドイツ• 産地:ファルツ• ブドウ品種:ピノ・ノワール• ボディ: ミディアムボディ• 参考価格:1,717円 イエリングステーション リトルイエリング ピノ・ノワール Amazonの情報を掲載しています <オーストラリア> オーストラリアでは、南側を中心にピノ・ノワールが栽培されています。 特にヴィクトリア州、ヤラヴァレーは人気のある産地です。 イエリングステーションは、ヤラヴァレー初の葡萄が植えられた、この地を代表するワイナリーです。 スミレなど花のアロマと少し野性的な香りで、 ジューシーな果実味とスパイス感、滑らかなタンニンが心地良いピノ・ノワールです。 鴨の燻製とは相性抜群です。 原産国:オーストラリア• 産地:ヴィクトリア州• ブドウ品種:ピノ・ノワール• ボディ:ミディアムボディ• 参考価格:2,160円 マナ バイ インヴィーヴォ ピノノワール Amazonの情報を掲載しています <ニュージーランド> ニュージーランドではピノ・ノワールの産地として、マールボロとセントラルオタゴが有名です。 こちらのワインはこの両方の産地の葡萄をブレンドして造られた、バランスの良いワインです。 深みのあるベリーの香りが特徴的です。 味わいはイチゴの様なフルーティーさで飲みやすく、フレッシュ感があります。 シンプルに調理した 仔羊のローストと相性が良いです。 原産国:ニュージーランド• 産地:マールボロ、セントラルオタゴ• ブドウ品種:ピノ・ノワール• ミディアムボディ• 参考価格:1,998円 フォリスヴィンヤーズ ピノノワール ログヴァレー <アメリカ> アメリカでも多くピノ・ノワールが栽培されています。 その中でも特に有名な産地は、カリフォルニア州とオレゴン州です。 カリフォルニア州のピノ・ノワールで造られるワイン特徴はしっかりとした果実味です。 それに対してオレゴン州では、エレガントなスタイルのワインが多く生産されています。 スパイスとブラックベリーが心地良く香り、滑らかなタンニンが体に馴染むような優しい味わいです。 鴨胸肉のローストや焼き鳥との組み合わせがおすすめです。 原産国:アメリカ• 産地:オレゴン• ブドウ品種:ピノ・ノワール• ボディ:ミディアムボディ• 参考価格:1,863円 ヨハネスホフ ライニッシュ ピノノワール <オーストリア> 冷涼な気候のオーストリアでも、ピノ・ノワールが生産されています。 こちらのワインは、テルメンレギオンという歴史ある産地で造られたピノノワールです。 フレッシュな赤い果実がエアリーに香ります。 凝縮した果実味をキレイな酸味が引き締めており、余韻にはタンニンも感じられます。 ピュアな味わいのワインなので、素材を活かしたお料理との相性がおすすめです。 シンプルにソテーした鶏肉などがおすすめです。 原産国:オーストリア• 産地:テルメンレギオン• ブドウ品種:ピノ・ノワール• ボディ:ライト~ミディアムボディ• 参考価格:2,786円 スズランワイナリー 河口湖ノワール Amazonの情報を掲載しています <日本> 山梨県、川口湖周辺の地域で栽培されたピノ・ノワールを使用した赤ワイン。 珍しい国産のピノ・ノワールでこのコストパフォーマンスは驚きです。 華やかな香りですが、落ち着いた品のあるエレガントな印象。 滑らかなタンニン、フルーティーで親しみやすい果実味が特徴的です。 焼き鳥などのお供にもおすすめです。 原産国:日本• 産地:北海道• ブドウ品種:ピノ・ノワール• ボディ:ミディアムボディ• 参考価格:1,944円 最後に 今回は、お手頃価格のおすすめピノ・ノワールワインを8カ国から厳選してご紹介してみました。

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お手頃で超美味しい!ピノ・ノワールワインおすすめ8選【各国から代表銘柄を選抜】

ピノ ノワール

POINT• 黒ぶどうの定番、「ピノ・ノワール」とは? 「ピノ・ノワール」と言えば、 ワイン用黒ぶどうの定番中の定番ですね。 レストランやワインバーでワインリストを開き、「ピノ・ノワール」のワインだけでも何種類もあって、どれを選んだらいいかわからない! と思った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 映画好きであれば、ピノ・ノワールへの愛に溢れた映画「 SideWays サイドウェイズ」をご覧になり、愛好家の熱狂ぶりを垣間見た…という方もいらっしゃるかもしれません。 本記事では、世界中のワイン好きが愛してやまない「ピノ・ノワール」について、その特徴や魅力、産地による違いやおすすめの料理などをご紹介します。 ピノ・ノワールの特徴 それでは、ピノ・ノワールのぶどう、そしてつくられるワインの特徴をご説明させていただきます。 ぶどうの特徴 ピノ・ノワールのぶどうは、 果皮が薄く、青みを帯びた黒色〜紫色をしています。 冷涼な気候と、石灰岩質で鉄分を含み、水はけがよい土壌を好みます。 果皮が薄いため、つくられる赤ワインは色調が淡くなると同時に、 カビや病気に弱く、栽培が難しい品種でもあります。 しかし、世界の様々な産地で 栽培に挑戦する生産者が絶えません。 このことが、ピノ・ノワールという品種の他にない魅力を物語っています。 品質の良いピノ・ノワールのワインは希少であり、愛好家の探索心を掻き立てるのです。 ピノ・ノワールの名前の由来は? 「ピノ」は「松(pin)」、「ノワール」は「黒(noir)」を意味します。 果実の色と、小粒な果実が密になっている様子が松ぼっくりのようであることからこの名前がついたようです。 ピノ・ノワールには様々な別名があり、 フランスのジュラ地方では「 グロ・ノワリアン」、イタリアでは「 ピノ・ネロ」、ドイツでは「 シュペートブルグンダー」、オーストリアでは「 ブラウアー・ブルグンダー」という別名(シノニム)で呼ばれているので、これらの産地のピノ・ノワールのワインを探すときには参考にしてみてください。 また、似た名前で「 ピノ・グリ」や「 ピノ・ブラン」といったぶどう品種が存在しますが、これらはピノ・ノワールが突然変異した品種です。 ピノ・ノワールでつくられたワインの特徴 ピノ・ノワールでつくられた赤ワインは、主に以下のような特徴を持ちます。 ピノ・ノワールのスパークリングワイン ピノ・ノワールと言えば赤ワインのイメージが強いのですが、実は高級スパークリングワインにも使用される品種です。 高級スパークリングワインの代表・ シャンパーニュはピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエからつくられます。 その他、イタリアの高級スパークリングワイン・ フランチャコルダも同様にピノ・ノワールを使用することで知られています。 ピノ・ノワールの主な産地とその特徴 ピノ・ノワールは世界各地で栽培されています。 有名な産地としては、フランス(主にブルゴーニュ地方)、イタリア、ドイツ、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアなどが挙げられます。 それぞれの産地の特徴をご説明いたしましょう。 フランス・ブルゴーニュ地方 ピノ・ノワールの原産地であり、4世紀ごろにはすでに栽培が行われていたという記録があります。 冷涼な気候のブルゴーニュ地方で育ったピノ・ノワールでつくられるワインは、 明るいルビー色で輝きのある外観、カシスやラズベリーのような赤い果実の香り、スミレやバラなど花のような香り、動物の 血を思わせる香りも感じられます。 味わいは、 酸味が強くエレガントな印象となります。 古くから名声を得てきた、世界中のピノ・ノワールのお手本となる産地であり、世界一高価なワインのひとつである「 ロマネ・コンティ」もこのブルゴーニュで生み出されます。 ブルゴーニュは テロワールが非常に個性豊かにワインに表れる土地であり、 クリマ(ぶどう畑)はその土地の土壌・傾斜などの個性によって 厳格に区画・格付けされていますので、一口にブルゴーニュといっても、生み出されるワインは千差万別です。 ドイツ 冷涼なドイツの中でも比較的温暖なアール地方などでピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)が栽培されています。 明るい淡いルビー色の外観に、 さくんぼやプラム、小ぶりな赤い花を思わせる可愛らしい香りをもち、 シャープで繊細な酸と 軽やかでフルーティな味わいが特徴です。 アメリカ アメリカでは、主にカリフォルニア州のソノマやオレゴン州で栽培されています。 ・カリフォルニア ブルゴーニュに比べると 温暖なこの地域でつくられるピノ・ノワールのワインは、 ぶどうの熟度が高いため、色は 濃いめのルビー色、赤い果実の香りも 熟したものや、ブラックチェリーのような赤黒系の果実、コンポート、ジャムのようなニュアンスが強く表れ、 豊かな果実味に、 アルコール度数も高くなりやすく粘性もやや強めになります。 フレンチオーク樽で熟成することで、 ヴァニラの香りが加わるのもこの地域の特徴です。 ・オレゴン ブルゴーニュと緯度がほぼ同じで、海流の影響で 冷涼な気候のオレゴン州の海沿い地域で栽培されるピノ・ノワールは、高い評価を受けています。 凝縮した果実味が豊かで、 クランベリーや、よく熟したものだと ダークチェリーの香りに、少し スパイス感や動物的な香りの印象があるものもあります。 ニュージーランド セントラルオタゴ、カンタベリー、ワイパラなどの涼しいエリアで栽培されているピノ・ノワールは、 日照量の多さと 冷涼な気候のバランスから、非常に優れたワインを生み出します。 ピノ・ノワールのワインの中でも 最も色が濃くなる傾向があり、ブラックチェリーのような 赤黒系のフルーツやスパイシーな香りが特徴的です。 タンニンも少し力強さを感じ、厚みのある味わいながら酸味がほどよく引き締まった後味を感じさせます。 チリ カベルネ・ソーヴィニヨンのイメージが強いチリですが、 カサブランカ・ヴァレーを中心とする冷涼な気候の地区ではピノ・ノワールが栽培されています。 日照量が多い一方、海流や海からの風の影響で夜に気温が下がるため 1日の気温差が大きいこの地域独特の気候は、 ぶどうの熟度が高いのと同時に、 酸が残りやすく、果実の中に ゆっくりと凝縮された香りをもたらすというメリットがあります。 つくられるワインは、 香りが華やかで、 果実味と酸味のバランスが優れており、かつリーズナブルに入手できます。 ピノ・ノワールに合う料理 ピノ・ノワールに料理を合わせる際は、お肉であれば 鴨や鶏、厚みのある味わいのピノ・ノワールなら 赤身の牛肉などをおすすめします。 味付けは、 鴨のローストや ローストビーフなど、ピノ・ノワールの香りやなめらかなタンニンを邪魔することなく楽しめる、シンプルなものをおすすめします。 マッシュルームの香りのニュアンスをもつピノ・ノワールなら、 マッシュルームなどのきのこを付け合わせに選ぶのも相性がよいでしょう。 酸味が強いので、 サラダにもよく合いますし、 サワークリームをのせたクラッカーや、ブルゴーニュの名物である マスタードをチーズやサーモンなどに添えて召し上がるのもおすすめです。 ブルゴーニュの赤ワインづくりの中心地であるコート・ドールのピノ・ノワールを100%使用した、 ブルゴーニュワインの入門用におすすめのワインです。 ラズベリーやチェリー、いちどのような小さな赤い果実の繊細なブーケ、ほのかな樽香、なめらかなタンニンで シンプルながら上品につくられたワインです。 ブルゴーニュのピノ・ノワールを買うのであれば、最低でも3,000円以上のものをおすすめしたいのですが、こちらのワインはそれを下回る価格ながら、非常にコストパフォーマンスが高い1本です。 Domaine Michel Noellat Vosne Romanee 19世紀設立の家族経営ドメーヌ、ミシェル・ノエラがつくるワインです。 ブルゴーニュの中でも名高い「 ヴォーヌ・ロマネ」村で代々ワインづくりを行うドメーヌが生み出すこのワインは、フランボワーズやチェリーなどの赤い果実の香りに、スミレの花や血の香り、ハーブのニュアンスなど 様々な香りが複雑に絡み合い、 エレガントな酸味となめらかなタンニン、そして 長く続く余韻をゆっくりと味わっていたい優美な1本です。 同ドメーヌのプルミエ・クリュ、そしてグラン・クリュのワインは、さらに 密度が濃く複雑な香りとなり、余韻は長く、長期熟成が可能になるため、ぜひ当たり年のものを探して特別な日のワインとして取って置くことをおすすめしたいです。 アメリカのピノ・ノワール Littorai Pinot Noir リトライ社がソノマ・コーストでつくるピノ・ノワール。 カシスやチェリー、ブラックベリーなどの赤~赤黒系の 果実の香りがぐっと凝縮され、カリフォルニアのピノ・ノワールらしい、 パワフルなフルーティさと緻密ながらぐっとくるタンニンで、 アタックは強いながらも余韻はエレガントと、非常に印象的なワインです。 香りの持続性が非常に高く、 飲んだ後に口の中にずっと香りの余韻を感じることのできる、幸福度(口福度?)の高いワインとしておすすめします。 オーストラリアのピノ・ノワール Little Penguin Pinot Noir 美味しいピノ・ノワールを探そうとすると、どうしても値段が高くなってしまいがちです。 その中でこちらのワインは、1,000円以下とかなりリーズナブルな価格ながら、イチゴやチェリーなどの赤い果実のフルーティさにオーク由来の樽香、スパイス感が加わり、 シンプルながらもピノ・ノワールの特徴がよく表現されたコストパフォーマンスの高い1本です。 テーブルワインとして 日常使いしたくなるワインです。 ニュージーランドのピノ・ノワール Mt Difficulty Roaring Meg Pinot Noir マウント・ディフィカルティ社がセントラル・オタゴの厳選された畑で生み出すピノ・ノワールです。 よく熟したブラックベリーやブラックチェリーの香りに、オーク樽由来の スパイシーさ・スモーキーさが加わった芳醇な香りに、素直な果実の甘さと程よい酸味、長い余韻が楽しめる1本です。 日本のピノ・ノワール Kisvin Pinot Noir Rose 最後に、日本のピノ・ノワールのご紹介です。 日本ではピノ・ノワールの栽培が難しく、成功しているワイナリーは多いとは言えません。 その中で、山梨県のキスヴィンワイナリーは、第13回世界最優秀ソムリエ・コンクールの優勝者であるジェラール・バッセ氏が、キスヴィン ピノ・ノワール(2015年ヴィンテージ)を飲んで高く評価したことから、一気に注目を集めることになりました。 残念ながらピノ・ノワールの赤ワインは毎年発売後に即完売状態のため入手が難しいのですが、同じくピノ・ノワールを使用したロゼワインが2017年からリリースされ、比較的購入しやすい状態です。 セニエ法でつくられたこのロゼワインは、 フレッシュな赤い果実の香りで 飲み口は甘い印象ながら、 辛口で厚みがあり飲み終わりはきりっと締まった、飲みごたえのある1本です。 以上、世界中で愛され、「 赤ワインの女王」とも言われるピノ・ノワールについてご説明させていただきました。 品質の高いものは 長期熟成させ、待つ年月を楽しむのもピノ・ノワールの醍醐味です。 栽培される土地の影響を非常に受けやすい品種ですので、ぜひ旧世界・新世界の色々な土地のピノ・ノワールのワインを飲み比べて、お気に入りの産地や生産者を見つけてくださいね。 記事内容は記事作成時点の情報となります。

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クラウドライン オレゴン ピノ・ノワール

ピノ ノワール

ピノ・ノワールの果房 色 黒 別名 ブラウブルグンダー、シュペートブルグンダー、ルランドスケー・モドレー、ピノ・ネロなど 節を参照 主な産地 、、カリフォルニア州ロシアン・リヴァー・ヴァレー、オレゴン州、ロンバルディア州、マーティンボロ、セントラル・オタゴ、ヴァレー州、アール、バーデン、ビクトリア州モーニングトン半島、ヤラ・ヴァレー 主なワイン 、、 土壌 石灰・粘土質 番号 ワインの特徴 特徴 弱めのタンニン 低温気候 キャベツ、濡れ落ち葉の香り 中温気候 イチゴ、ラズベリー、チェリー、キノコ、肉のような香り ピノ・ノワール Pinot noir フランス語: は、おもに用に栽培される ヴィニフェラ種 の一品種である。 この名称はピノ・ノワールのブドウから作られたワインに対しても用いられる。 名称の由来はの pin と黒 noir であるとされ、名称に「マツ」が含まれるのは、このブドウの果房が密着粒で松かさのような形状をしていることを示す。 ピノ・ノワールは世界各地で栽培されているが、ほとんどは冷涼な気候の地域であり、のと結びつけて語られることがもっぱらである。 現在世界各地のピノ・ノワールは赤ワインに用いられているほか、やイタリアの、イングランドなどの白のにも使用されている。 ブルゴーニュ以外にピノ・ノワールの赤ワインで高い評価を受けている地域には、アメリカ合衆国のオレゴン州およびカリフォルニア州、オーストラリアのビクトリア州、 ニュージーランドのマーティンボロやセントラル・オタゴ、ドイツのアールやバーデンなどがある。 ピノ・ノワールは、栽培するにもワインにするにも困難な品種である。 果房が高密度な密着粒となる傾向があるため、かび病などの病害や天候被害を受けやすく、小まめな樹冠管理を必要とする。 果皮が薄くの含有量が少ないことから、ピノ・ノワールは大概の場合が淡くの強くないミディアムボディのワインになり、熟成の段階が一様でなかったり予測が困難であったりすることも多い。 ピノ・ノワールから作られたワインは、年月が浅いうちはチェリーやラズベリー、といった赤い果実のアロマを帯びる傾向にある。 だが年月を経るにつれ、ワインに複雑さを与える要因となる、野菜的なアロマや「農家の庭」のようなアロマを生み出す力をもつ。 ブルゴーニュので栽培されているピノ・ノワールのブドウ ピノ・ノワール栽培の本場はフランスの、とくにである。 また、ピノ・ノワールは、、、、カナダ、、クロアチア北部、チェコ共和国、ジョージア共和国、、、イスラエル、、、コソボ、北マケドニア共和国、、ニュージーランド、、セルビア、スロバキア、スロベニア、、スイス、、アメリカ合衆国、ウルグアイでも栽培されている。 アメリカ合衆国はピノ・ノワールの主要な生産国になりつつあり、最も評価の高いワインには、オレゴン州のウィラメット・ヴァレー AVA、カリフォルニア州ソノマ郡のロシアン・リヴァー・ヴァレー AVAやソノマ・コースト AVAなどのものがある。 知名度は劣るが、メンドシーノ郡のアンダーソン・ヴァレー AVA セントラル・コーストのサンタルシア・ハイランズ AVA、サンタバーバラ郡のサンタ・マリア・ヴァレー AVAやサンタ・リタ・ヒルズ AVAなどもある。 ニュージーランドでは、おもにマーティンボロ、マールボロ、ワイパラ、セントラル・オタゴで栽培されている。 ブドウ [ ] 栄養の欠乏症状を示すピノ・ノワールの葉。 縁がワインレッド色に変色している。 ピノ・ノワールの葉は、やと比べ概して小さい。 通常、これらの品種と比べてピノの樹体は病虫害や天候災害に弱い。 果房は小さめで、のような円錐に近い円筒形をしている。 ブドウ栽培の歴史研究者のなかには、この形状の類似性からピノという名称が生まれたのではと考える者もいる はラテン語でpinus、フランス語でpin。 畑での栽培過程においては、ピノ・ノワールは風や霜、収量制限 質の高いワインを作るには収量を低く抑えなければならない 、土壌のタイプや剪定の仕方に対して敏感である。 発蕾時期が早いことから春の霜害を受けたり結実不良を起こしやすい。 また、穏やかな気候と石灰質・粘土質の土壌を好む。 醸造過程においては、発酵の手法やの種類に対して敏感であるほか、が強く反映されるため、地域ごとに大きく異なったワインが生まれる。 ピノ・ノワールは果皮が薄いため、日光や熱で傷みやすいほか、やそれに類するの病気にかかりやすい。 樹体自体がにかかりやすく、葉巻ウイルスや ()への感染が、ブドウ樹の健康状態に大きな問題を起こしている。 このブドウは栽培が難しいという評価は、こうした面倒さからきており、はピノのことを「ブドウ樹のおてんば娘」 と呼び、 ()は「神はカベルネ・ソーヴィニヨンをつくり、悪魔はピノ・ノワールをつくった」 と明言している。 ピノ・ノワールは、苛酷な条件のブドウ畑に対し、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラー、やのような他の国際的に有名な品種よりもはるかに許容度が低いのである。 ブルゴーニュ産ピノ・ノワールのワイン ワイン [ ] しかしながら、ピノ・ノワールのワインは世界中で最も人気のあるワインのひとつである。 のジョエル・フライシュマンは、ピノ・ノワールのワインを評して「ワインのなかで最もロマンティックであり、きわめて官能的な芳香、とてもゆったりとして魅惑的なエッジ 液体の縁の部分 、そして非常に活き活きとした力強さをもつため、あたかも恋に落ちたかのように、体を流れる血は熱くなり、魂は恥ずかしいくらいに詩的な輝きを放つ」 と述べている。 マスター・ソムリエ MS の ()はピノのことを「グラスの中のセックス」 と呼んでいる。 ピノ・ノワールが生み出すアロマやブーケ、構成や印象は驚くほど幅が広く、テイスティングをする者を混乱させることも珍しくない。 非常に大雑把なまとめ方をすれば、ピノ・ノワールは黒・赤両方 もしくはどちらか のやを思わせるアロマをもち、それよりは弱いがやその他多くの小さな赤・黒のベリーの果実も感じさせる、ライトボディからミディアムボディのワインになる傾向がある。 年月を経るとや、秋の下草のようなブーケをまとうことが多い。 伝統的なブルゴーニュの赤ワインは、その肉料理のようなブーケや「農家の庭」のようなブーケ 後者は時としてなどのによる臭いの特徴と関係があるとされる で有名だが、流行の変化や近代的なワイン醸造技術の発達、栽培しやすい新クローンの登場は、ボディがもっと軽く、より果実味を全面に出した清澄なタイプにとって有利に働いている。 若いうちのはに例えられることが多く、しばしば他品種の赤ワインの色よりもはるかに淡い。 これはまったく自然なことであっての不備によるものではない。 というのも、ピノ・ノワールの果皮が含有する 色素 は他のほとんどの標準的な赤/黒ブドウ品種よりも少ないからである。 カリステフィン、の3- O-グルコシド、オレンジ色のもまたピノ・ノワールの果皮にみられる。 だが、カリフォルニアやニュージーランドから始まり、見かけることが多くなってきたタイプは、色味がより暗く、果実味をもっと前に出した力強いワインで、濃度やエキス 抽出物 、アルコール分においてシラーの赤ワインに あるいはニューワールドのにすら 寄っていく傾向がある。 ピノ・ノワールはの製造にも 通常はや ()とのブレンドで 使用されており、世界のほとんどのワイン生産地域で発泡・非発泡両タイプのワイン用に栽培されている。 通常の辛口赤ワイン用に栽培するピノ・ノワールは、他の多くの品種よりも概して収量や生長量を少なくするのに対し、 シャンパーニュなどの スパークリングワイン用に栽培する場合は、一般的に著しく収量を高くして収穫する。 これに加えて、ピノ・ノワールはまれにのスティルワイン 非発泡 、のようなタイプのワイン、はたまたのような白ワインにも用いられることがある。 歴史・突然変異体・クローン [ ] ピノ・ノワールが野生種のブドウ Vitis sylvestris から1世代か2世代しか離れていない、きわめて歴史の古い品種であることは、ほぼ間違いない。 しかしながら、その起源は明らかになっていない。 コルメラ ()の著作『農事論』 De re rustica のなかには、紀元1世紀のブルゴーニュにおけるピノ・ノワールと似たブドウ品種にかんする記述がある。 とはいえ禍以前の時代には、ブドウは北はベルギーまで自生していたので、ピノは 両性花をつけるようになった 野生種を直接栽培ブドウにしたことを物語っていると考えられる。 ピノの名称が用いられる以前、この品種はモリヨン Morillon 、ノワリアン Noirien 、オーヴェルナ Auvernat などの旧称で呼ばれていた 同時にさまざまな綴りが存在した。 モリヨンの名称が使用された最古の記録は1283年の法律文書だった。 ノワリアンの名称もほぼ同時期に出現している。 オーヴェルナの名称は前二者より少し遅れた1302年の法令に登場する。 現代の綴りであるピノ Pinot の名称が使われた最古の用例は1375年の記録で、ブルゴーニュ公が現ベルギーのに「ルビー色のピノを6キュー1ポワンソン 約2,500リットル 」送ったと記されている。 また、1394年にによって出された告訴棄却の文書には、収穫の際にピノ・ノワールは他品種と混ざらないよう残しておくという命令に従わず、ブドウ畑の所有者に殴打された少年のことが記されている 少年は死亡。 これ以外にも同時代の多くの記録から、中世においてピノ・ノワールがすでに最高品質のブドウ品種だと見なされていたことが窺える。 突然変異体 [ ] ピノ・グリ 中央 とピノ・ブラン 右 は、ピノ・ノワール 左 の果皮色が突然変異したものである。 フェルディナント・レグナーらは 、 ピノ・ノワールはピノ・ムニエ Pinot Meunier、別名シュヴァルツリースリング Schwarzriesling とトラミナー Traminer の交配種であると主張したが、その後この説は退けられている。 むしろ明らかになったのは、ピノ・ムニエが 表皮細胞の 突然変異を起こしたであり、茎頂部や葉が産毛に覆われ、ブドウ樹がやや小ぶりで早熟になったのは変異の結果だということだった。 ピノ・ムニエは 2つの組織層が異なる遺伝情報をもつキメラであるのだが、どちらの組織層も変異を含んでいることから、ピノ・ノワールとは別個の また他の果皮色違いの品種 フォルマ とも別個の 変異種となっている。 ピノ・ムニエそれ自体はピノ・ノワールの親種であることはあり得ず、むしろ逆にピノ・グリを他のピノ 主としてブランもしくはノワール から生み出したようなキメラ変異のほうが、ピノ・ムニエの出現に至る経路であった可能性が高いといえる。 Pinot gris はピノの果皮色変異体であり ゆえにピノ・ノワール もしくはピノ・ブランからの突然変異により生まれうる 、おそらくこれは果粒の色を司る遺伝子、VvMYBA1あるいはVvMYBA2のいずれかにおける体細胞の変異を表わしている。 はさらなる変異体で、ピノ・グリやピノ・ノワールから自然発生することもあれば、ピノ・ブランからピノ・グリやピノ・ノワールが生まれることもある。 したがってこの変異と先祖返りの経路は、双方向的なものである。 ピノ・グリにせよピノ・ブランにせよ、 おおよそのはピノ・ノワールのものと同一であり 、他のピノ種であるピノ・ムール Pinot mour とピノ・タントゥリエ Pinot teinturier もまた、遺伝子的に似通った近親種である。 果皮色に関係なく ほとんどあらゆるピノは、他のどのピノからでも完全な突然変異体として、あるいはキメラとして発生しうる。 ピノ・ノワールがさまざまのピノ種の根源となる本来のフォルマだとする説は、それ自体が誤解を招くうえにきわめて偏った見方でもあって、むしろピノ・ブランのほうが人の手によって最初に選ばれた元来のピノのフォルマだという可能性も存在するのである。 とはいえ、この長い歴史をもつ遺伝的系列が遺伝子の変化を起こしやすいことをふまえると、ピノとは根底に共通の遺伝子組成をもったブドウ同士の近親的な集団 クラスター であると考えるのが、ほぼ間違いなく真実に最も近い。 下位区分的に果皮色ごとに分けられた変種 ブラン、ルージュ、ノワール、グリ、ヴィオレ、タントゥリエ、ムール等々 が発生するのは、この共通の遺伝子組成を軸としたものであり、そこからさらに驚くべき形態変化を起こしたキメラ変異体としてピノ・ムニエが、またピノ・ムニエからさらに変異を起こしたピノ・ムニエ・グリや、産毛がなくなりドイツでザムトロート Samtrot、「赤いヴェルヴェット」の意 と呼ばれている変異体などが存在するのである。 5ヘクタールの栽培面積がある。 しかしながら、ただ単にグージュのブドウ畑にあった元々のピノ・ノワールが自然と突然変異を起こしたにすぎず、これが おそらくはかなり洗練された ピノ・ブランとは別の品種であると考えるには、出版された証拠もなければ明白な理由もない。 イギリスでは、ピノ・ムニエの別名として「ルータム・ピノ Wrotham Pinot 」という名称が認められている。 この名称は、イギリスのの先駆者のひとりである ()が1950年代前半にの ()で発見したブドウ樹から来ている。 このブドウ樹は、かつて長年のあいだグレートブリテン島内の建物の壁や庭園で広く植えられていた「ミラーズ・バーガンディ Miller's Burgundy、「粉屋のブルゴーニュワイン」の意 」だった可能性が非常に高い 実際、カリフォルニア大学デイヴィス校 UCD のデータベースおよびクーン研究所のブドウ国際品種目録では、ルータム・ピノもミラーズ・バーガンディもピノ・ムニエの別名として扱われている。 ヴィクトリア期イギリスにおいてブドウ栽培にかんする定番の文献となった、アーチボルド・バロン Archibald Barron の『ブドウ樹およびブドウ栽培 Vines and Vine Culture 』では、「ミラーズ・バーガンディ」の項目に「によって、のトートワース Tortworth にある大昔のブドウ畑の跡地から発見された」 と記されている グロスターシャーは中世にブドウ園があったことで有名である。 ハイアムズはこのブドウ樹を、オクステッドブドウ栽培研究所 Oxted Viticultural Research Station の前身となる施設を運営していたレイモンド・バリントン・ブロックのもとへ持ち込み、ブロックはそれを当時栽培していた多くの他品種とともにを試験にかけてみた。 ルータム・ピノは、フランスから提供されたピノ・ムニエと比べて糖度が高く、2週間早く成熟するとブロックは述べている。 ブロックは「ルータム・ピノ」の挿木を売り出し、この品種は20世紀後半イングランドで起きたブドウ栽培「リバイバル」初期のブドウ園において、かなりの人気となったが、ブロックによって提供された挿木を先祖とするブドウ樹が、現在のイギリス国内のブドウ畑に多数残っている可能性は低い。 むしろ、現在イギリスに植栽されているピノ・ムニエのほぼ全てがフランスおよびドイツの育苗所から来たものであるにもかかわらず、依然としてルータム・ピノをその別名として使用することが イギリス国内で使用する栽培者はいたとしてもごく少数だが 法的に認められている、というのが実情である。 チリ産ピノ・ノワールのワイン クローン [ ] ピノ・ノワールは著しく突然変異を起こしやすく 活発なをもつと思われる 、また栽培の歴史が長いおかげで、世界各地のブドウ畑や採集コレクションに何百種類というが存在する。 フランスでは50種類以上のクローンが正式に認定されており、これと比べると、ピノ・ノワールよりもはるかに広範な地域で栽培されているでさえ25種類しかない。 フランスの国立ブドウ栽培技術開発機関 ENTAV は、最も優秀なピノのクローンを選定する計画を立ち上げた。 この計画によって、栽培者に提供可能な上質なクローンの数を増やすことに成功している。 ガメイ・ボジョレー Gamay Beaujolais は、UCDにあった縦長に生長するピノ・ノワールのクローン ピノ・ドロワ Pinot droit に対してつけられた誤称である。 たいがいの株はカリフォルニア州に植えられたが、ニュージーランドにも定着した。 ニュージーランドでは、開花時期の環境が涼しいと結実が悪くなる性質が、問題となることがある。 「ガメイ・ボジョレー」はポール・マッソンがカリフォルニアに持ち込んだものだとする説がある。 だが、この品種は1950年以前にハロルド・オルモがUCDのためにフランスで採取したものである。 当初はフランスので栽培されていたと同品種であるという認識から、「ガメイ・ボジョレー」の表記でワインが市場に出回るようになった。 UCDの研究者は1960年代後半になってピノ・ノワールのクローンであることを正式に認めたものの、 ATF およびその前身機関は、市場における誤認識の状態を容認し、問題の解決を先延ばしにしていた。 2007年以降「ガメイ・ボジョレー」のラベル表記は禁止されている。 この縦長の「ピノ・ドロワ」のクローンは、通常は 開花時期に温暖から暑めの環境にあれば きわめて収量が多く、ブルゴーニュでは、より下位にあたるヴィラージュ表記のアペラシオンやアペラシオン無しのブドウ畑において、 収量のきわめて多い ピノ・ドロワをいまだに広く使用していると伝えられている。 ただしアメリカ合衆国をはじめニューワールドでは比較的良好な適応を示し カリフォルニア州ではUCD18、オーストラリアではUCD 20、オレゴン州やニュージーランドではUCD 22のクローン 、スティルワインのブレンド用もしくはスパークリングワイン用に栽培されることが多い。 ピノ・ノワール・プレコス フリューブルグンダー は、早熟タイプになったピノ・ノワールの一 フォルマ である。 ピノ系列種全体でみると、通常の気候条件下での成熟期のばらつきは、 プレコスなどの 一番早い部類のクローンから一番遅い部類のものまで4週間も、ことによると6週間も開きがある。 ウイルスに感染したり収量過剰になったりすると、ピノ・ノワールの成熟時期は著しく遅くなる。 たまに ()がピノ・ノワールのクローン種であると混同されることがあるが、DNA型鑑定によって別々の品種であることが確認されている。 ゲノム解析 [ ] 2007年8月、研究者たちの共同事業 によってピノ・ノワールのゲノム配列が発表された。 これは果菜類のなかでは初めてのことであり、のなかではまだ4例目のことであった。 交雑・交配 [ ] ピノ・ノワールとガメイから作られた、クレマン・ド・ブルゴーニュ 、ブラン・ド・ノワール 黒ブドウを使用した白のスパークリングワイン 中世において、フランス北東部の貴族や教会は、好条件の畑区画で何らかのピノの品種 フォルマ を栽培し、それに対して農民は、ピノよりはるかに収量が多い点を除けば明らかに質の劣る ()を栽培していた。 こうした近接状態から他家受粉が発生したと思われるが、ピノとグエの遺伝子的な遠さが雑種強勢 () をもたらし、この交雑から多種多様なブドウ栽培品種が選択・淘汰されてきたのかもしれない それでもなお、人為的な介入の結果でもあったという可能性は残る。 それらがどのような過程であったにせよ、ピノとグエの交雑から生まれた品種としては、シャルドネ、 ()、 ()、、のほか11種が確認されている。 ピノ・「ノワール」は必ずしも上記の「ピノ」に含まれているとはかぎらない。 というのも、どのピノ系列種でも、これらのグエとの交雑から生まれた品種にとって遺伝子的には親種となることが可能だからである。 1925年にでピノ・ノワールと 現地では「エルミタージュ Hermitage 」という誤称で知られていた の交配が行なわれ、 Pinotage という名の固有種が生まれた。 栽培地域 [ ] アルゼンチン [ ] 緯度が低めで日光の強いのブドウ栽培地域は、繊細なピノ・ノワールの栽培には不利であるが、のでは、やや濃醇で土質系のアロマが強いものの、洗練されたピノ・ノワールのワインが登場している ボデガ・チャクラなど。 このブドウの栽培は21世紀に急増しており、2000年の栽培面積は1047ヘクタール、2008年は1509ヘクタールであった のに対し、2017年の栽培面積は2045ヘクタールで、全ブドウ品種のうち0. 栽培の最も盛んなのはで、がそれに続く。 オーストラリア [ ] ピノ・ノワールはオーストラリアの複数のワイン生産地域で栽培されている。 なかでものキャンベラ・ディストリクト、のヤラ・ヴァレー、ジーロング、ギプスランド南部、サンベリー、マセドン・レンジズ、モーニングトン半島、のアデレード・ヒルズ、のグレートサザン地域、全地域などが有名である。 ニューサウスウェールズ州の国際的にも有名なハンター・ヴァレーは、高温多湿でピノ・ノワール栽培には向かなかった。 20世紀末からより冷涼な高所を開拓する動きが加速した。 首都より北方のキャンベラ・ディストリクトで栽培される多様な品種のうち、ピノ・ノワールは冷涼というより寒冷な 霜害のリスクのある 標高の一番高い畑で栽培されており、極めて繊細なニュアンスをもつワインを生み出すことができる。 ビクトリア州においてピノ・ノワールの栽培が目立つのは、標高の高い北東部 ノースイースト・ビクトリア および中央部 セントラル・ビクトリア の一部と、ポート・フィリップ湾を囲むポート・フィリップ地方、広大なギプスランド地方の南部である。 北東部のキング・ヴァレーや中央部のストラスボーギ・レンジズでは、ピノ・ノワールはスパークリングワイン用に栽培されている。 ポート・フィリップのほとんどの地域 ヤラ・ヴァレー、モーニングトン半島、ジーロング、サンベリー、マセドン・レンジズ では、ピノ・ノワールが赤ワイン用ブドウの主力である。 また、生産構造もブルゴーニュ的で、契約生産ではなく自家栽培の小規模ワイナリーが集まっている。 モーニングトンのピノ・ノワールワインは、酸味と透明感のはっきりとした構成をもち、余分なボディをもたないという特徴がある。 ギプスランドのピノ・ノワールの代表的な生産者としては、ウィリアム・ダウニーやバス・フィリップ・ワインズが挙げられる。 南オーストラリア州はオーストラリア最大のワイン生産州であるが、ピノ・ノワールが主要な黒ブドウ品種となっている地域は、近郊のアデレード・ヒルズくらいである。 そのアデレード・ヒルズでも、ピノ・ノワールは赤ワイン用というよりもむしろシャルドネとともにスパークリングワイン用のブドウとして栽培されている。 グレートサザン地域は西オーストラリア州の最南端に位置するため、他の地域に比べ冷涼で降水量が多く、海岸沿いの小区域であるデンマークとアルバニーは早熟のピノ・ノワールとシャルドネに適しているとされ、栽培が盛んである。 やや内陸側で標高の高い小区域のポロングラップはリースリングが主要品種だが、ピノ・ノワール やシャルドネも人気になりつつある。 高緯度による冷涼さが魅力のタスマニア島では、ピノ・ノワールとシャルドネがスパークリングワイン用に栽培され、大手ワイン会社にベースワインを供給している。 ただし降水量が少なく山地に守られた南東側沿岸地域 イーストコースト、ヒュオン・ヴァレー、ダーウェント・ヴァレー、コール・リヴァーなど は高品質なピノ・ノワールのスティル 非発泡 ワインを生み出している。 オーストリア [ ] では、ピノ・ノワールは通常ブラウブルグンダー Blauburgunder と呼ばれている。 2015年の時点でブラウブルグンダーの栽培面積は616ヘクタール、国内総栽培面積の1. 21世紀に入ってから重要性が高まり、1999年から2009年までの10年間で栽培面積は58. 主な栽培地域はのノイジードラーゼー 東岸 やのテルメンレギオン ウィーンの南側の丘陵地 などである。 カナダ [ ] ピノ・ノワールは、、、などで栽培されている。 カナダのワイン用ブドウ畑の総面積のうち、半分以上をオンタリオ州が占め、そのほとんどは国内最大のワイン生産地域であるナイアガラ半島に集中している。 同地域は気候的にブルゴーニュに似通っていることから、シャルドネやピノ・ノワールの栽培も盛んで、個人生産者の手により国際的な注目を受けるほどの秀逸なワインが生まれている。 北岸に位置し、最も新しい特定栽培地域 DVA であるプリンス・エドワード郡は、冬期の冷え込みからブドウ樹を守る必要があるものの、浅い石灰質土壌はピノ・ノワール栽培に最適であり、カナダのワイン生産地域で最も発展が著しい。 ブリティッシュコロンビア州にある5つのワイン生産地域のうち、海に近い3つ フレーザー・ヴァレー、バンクーバー・アイランド、ガルフ・アイランド は規模こそ小さいが、冷涼な海洋性の気候のため、早熟なピノ・ノワールが赤ワイン用ブドウ品種の主流になっている。 同州最大規模のワイン生産地域であるオカナガン・ヴァレーは、内陸性の気候で、南側の地区 および付近にあるシミルカミーン・ヴァレー ではメルローやカベルネ・ソーヴィニョンなどボルドーの赤ワイン用ブドウの栽培が盛んであるが、岸からスカハ湖にかけての地区では、おもにピノ・ノワールが赤ワイン用ブドウ品種として栽培されている。 土壌品質には恵まれているものの冬の厳しい寒さと生育期間の短さのため、ノヴァスコシアでのブドウ栽培は アメリカブドウ と ヨーロッパブドウ の交配種が中心であるが、最も気候の温暖なアナポリス・ヴァレー ブロミドン・エステート・ワイナリーなど やガスパロー・ヴァレー ベンジャミン・ブリッジなど では、シャルドネやピノ・ノワールといったヴィニフェラ種も栽培されている。 ただしここでのピノ・ノワール栽培は、 イングランドの場合と同じく スパークリングワインの材料となることを意図したものである。 ケベック州の気候は寒冷であるため、ワイン生産の規模は小さく、栽培されるブドウも冬に強い交配種が中心であるが、一部の生産者 ドメーヌ・レ・ブロームやヴィニョーブル・カローヌなど はピノ・ノワールの栽培に挑戦し、ある程度成功している。 チリのレイダ・ヴァレー産ピノ・ノワール のワイン チリ [ ] 国内でピノ・ノワール栽培がおもに行なわれているのは、国際的に知名度の高いセントラル・ヴァレーではなく、その北のワイン地区、アコンカグアにおいてである。 特に海側に位置するカサブランカ・ヴァレー、サンアントニオ・ヴァレー、レイダ・ヴァレーの下位区分地区は、さまざまなボデガや大手ワイン会社にピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランを供給している。 また、さらに北のリマリでも海岸寄りの畑でピノ・ノワールが栽培され、品質を上げてきている。 イギリスのライトボディの赤ワインおよびロゼワインは、おもにピノ・ノワールとピノ・ムニエから作られている。 ピノ・ノワールはイギリスで最初期に栽培されたブドウ品種のひとつで、オクステッドブドウ栽培研究所のレイモンド・ブロックが栽培を試みたものの、ヨーロッパ大陸での栽培例よりも成熟がかなり遅く、満足のいく成果は得られなかったと1961年に報告している。 ただし、この失敗の要因としては、畑の標高が高く冷涼すぎたことと、 スパークリングではなく 赤ワイン生産を意図していたことが挙げられる。 当時のイングランドは多くの生産者が考えるほどピノ・ノワール栽培に適した環境ではなかったが、その後の50年間でクローンおよび農薬の改良、スパークリングワイン生産への転換、気候変動の影響を受け、以前よりもピノ・ノワールを栽培しやすい条件が揃ってきている。 それでもより温暖な地域のような「本格的な」赤ワインの生産にはほど遠く、素朴な赤い果実のブーケとオーク樽のニュアンス、爽やかな果実味をもった色味の薄い「チャーミングな」赤ワインになりがちである。 イギリスでのピノ・ノワール栽培が本格化した当初、成熟の早いクローンを求めた栽培家はフリューブルグンダー ピノ・ノワール・プレコス を入手したのだが、彼らはそれを通常のピノ・ノワールのクローンだと誤認した。 フリューブルグンダーを使用したワインに「アーリー・ピノ・ノワール Early Pinot Noir 」のラベル表記が用いられるようになると、食品基準局ワイン部門からの指摘によりこの表記は禁止され、「ピノ・ノワール・プレコス」の表記が認められた。 また、栽培家は誤認の事実を認めたうえでフリューブルグンダーの畑として再登録することを余儀なくされた。 フランス [ ] 詳細は「」を参照 ピノ・ノワールはフランスのAOC ブルゴーニュを有名にし、またブルゴーニュによって有名になった。 ジョン・ウィンスロップ・ヘイガーやなどのワイン史家は、ピノとブルゴーニュを結びつけたのは、明らかにとなったによる戦略だったと考えている。 ロジェ・ディオンは、ピノ・ノワールの普及においての果たした役割を扱ったみずからの論文のなかで、のワインが「世界一優れている」とする評判はヴァロア=ブルゴーニュ家によるプロパガンダの勝利だったと主張した。 いずれにせよ、全世界のピノ・ノワール種の大元となったのはブルゴーニュで栽培されていたものであり、ピノ種は遅くとも紀元4世紀にはブルゴーニュに存在していたことが証明されている。 ブルゴーニュのピノ・ノワールが生み出すワインは、小規模なブドウ畑それぞれのテロワールの違いを反映する極限の媒体となっている。 一般的には、ピノ・ノワールのワインは若いうちはチェリーやラズベリーのほかさまざまな果実の風味を帯びるが、ブルゴーニュの場合には秋の森を思わせる や湿った土など 果実以外の風味のほうが明白に強くなることがある。 良い収穫年のものにかぎっては長期の熟成に向いており、基底に甘味を保ちながらもやなどのキノコのニュアンスをさらに増していく。 ワインの銘柄の多くは少量生産である。 2012年時点でブルゴーニュにおけるピノ・ノワールの栽培面積は10,691ヘクタールであり、そのうちやを含むが6,579ヘクタール、コート・シャロネーズ地区やを含むが3,200ヘクタールを占め 、ブルゴーニュで最も優れたワインのほとんどはこの一帯で生産されている。 シャンパーニュ [ ] 詳細は「」を参照 シャンパーニュでは、ピノ・ノワールはシャルドネおよびピノ・ムニエとともにブレンドされる。 ピノ・ノワール単体で作られるものもあり、その場合はブラン・ド・ノワール blanc de noirs と表記される ピノ・ムニエの場合も同様。 シャンパーニュのアペラシオンは、フランス国内の他のどの地域よりもピノ・ノワールの栽培面積が広い 2010年の統計では12,900ヘクタール。 南郊のモンターニュ・ド・ランスと呼ばれる標高300メートル未満の「山」の斜面には、グラン・クリュおよびプルミエ・クリュのブドウ畑が並んでおり、ピノ・ノワールが主要な品種となっている 北側斜面のヴェルズネーおよびヴェルジー、南側斜面のブージーおよびアイなど。 また、東西に走る北岸の南側斜面ヴァレ・ド・ラ・マルヌでも、ピノ・ノワールは主要な品種である。 ブージーの村では少量ながら赤ワインも生産されており、ロゼタイプのシャンパーニュに用いるベースワインとしての重要性が認識されつつある。 ライトボディの赤のスティル 非発泡 ワインは、AOC シャンプノワーズの名で売られている。 ピノ・ノワールはAOC アルザス・グラン・クリュの指定品種に含まれていないが、グラン・クリュに認められた生産者にもピノ・ノワールのワインで有名なものがある たとえばヴァンゲン付近のシュタインクロッツ。 ワインのタイプは、酸味が強く色が濃い伝統的なロゼから、収量を落としたブドウを使い樽で熟成させた濃紅色のものまで幅広い。 気候変動の影響で夏の気温が上昇し、色味も風味も以前より深くなっている。 伝統的なタイプの典型例は、バ=ラン県のルージュ・ドットロット Rouge d'Ottrott やルージュ・ド・バール Rouge de Barr である。 ジュラ県においては、黒ブドウの主要品種は土着品種の ()だが、ピノ・ノワールも中世の時代から栽培されている。 赤ワインのブレンドやの発泡タイプのクレマン 白・ロゼ のブレンドに用いられる。 の西にあるアルレやの南側は、優れたピノ・ノワールを生み出す傾向にある。 ただし十分な果実味をもたせるためには、好天候の年と非常に高水準の醸造技術が要求される。 ドイツ [ ] バーデンのワイン生産地域で作られた、ドイツ産のブラン・ド・ノワール。 黒ブドウのピノ・ノワール種でできており、収穫してすぐに圧搾し、白ワインにしたもの。 長年ドイツのピノ・ノワールから作られるワインは色味が淡く、の赤ワインのようなロゼっぽいものが多かった。 これは収量過剰や真菌感染がおもな要因となっていた。 しかし近年においては、北方の気候にもかかわらず、バーデンやプファルツ、アールといった地域において従来よりも色味が濃く厚みのある赤ワインが生産されるようになってきており、小樽で熟成させたものも多い。 こうしたワインは輸出されることはほとんどなく、ドイツ国内でも高価な場合が多い。 ドイツのピノ・ノワールのワインは「レニッシュ Rhenish 」の名で、名高いワインとしての戯曲 『ハムレット』および『ヴェニスの商人』 において数回言及されている。 ドイツではかなり北に位置するアールでは、昔からシュペートブルグンダーが栽培されていたが、1980年代までは安価で薄い、甘口の赤ワインが多かった。 1980年代に辛口の上質なワイン生産に転換を試みる生産者が現れ、ブルゴーニュのクローンの導入や収量の抑制、樽での熟成などが行なわれるようになった。 なかでもシュペートブルグンダーの品質は急上昇している。 シュペートブルグンダーと他のピノ種 ヴァイスブルグンダーとグラウブルグンダー は、木樽で熟成させたものに重点が置かれている。 バーデンとヴュルテンベルクはアールに次いで赤ワイン用ブドウ品種の栽培が盛んで、なかでもバーデンでは高級赤ワイン用にシュペートブルグンダーが栽培されている。 協同組合方式の生産構造も健在だが、ブルゴーニュのスタイルを導入したワイン生産が近年注目を集めている。 シュペートブルグンダーのワイン生産が最も盛んなのはの北西にあるカイザーシュトゥール地区とトゥーニベルク地区で、その東側にあるブライスガウ地区は最高品質のシュペートブルグンダーを栽培している。 歴史の古さではの南に位置するオルテナウ地区が有名である。 イタリア [ ] イタリアではピノ・ノワールはピノ・ネロ Pinot nero の名で知られており、伝統的に北部の、、、 やオルトレポ・パヴェーゼ 、、で栽培されてきた。 やでも栽培例がみられる。 2010年の統計調査では、ピノ・ネロの国内総栽培面積は5046ヘクタールだった。 そのうち大部分はに集中しており、を含むは388ヘクタール、トレンティーノ=アルト・アディジェ州は595ヘクタールであった。 トレンティーノ=アルト・アディジェ州のD. 南チロル では、1838年に「チロル・フォアアールベルク農業協会ボーツェン支部」のワイン購入リストに初めてこの品種が「ブルゴーニュ・ノワール」の名で登場し、その後オーストリアと同様に「ブラウブルグンダー」と呼ばれるようになった。 チュルチェンターラー - ボーツェン - ブルグンダー1890年と1891年」などの記述。 のアロイス・ラゲーデル Alois Lageder は、イタリア国内でもっとも繊細で洗練されたピノ・ネロの造り手と評されている。 これら以外に、下位区分地区のヴァッレ・イザルコ Valle Isarco ではクラウスナー・ライタハー Klausner Laitacher という赤ワインが生産されており、ラグレイン、ピノ・ネロ、 ポルトゲーゼ 、スキアーヴァをブレンドに使用する 比率の指定なし。 トレント DOC - トレンティーノ DOCと同一地域だが、こちらはスパークリングワインのみ。 スプマンテ各種 白、ロゼ、ミッレジマート、リゼルヴァ にピノ・ネロが使用されることがある 使用比率は自由。 ロンバルディア州のD. およびD. フランチャコルタ DOCG - シャンパーニュ方式のスパークリングワイン。 通常のDOCGワインとミッレジマート 単一収穫年を表記したもの 、リゼルヴァの3等級があり、最低熟成期間はそれぞれ白の場合は18か月、30か月、60か月、ロゼの場合は24か月、30か月、60か月である。 オルトレポー・パヴェーゼ・メトド・クラッシコ DOCG - シャンパーニュ方式の瓶内二次発酵 メトド・クラッシコ を行なうスパークリングワイン。 オルトレポー・パヴェーゼ DOC - 非常に種類の多いD. ピノ・ネロ・デッロルトレポ・パヴェーゼ DOC - 2010年に独立したD. となった。 ガルダ DOC - ヴェネト州にもまたがるD. 認定地域。 ヴァッレ・ダオスタ州のD. 認定地域。 同じ品種の使用率で白ワイン仕立てのヴィニフィカート・イン・ビアンコもある。 ピエモンテ州のD. およびD. アルタ・ランガ DOCG - 白およびロゼのスプマンテ 熟成30か月以上 があり、それぞれリゼルヴァ 熟成36か月以上 もある。 コッリ・トルトネージ DOC - ピノ・ネロはロッソ 発泡・非発泡 とロザートタイプのキャレット 発泡・非発泡 に使用されることがある 使用比率は自由。 ヴェネト州のD. スペリオールおよびリゼルヴァ 熟成期間24か月以上、うち木樽で3か月 も存在する。 リゾン・プラマッジョーレ DOC - スプマンテにピノ・ネロが含まれることがある 使用比率は自由。 - ヴェネト・フリウリ両州にまたがる広大なD. 認定地域。 ヴィニェーティ・デッラ・セレニッシマ DOC - スプマンテ各種 白、ロゼ、ミッレジマート、リゼルヴァ にピノ・ネロが使われることがある 使用比率は自由。 フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のD. リゼルヴァ 熟成期間30か月以上、うち木樽で6か月以上 も存在する。 リゼルヴァ 熟成期間24か月以上 も存在する。 エミリア=ロマーニャ州のD. リゼルヴァ 熟成期間2年以上、うち瓶内で6か月 も存在する。 スプマンテにはシャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネロのなかから自由な比率で使用することができ、シャンパーニュ方式の瓶内二次発酵 18か月以上 を行なう。 トスカーナ州のD. ポミーノ DOC - さまざまなタイプのワインにピノ・ネロが使用されている。 リゼルヴァの熟成期間は24か月以上 うち木樽で12か月、瓶内で3か月 である。 リゼルヴァの熟成期間はシュール・リーで36か月以上である。 オッキオ・ディ・ペルニーチェの熟成期間は木樽で約3年以上である。 通常の赤ワインおよびセパージュワインのリゼルヴァの熟成期間は24か月以上 うち木樽で7か月、瓶内で3か月 である。 マルケ州のD. コッリ・ペザレージ DOC - 通常タイプおよび下位区分地区も含め、多くの白ワインにピノ・ネロが使用されている。 フォカーラの通常の赤ワインにもピノ・ネロが用いられることがある。 ウンブリア州のD. リゼルヴァ 熟成期間2年以上、うち木樽で12か月以上、瓶内で3か月以上 も存在する。 両者ともリゼルヴァ 熟成期間22か月以上 がある。 アブルッツォ州のD. ロゼのスプマンテの場合、モンテ・プルチャーノ、ピノ・ネロのなかから60%以上使用する。 シャンパーニュ方式のメトド・クラッシコや収穫年表記のミッレジマートも存在する。 モリーゼ州のD. シチリア州のD. リゼルヴァ 熟成期間2年以上 も存在する。 通常の白のスプマンテにも含まれることがある。 モルドバ [ ] モルドバではピノ・フラン Pino Fran 、ピノ・チェレン Pino Ceren 、チェルナ Cerna など、さまざまなピノ・ノワールの別名が存在する。 2013年の調査によると、モルドバにおけるピノ・ノワールの栽培面積は2010年時点で6521ヘクタールにのぼり、フランス、アメリカ合衆国、ドイツに次いで4位であった。 また、国内で栽培される黒ブドウ品種のなかでは、ピノ・ノワールはイザベラ オデッサ 、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンに次いで4位であった。 ニュージーランド [ ] ピノ・ノワールはニュージーランドでは最も栽培が盛んな赤ワイン用ブドウ品種であり、全体でもソーヴィニョン・ブランに次いで2位につけている。 2014年には、ピノ・ノワールの栽培面積は5569ヘクタール、ブドウの生産量は36500トンであった。 ピノ・ノワールは19世紀後半にとワイララパで栽培されたことがあり、1906年に政府のブドウ栽培学者 ()がピノ・ノワールの「実の付き方はよく、良いワインを生み出す」と記している。 しかしながら、国際的な注目を得るほどの高品質のワインが生産されたのは ニュージーランド全体のブドウ栽培技術が変革を迎える 1980年代に入ってからであった。 マーティンボロは北島にあるが、同島の他のワイン生産地域と比べて気温がかなり低く、秋の雨量は最も少ないため、ブルゴーニュ風のピノ・ノワール栽培に適している。 作られるワインもブルゴーニュと同様、風味の強いものから土っぽい風味の辛口まで幅広い。 また、ニュージーランドではブドウ栽培農家とワイン生産者が別々であることが多いのだが、マーティンボロではワイン生産の構造もブルゴーニュと同じく、ブドウ栽培者がワイン醸造も行なっている。 セントラル・オタゴはニュージーランドでは最南端のワイン生産地域であり、夏と初秋の乾燥した天候と夏の強い日差しが特徴である。 そのためブドウの完熟度が高く、アルコール度数も比較的高くなる。 栽培されている主要品種のピノ・ノワールは樹齢の低いものが中心で、契約先のワイナリーで醸造される。 南部のアレクサンドラとギブストンは同地域でも比較的冷涼で生育期間が長いため、他のどこよりも複雑な風味のワインを作ることができる。 中心部クロムウェル付近のバノックバーンは最もブドウ栽培が盛んな地区である。 に面する最北のワナカ地区は1980年代に最初に開発された地区で、湖の存在により霜害に遭いにくい。 ルーマニア [ ] 黒ブドウの国際品種のなかで、において最も栽培されているのはメルロー 2013年時点で11636ヘクタール であり、ピノ・ノワールの栽培面積は2位のカベルネ・ソーヴィニョン 5308ヘクタール よりはるかに少ない1796ヘクタールにすぎないが、21世紀に入り輸出向けの代表的品種として大幅に伸びている。 栽培の歴史自体は1900年ごろに遡るが、ムルファトラーがフィロキセラの被害に遭った後、1980年代にフランス人顧問によりシャンパーニュからスパークリングワイン用のクローンが導入されたのを機に、ルーマニア産 とくにのディアル・マーレ産 ピノ・ノワールのワインは輸出向けの主要品種になった。 1990年代に輸出市場の不振と国内市場の需要の少なさ 消費者はより色味の濃い赤ワインを好んだ から一度衰退したが、21世紀に入り赤ワイン用のクローン 114、115、667、777などのいわゆるディジョン・クローン が植栽され、品質が向上するようになってから輸出が再び好調になり、また国内市場でもピノ・ノワールのロゼワインやスパークリングワインへの需要が高まった。 その結果、2017年には栽培面積が2024ヘクタールにまで達している。 8つあるワイン生産地域のなかでピノ・ノワールの栽培が盛んなのは、国内最大の生産地ではなく、赤ワイン生産の盛んな南部の およびムンテニア 、の影響の残る西部のと北西部のクリシャナおよびマラムレシュである。 でも少量ながら栽培が始まっている。 ピノ・ノワールの生産者としては、ムンテニアのセルヴェ S. スロベニア [ ] スロベニアでは、ピノ・ノワールは、特にゴリシュカ・ブルダで生産されている。 もっとも内陸のポドラウイエ およびのワイン生産地域 では、1823年にの命令によりシャルドネやピノ・グリなどの高貴品種が導入され、そのなかにピノ・ノワールも含まれていた。 現地では通常モドリ・ピノ Modri Pinot またはモドリ・ブルグンデツ Modri Burgundec と呼ばれている。 1920年代にステレンボッシュ大学教授アブラハム・イツァーク・ペロルドがスイスのクローン BK5 を輸入し、1927年にムラティエの畑で栽培が開始されたが、KWV 南アフリカブドウ栽培者協同組合連合 による厳しい栽培・ワイン生産統制によりピノ・ノワール栽培はなかなか進展しなかった。 ケープ・サウス・コースト地方西部の、現在ウォーカー・ベイにあたる地域では、1970年代後半からピノ・ノワールなどのフランス的な品種が栽培されるようになった。 特にエメル=エン=アルド・ヴァレーの気候は冷涼で、粘土質土壌の場所も多いことから、ブルゴーニュ系ブドウの乾地農法が可能であった。 当初導入されたクローン BK5 はスパークリングワイン用のものだったが、1990年代に高品質なスティルワイン用のディジョン・クローン 113、115など の使用も可能になった。 現在エメル=エン=アルド・ヴァレーのピノ・ノワールの植栽率はケープでもっとも高い。 ウォーカー・ベイの北西にあるエルギン地域では、21世紀に入ってから従来盛んであったリンゴ栽培からブドウ栽培への転換が進み、標高200-400メートルの畑では良質なピノ・ノワールのワインも生産されている。 スペイン [ ] 繊細で早熟なピノ・ノワールにとってスペインのほとんどの地域は気温が高すぎる ため、このブドウ品種を見かけることはあまりないものの、ではピノ・ノワールのワインがコステルス・デル・セグレ Costers del Segre の原産地呼称 で少量生産されている。 DO Montsant にもピノ・ノワールのワインを生産する小規模ワイナリー セラー・カプサネス社など が存在するが、同DOの規定ではピノ・ノワールは指定品種ではないため、より広域にまたがるDO カタルーニャ DO Catalunya のワインという扱いで販売されている。 スイス [ ] ピノ・ノワールはスイスにおいて人気のブドウ品種であり、国全体で栽培されている。 ドイツ語圏の地域では、ブラウブルグンダー Blauburgunder の別名で呼ばれている。 クレヴネル KlevnerあるいはClevner は、フランスではもっぱらピノ・ブランを指すが、スイスではピノ系品種を指すことが多く、とくにではピノ・ノワールを指す。 ピノ・ノワールのワイン生産が盛んな地域は、西部の、北東部の、チューリヒ州、、、、東部のビュンドナー・ヘアシャフト である。 北側の南向き傾斜地ではピノ・ノワールが栽培され、ウイユ・ド・ペルドゥリ Oeil de Perdrix と呼ばれる有名なロゼも作られている。 特に上質なピノ・ノワールのワインは、シャフィス、リゲルツ、トゥワンの小区画で生まれている。 また、ではピノ・ノワールはガメイとに次いで第3位の栽培面積をもつ。 アメリカ合衆国 [ ] カリフォルニア州ロシアン・リヴァー・ヴァレー産ピノ・ノワールの赤ワイン 生産量でいえば、アメリカで最もピノ・ノワール を栽培しているのはであり、2番目にオレゴン州がくる。 他の栽培地域には、、、などがある。 カリフォルニア州 [ ] カリフォルニア州においては、ピノ・ノワールはシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニョン、、メルローに次いで5番目に栽培面積の多い品種である 2013年の時点で41000エーカー 約16600ヘクタール。 同州における近年のピノ・ノワール栽培およびワイン生産の特徴は、海風によって発生する霧の影響と樽熟成の短期化である。 それまで成功していなかったピノ・ノワール栽培に適した土地を求めて、1970年代から海岸寄りの土地開発が模索され始め、1980年代にはロシアン・リヴァー・ヴァレー、カーネロス、サンタバーバラ郡の3つの地域が成立した。 フレンチオーク樽での熟成期間は1980年代前半までは2年以上のものが多かったが、1年以下にするワイナリーが増えている。 期間を短くすることによって複雑なブーケと豊かな口当たりが実現した。 カリフォルニア州においてピノ・ノワール栽培で有名な地域は、主に以下の通りである。 ブドウ栽培地域としては州内最北の部類に入るにおいて、ピノ・ノワールは主要品種ではないが、そのなかのアンダーソン・ヴァレー AVAは完熟期に非常に涼しい気候となるため、スパークリングワインも含めて注目に値するピノ・ノワールのワインが生まれている ダックホーンのゴールデンアイなど。 北部のロシアン・リヴァー・ヴァレー AVAは、骨格の整ったシャルドネ以上にピノ・ノワールのワインによって脚光を浴びるようになった。 標高の低い地区ほど霧がかかって冷涼になるため、ピノ・ノワールは酸味を残しながらじっくりと成熟させることができる。 ソノマ郡南部、サンパブロ湾北部の丘陵地帯に位置するロス・カーネロス AVAでは、やせた土壌と湾からの強い風による涼しさを生かして、1940年代後半にピノ・ノワールとシャルドネが栽培され始めた。 両品種ともスパークリングワインとなることを意図して栽培されており、ベースワインはナパ・ヴァレーなどのより温暖な北部のワイナリーに運ばれる。 現在、カーネロスのピノ・ノワールは従来のクローンからブルゴーニュから輸入されたクローンへの転換が進んでおり、本格的な赤ワイン生産へ移行しつつある。 カーネロスのピノ・ノワール の赤ワインは、ロシアン・リヴァーのものよりもハーブやチェリーの風味が強い。 では、モロー湾から入ってくる海気によりかなり冷涼なエドナ・ヴァレー AVAとアロヨ・グランデ・ヴァレー AVAが、上質なピノ・ノワールを産出している タリー・ヴィンヤーズやレティシアなど。 カリフォルニア州南部のにあるサンタ・マリア・ヴァレー AVAは、海まで続く平坦な土地のため海からの冷気や霧が流れ込み、冷涼な気候となる。 ピノ・ノワールのワインで有名な生産者としては、ランチョ・シスキュー、オー・ボン・クリマ、クペなどがある。 その南の丘陵地帯にあるサンタ・リタ・ヒルズ AVAはさらに冷涼である。 ピノ・ノワールの栽培条件を想定して画定された境界線の内部では、砂・シルト・粘土が混ざった土壌にシャルドネをにしたピノ・ノワールが栽培されている。 オレゴン州 [ ] オレゴン州の栽培地域は、ピノ・ノワールのワインを生産していることで知られている。 オレゴン州ウィラメット・ヴァレー産ピノ・ノワールのワイン オレゴン州アンプクア・ヴァレーのヒルクレスト・ヴィンヤード HillCrest Vineyard のオーナーであるリチャード・ソマー Richard Sommer が、オレゴン州におけるピノ・ノワール栽培の開始者である。 ソマーはを卒業後、オレゴン州の海側の山あいにある平野にピノ・ノワールを植えようと考えて北へ移り住んだ。 1959年、彼はオレゴン州にを持ち込み、1961年にはローズバーグのヒルクレスト・ヴィンヤードで初の商業目的栽培を行なった。 この功績により、ソマーはオレゴン州議会下院から表彰されている。 2011年にオレゴン州は、前述の功績に加えて1967年に初の商業ベースでのボトル生産を成し遂げた功績で、彼を表彰した。 2012年の夏にオレゴン州は、翌年の夏にはワイナリーに銘板を設置することを発表した。 1970年代になると他の栽培者も追随し始めた。 1979年にデイヴィッド・レット David Lett はパリで行なわれた品評会、 ()に参加し、ピノ・ノワール部門で3位に入った。 いわゆる「」の再戦としてフランスワイン界の重鎮、ロベール・ドルーアン Robert Drouhin が1980年に企画した試飲会においては、 レットのワイナリー は順位を上げて2位に入った。 こうした品評会によってオレゴン州は世界級のピノ・ノワール生産地域としての地位を確立したのである その後ドルーアンは1987年にウィラメット・ヴァレーの土地を購入し、1989年に最新設備をもつを設立した。 オレゴン州の中心的なワイン生産地域であるは、カリフォルニア州よりも冷涼で雲が多く、ワシントン州の生産地域よりも雨量が多いうえ、降水の多くはブドウの生育期間と収穫期を外れているため、栽培条件の厳しいピノ・ノワールの栽培に適しているとされる ただし1990年代半ば以降、年ごとの気象は安定していない。 1990年にフィロキセラが発見されると栽培者は台木を使った接ぎ木に転換し、生長量の抑制ができるようになったほか、ディジョン・クローンと呼ばれる収量が少なく早熟タイプのクローンを導入してから、ピノ・ノワールの赤ワインの品質と性格は大きく変わった。 ただしピノ・ノワールの生産に力を入れる小規模なワイナリーは各地に点在し、海外から高い評価を受けているものもある 北海道のなど。 近年における人気 [ ] 2004年から2005年初めにかけて、映画の影響によりアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アジア諸国の消費者のあいだでピノ・ノワールの人気は急上昇し、種ワインの売り上げを落ち込ませた。 映画内では、主人公が終始ピノ・ノワールについて好意的に語る一方、メルローをこき下ろしていた。 同様の傾向がイギリスのワイン小売業界でも生じた。 ()による2009年の調査では、『サイドウェイ』はメルローの販売量の伸びを鈍化させ、価格の下落を招いたが、この映画がワイン業界に与えた主要な影響は、ピノ・ノワールの販売量および価格の上昇と全体的なワイン消費量の増加にあることが判明した。 アメリカのコンサルティング会社ヴィンヤード・フィナンシャル・アソシエーツが2014年に行なった推計によると、『サイドウェイ』公開後の10年間でメルローの栽培農家には4億米ドル以上の損失が出たという。 別名 [ ] ピノ・ノワールには、ヨーロッパを中心として多くの呼び名があり、他のピノ系品種との重複もみられる。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 脚注 [ ]• Centre Nationale de Ressounces Textuelles et Lexicales in French. 2013年11月3日閲覧。 6—9, Second Revised Edition 2012 , London,• 563. 811. ジャンシス・ロビンソン『ジャンシス・ロビンソンの世界一ブリリアントなワイン講座』上巻、塚原正章訳、集英社、1999年、323頁。 He, F. ; He, J. ; Pan, Q. ; Duan, C. 2010. 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