飲食店 飲み放題。 3000円で「1カ月」飲み放題の居酒屋、店側が儲けられるカラクリ

飲み放題メニューで損をしないコツとは?

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生ビール、サワー、カクテル…定番ドリンクの原価を知ろう 飲み放題メニューは様々な趣向のお客様が利用するため、生ビール等の定番ドリンクをおさえることがとても大切です。 そこでまずは、定番メニューの原価をそれぞれ覚えておきましょう。 仕入れ先や品質によっても異なりますが、概ね下記の範囲内でおさまると思います。 生ビール:150円~200円• ハイボール、サワー:30円~50円• カクテル:200円程度• ソフトドリンク:5円~10円• コーヒー:10円~15円 このように、アルコールとソフトドリンクでは原価が大きく異なります。 まずアルコールに関しては乾杯の定番生ビールが意外と高く、利益率がそう高くないことが分かると思います。 フルーツやリキュールなどを使用するカクテルも同様に原価が高く、反対にハイボールやサワーが安く済みますね。 実は居酒屋はアルコールそのものではなく、お酒のすすむ料理やおつまみで利益を稼ぐのが基本。 最近はハイボールを売りにしている居酒屋も増えてきていますが、原価率が低く定番のからあげやポテトとの相性が良いことも理由の1つとされています。 反対にソフトドリンクは原価が低く、お客様からするとドリンクバーで元を取るのはなかなか大変と言われています。 飲み放題の注文杯数を知ろう 飲み放題サービスで利益を出すには、それぞれのドリンクの注文杯数を把握することも肝心です。 どのドリンクがどの程度出ているのか分かれば、その平均から的確な値段設定を行うことができます。 その時、お客様1人あたりがどの程度注文されているかも重要になりますので、日頃から細かく記録しておくと安心です。 注文杯数にはある程度の傾向はありますが、お店の立地や雰囲気によっても異なります。 たとえばビジネス街にあるお店ではビール、オシャレでデートに使われることが多いようなお店ではカクテルの注文数が増えます。 そのため飲み放題メニューをつくろうと思ったら、まずは現在に至るまでの注文を分析するところからはじめてみましょう。 また、既に飲み放題メニューを用意しているけれどいまいち注文数が伸びない、売り上げが良くないといったお悩みにもこの方法が有効です。 多種多様なドリンクが注文される中ですべてを把握するのは難しいとは思いますが、大体で良いので傾向を把握しておくと対策も立てやすくなります。 客層やターゲットにあった飲み放題メニューにしぼろう 飲み放題メニューといってもその内容は様々。 お客様の層やニーズに合わせたプランを考案してこそ、たくさん注文していただくことができます。 たとえば大学生や社会人のグループが多く利用するお店では、乾杯の定番であるビールやハイボールが格安で飲めると喜ばれます。 あるいはカップルが多く利用するお店では、女性も飲みやすいカクテルや果実酒が喜ばれるでしょう。 飲み放題メニューは確かに人気メニューですが、よく考えてからメニューを組まないと店側に損失を生んでしまうこともあり得ます。 メニューの内容や価格設定は慎重に行うことが重要です。 たとえば原価率の高いビールの注文が大多数を占める場合は、価格設定が低すぎると店側に利益が生じづらくなります。 とはいえ逆に高すぎると注文数そのものが減ってしまいますので、人気のお店や近隣の店舗の価格設定を知っておくことも重要です。 そのエリアを頻繁に利用するお客様には、どうしても近隣の店舗と比べられてしまいます。 また、食事メニューやお店の雰囲気はその店独自のものですが、飲み放題メニューに関しては内容に差がつけづらく、お客様からしても「何が飲み放題か」よりも「いくらで飲み放題か」に重きを置き、お得であればあるほど嬉しいと考える傾向にあります。 このように、適切な範囲で飲み放題メニューを提供するには、• 普段から自分のお店の客層や注文数を把握しておくこと• ライバル店のメニューや価格を研究しておくこと この2点が要になります。 お店に訪れる客層を分析し、ニーズにあった飲み放題メニューを用意しておきましょう。 そうすることで、仕入れやロスで生じる無駄を省くこともできます。 通常のドリンクメニューは客層にあわせて用意しているのではないでしょうか。 それであれば、飲み放題にも同じものを使うことで効率的に仕入れができ、廃棄も減らすことができます。

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[mixi]飲み放題の飲み残し削減の秘訣教えて下さい

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Contents• ドリンクバー ファミリーレストランやカラオケなどに多く設置されているドリンクバー。 ボタンを押せばコーラやカルピス、オレンジジュースが永遠に出続ける機械と初めて触れ合った小学1生の時、「この奇跡のマシーンを三種の神器に早急に加えるべき」と笑みが止まらなかったことを今でも覚えています。 嘘です。 小学1年生で三種の神器という単語を知っているほど知的好奇心旺盛な子供ではありませんでした。 しかし、バラエティーに富んだ飲み物の種類と多くのお店では制限時間もなく好きなだけ好きなものが飲めるドリンクバーがそれこそ小学生でも払える金額で提供されているのには裏がありそうです。 まずはドリンクバーのからくりを検証してみましょう。 提供価格 ドリンクバーは業種業態問わず様々なお店に設置されているので提供価格の平均値を取るのが少し難しそうです。 2016年の時点で提供されている代表的なファミリーレストランのドリンクバー価格はこちらです! 店舗名 セット(税込) 単品(税込) ガスト 214円 430円 サイゼリヤ 190円 280円 ジョナサン 291円 430円 デニーズ 268円 329円 ココス 205円 345円 セットというのは料理を頼んだついでにドリンクバーを注文したときの価格になります。 セット価格の方が当然安くなりますが、200円を切っている店舗もあります。 190円で提供しているサイゼリヤは大丈夫なのでしょうか?自動販売機で飲み物を買うとすると2本買えば優に190円は超えてしまいそうです。 単品で提供したとして300〜400円あたりと目立った金額の開きはありません。 強いて言えばまたしてもサイゼリヤのみ200円台の280円。 本当に大丈夫かサイゼリヤ!ドリンクバーが経営を圧迫している可能性も浮上してきました。 原価率 核心を突くべく検証したいのがドリンクバーの原価率。 これさえわかってしまえばドリンクバーのトリックを見抜けそうです! 独自調査の結果、以下のようになりました。 特に炭酸飲料は破格の安さになっています。 缶ジュースを買うお金がなくて、小学生の頃、駄菓子屋で買った粉ジュースや 出典: よりもドリンクバーの方が原価と比較したら安いなんて当時知ってしまったら、もう疑心暗鬼で世の中全員敵に見えるところでした。 どうしてここまで安いのかというと、ジュースを作るとき、濃縮シロップを水道水(浄化された水)や炭酸水で割っているのでここまで安くなるようです。 そのため、単純計算だともっとも安かったサイゼリヤのセットドリンクバーですら、炭酸飲料のみだと19杯飲まれない限りは赤字になりません。 しかし、ドリンクバーを買う、借りるのにもお金がかかり、メンテナンス等の維持費は発生しないのでしょうか? それらを含めても本当に儲かるのか?または、設置してからどれぐらいの期間で赤字から黒字に転換するのか検証します。 まず設置費です。 設置に対してかかる金額がとあるメーカーでは2万円で、初期費用はそれしかかりません。 ドリンクのタンクを購入して、ドリンクバーとしてお客さんに提供していきますが、タンク1つ約5,000円で800杯近くのドリンクを作ることができます。 (炭酸飲料の場合) メンテナンスは各自で行い、月々に発生する料金ドリンクの原液のみというのが調査結果です。 によると、 1日の平均来客数は350人で、1ヶ月あたりの集客数は10,500人です。 そこからドリンクバーをセット、単品の大まかな平均価格である300円として、10,500人の半分の5,250人が注文するとします。 さらに、1人あたり5杯のドリンクを飲み、ドリンク1杯あたりの原価をおおよその平均である20円だとすると1人あたり100円分のドリンクを飲むことになります。 1人あたり100円の原価で5,250人分になると1ヶ月あたりの原価合計額は525,000円になります。 売上合計1,575,000円から原価合計の525,000円を引いたものが粗利になります。 では、アルコールの飲み放題の場合はどうでしょうか。 ドリンクバーより値段も高く、多くのお店でキッチンの方がドリンクを作り、ホールの店員さんによって提供されるのでセルフで行うドリンクバーよりもお金の流れが少し複雑です。 提供価格 飲み放題の提供価格こそピンキリで、コースについているのか、飲み放題は単独だが2品料理をオーダーしなければいけないのか、飲み放題のみなのか。 今回は自分がよく行く居酒屋の飲み放題形式である「2時間飲み放題1500円+2品オーダー」で考えていきたいと思います。 原価率 まずアルコールメニューですが、飲み放題のメニューにある飲み物の中で原価が高くなる傾向にあるのはビールです。 店舗によってビールを飲み放題に入れると値段が高くなるのはこのためです。 1杯350mlとすると約150〜160円になるようです。 代表的なアルコールメニューの原価は以下のようになっています。 品名 原価 ビール 150〜160円 日本酒 150円 ワイン 150円 酎ハイ 20〜60円 カクテル 50円 焼酎 30円 日本酒やワインも高めの原価になっていますが、こだわりが強い人は飲み放題に含まれていない、本当に飲みたいものを単品でオーダーすることも多いようです。 2時間で飲める量を5杯だと仮定し、全てビールを頼むと750円〜800円。 さらに最近の若者のビール離れが深刻化しているようで、酎ハイしか頼まないとなるとお店の儲けはさらに大きくなります。 さらに、料理を1人2品以上オーダーしないといけないため、3人で行ったら6品注文しないといけません。 一番価格の安い枝豆(290円)を6つ頼んだとしましょう。 枝豆の原価はおおよそ25円〜30円と言われています。 しかも余計な調理もいらず、オペレーションコストがかからないのでお店側からすると大変嬉しい注文になります。 人件費などの他の経費を考えると下手したら赤字になることも十分ありそうですが、コース料理だと利益の組み立てが格段としやすく、仕込み、配膳のオペレーションも想定して準備できます。 そのため、お店からするとコース料理+飲み放題を忘年会シーズンなどはゴリ押ししてきます。 さらにセルフでお酒を作るスタイルのお店だとオーダーを取ったり、提供にかかる人件費がなくなりさらに安く飲み放題を提供することが可能になります。 飲み放題だけではなく、フードで売上を立てる。 食べ放題も多種多様で、探せばいくらでもでできそうなぐらい食べ放題も身近な存在になっていると言えるでしょう。 前日に何も食べずに食べ放題に臨む猛者たちから利益という名の宝をお店は守ることができるのでしょうか?今回は焼肉食べ放題に注目してみたいと思います! 提供価格 最近増えつつあるのが焼肉食べ放題のお店ですが、焼肉と聞くと「お高い」、「特別な時に食べる」というイメージが個人的にあります。 大人気チェーン店をモデルに考えてみましょう。 3つのコースがあり、どれも時間制限は100分です。 もっとも注文が多いと思われるスタンダードコースは3,000円です。 さらに1,400円でアルコールの飲み放題をつけることができます。 焼肉を食べるのに飲み物が水ではさすがに味気ないのでビールを頼むお客さんが多くいらっしゃると考えられます。 単品だと中生が540円で提供されていますが、100分間でビール1杯は厳しいので2杯は注文したい。 「2杯飲むなら飲み放題でいいや」と飲み放題を頼む人が大半だと仮定して、大人1人あたりの客単価は約4,500円と考えます。 原価率 食べ放題のお肉の原価は大まかに言って1gあたり約1円が相場のようです。 カルビは海外から美味しくて安いものを仕入れて1gあたり0. 仮に3,000円のコースで赤字が出るとすれば豚トロなどの1gで2円するお肉を1. 5kg食べられてしまうと赤字になってしまいます。 しかし、お肉だけを1. 5kg食べるのはなかなか非現実的で、タレの効いたお肉を食べていれば白いご飯をかきこみたくなるのが人間の性でしょう。 ご飯は大盛りでも原価30円ほどで提供できて、お店からすると是非是非頼んでもらいたいメニューの1つです。 お肉以外で考えると野菜の方が圧倒的に原価が高い傾向にあるようです。 とはいえ、焼肉の食べ放題にきているお客さんが脇目も振らず、一心不乱にきのこを食べることは考えにくいのでよほどのフードファイターが連日押し押せない限り、黒字を出すことが可能でしょう。 さらに、アルコールもビールであれば原価150円だと考えても100分で9杯近く飲まなれない限り黒字になります。 お肉を焼くのはお客さん自身なので人件費もそこまでかからない業種と言われています。 人件費や原価に関する詳しい内容はこちらをお読みください! まさに必勝とも言える焼肉食べ放題のビジネスモデルでした。 食べ放題、飲み放題は儲かり放題? 今回は〜放題にスポットを当てて様々な検証を自分なりに行なってきましたがいかがでしたでしょうか? 原価の観点から見ると食べ放題も飲み放題も儲かることがわかりました。 しかし、ここには人件費やテナント代などのその他の経費が全く含まれていません。 ちなみにお店側の立場で考えた場合、人件費を抑えるということは非常に重要です。 シフト管理で適正な人員配置を行うことが人件費削減に繋がります。 さらに、お客さんに食べ放題、飲み放題を楽しんでもらうためには十分な食材が常にストックされてなくてはいけません。 発注を誤って少なすぎたら食べ放題、飲み放題を謳っているだけに、普通の飲食店より失望度は高くなるでしょう。 逆に多すぎては廃棄が多くなりすぎて普通の飲食店以上に被害を被ります。 そのため過去の統計や長年の経験がモノを言うのが食べ放題にも飲み放題にも言えることだと私は思います。 以上、好き放題書かせていただきました!•

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「セルフ飲み放題」は客数アップ、FL比率ダウンに効果的|CASIO HANJO TOWN

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お客様の店選びには飲み放題の有無が影響!? 現在「飲み放題」を導入している飲食店がどれだけかという正確なデータはありませんが、Googleで「居酒屋 飲み放題」を検索すると約2730万件ヒットします。 これに対して「居酒屋」での検索は約13700万件のヒットですから、単純に計算すると約2割の居酒屋が、飲み放題を導入している可能性があるということです。 感覚的には、一般の飲食店の中では居酒屋で飲み放題を導入している傾向が強く、また個人店よりもチェーン店や大型店の方が導入しているということが言えますが、おそらく現実の数字としては、飲み放題導入飲食店は2割以上ではないでしょうか。 逆に言えば、競合店がまだ導入していないからこそ、思い切ってメニューに加えれば差別化でき、新規顧客の増加、集客力のアップにつながるとも言えます。 なぜ飲み放題を導入すると集客力がアップするかというと以下のような理由があるからです。 これに対して飲み放題2時間1500円と言うメニューだった場合は、お客様にとっては同じだけ飲んでも支払額は700円安くなります。 つまり料理1品分です。 当たり前の話ですが、お客様にとってこれは非常にお得感があります。 どうせ飲むなら少しでも安い店にしようという意思が働き、飲み放題導入によって集客力がアップするのです。 ・安いことが飲食店選びの基準 「そこまでお客様は安さを求めているのか」という疑問もあるかもしれません。 しかしある調査で「飲食店を選ぶ基準」のアンケートをとったところ、以下のようになりました。 引用元: 以上のように価格の安さはお店の選択の2番目に重視される要素なのです。 飲み放題でいろいろなドリンクが頼めることも含めれば、第3位の「メニューのバリエーションが多いこと」というニーズも満足させることができますから、合わせれば約25%、つまり4人に1人のお店の選択基準を満たせるということです。 そうなるとお店選びの基準の第1位となります。 ・宴会予算が立てやすい また飲み放題は特に宴会の集客に威力を発揮します。 宴会の幹事が1番恐れるのは「予算オーバー」です。 だいたいの宴会の場合、会費は事前に集めますから、予算オーバーをしてしまうと宴会終了時に追加で徴収することになり、非常に大変です。 また、その場合「自分は生ビールを2本しか飲んでいないのに、なぜ1000円も追加で払わなければならないんだ?」といった不満が必ず出ます。 そうなると、幹事の評価はがた落ちです。 その点飲み放題のある店ならば、料理の方もコースにしておけば絶対に予算オーバーをすることはありません。 どうせならそういう店を幹事が選ぶのは当然の流れです。 したがって、飲み放題を導入することで、宴会の集客も狙えるわけです。 だいたい生ビールは、1杯400mlから多い店で450mlですから、1600mlは生ビール4杯分にあたります。 つまり、飲み放題だから思い切り飲もうという人もいるでしょうが、と言って身体に無理をしてまでは飲みませんから、生ビール4~5杯が平均なのです。 「意外に飲まない」という印象ではないでしょうか。 4杯飲まれても原価割れはしない では仮に飲み放題1500円の料金で、平均4杯のドリンクが飲まれたとした場合で原価のシミュレーションをしてみましょう。 1杯の原価をビール150円、ハイボール130円、グラスワイン75円、カシスオレンジ70円、梅酒65円とすると、合計の原価は505円で、原価率は34%です。 仮にもう1杯生ビールをオーダーして全部で5杯飲んだとしても、原価率は44%です。 全体の原価は、このそれぞれのお客様の飲んだドリンクの原価の合計になりますから、だいたい30~35%で飲み放題の原価は収まるということなのです。 つまり原価割れはほぼあり得ないのです。 定価ベースで飲み放題料金を超えても大丈夫 もう少し違った切り口でもご説明しましょう。 たとえば地酒など少し希少なラインナップも入れた2,000円の飲み放題で提供している飲食店で、6人のお客様が定価ベースで19,000円分の日本酒の飲んだとします。 この時飲み放題としての売上は12,000円です。 少なくとも、定価ベースではお店側が7,000円の負担をしたわけで、経営者としては不安になります。 果たしてこのまま飲み放題を続けても大丈夫なのか、と懸念するでしょう。 それについては以下のように分析できます。 定価19,000円の原価は、原価率30%だとして5700円です。 この場合粗利が6300円です。 1人のお客様から約1000円の粗利があがったことになります。 これは通常でいえば1500円分の売上から発生する粗利で、この1500円の売上になるためには、定価で飲んだ場合2~3杯分です。 一方、日本酒のアルコール濃度はビールの3倍の15%弱で、1杯のポーションは150mlの約40%ですから、「十分酔った」という生ビール4杯は、日本酒の3杯にあたり、定価の場合売上は1500円、粗利は1000円です。 つまり、一般のお客様と飲み放題のお客様のドリンクでの粗利は「同じ」ということです。 飲み放題導入で、オペレーションの負荷は多少増えますが、お客様は「得をした」「おいしいお酒をいっぱい飲めた」と満足して帰ってくれればリピートも十分見込めます。 それでいてお店としてはいつもと同じ粗利が稼げるのでWin-Winです。 このように売上額ではなく粗利額で考えていけば、飲み放題の導入はほとんど原価割れの可能性がないということなのです。 飲み放題に入れる品目を決めよう 「飲み放題を導入しても大丈夫だし、集客を見込めそうだ」と思ったら、具体化に移りましょう。 そのためにはまず、飲み放題の中にどのドリンクを入れるかということです。 これは自店舗の特徴によってさまざまなケースがありますが、基本的な考え方は以下の通りです。 ケチだと思われないことが大前提 まず、1番避けなければならないのは「この店はケチだな」と思われることです。 そう思われたのでは、せっかくの飲み放題の導入がお客様満足とは逆の効果になり、新規顧客の獲得も難しくなります。 たとえば原価の高い生ビールを外すということは止めましょう。 また、飲み放題を選んだお客様は原価計算まではしませんから、「これをしたら店が損をするのでは?損をしないように、中身を変えているに違いない」と思います。 そして「ビールではなく発泡酒にしているかも」「サワーを薄めているかも」と勘繰ります。 そのようなことがないように、飲み放題のメニューでも、定価で販売するドリンクと基本的には同じレシピにしましょう。 品目全体のバランスとしては「割りもの」を増やす とは言え、生ビールばかり飲まれるよりは、原価の安いものも飲んでもらった方が当然良いわけですから、メニューの品目数の割合としては、ハイボール、サワー、カクテルなどの原価の安い「割りもの」のドリンクを多くするのがポイントです。 また、できれば、飲み放題メニューは別POPにして、それらの割りものが目立つようなデザインにしましょう。 2段階に設定する方法も さらに価格の問題と重複しますが、地酒などを入れてどうしても原価額ベースで高くなってしまう場合は、飲み放題メニューを2つ作る方法もあります。 たとえば1つの方には地酒を入れて「プレミアム飲み放題」として2000円、もう1つは地酒を入れない「飲み放題」として1500円でメニュー化するということです。 これの良さは、原価率の悪化が避けられるだけではなく、折込チラシなどで価格を前面に出す場合に、安い方の金額を強調できる点です。 極端に言えば生ビールを入れない980円の飲み放題コースを作って、宣伝では「飲み放題980円~」とすれば、かなりのインパクトがあり、競合店と差別化できます。 飲み放題の価格を設定しよう 品目が決まったら、次に飲み放題の価格設定です。 そのポイントは以下の通りです。 ・まずはシミュレーションで原価から計算する 価格設定の基本はやはり原価から考えることになります。 だいたい平均で4杯から5杯飲むとは言え、どれをお客様が選ぶかによって原価は大きく変わります。 できれば、POSデータを活用し、1杯目で1番選ばれるドリンク、2杯目で1番選ばれるドリンクを分析することをおすすめします。 難しい場合は、店長の「経験」でシミュレーションをするしかありません。 計算したうえで平均原価が500円になれば、店舗の目標原価率で割り戻して飲み放題の価格を決めればいいわけです。 ・「攻めの価格設定」原価悪化分は宣伝費と考える また、もっと飲み放題を集客の強い武器にしようとするのであれば「攻めの価格設定」もあり得ます。 たとえば、定価でのドリンクの原価率が30%で1人あたりの粗利が1000円だったとします。 つまり1500円分いつもはオーダーがあるわけです。 これと同じラインナップで980円の飲み放題を打ち出したとしましょう。 すると、同じ量のドリンクが出た場合、原価は同じ500円ですから、粗利は480円になって、通常の定価販売と比較して1人あたりの粗利額は520円減ってしまいます。 これは「損をした」ということになるのでしょうか。 そうではありません。 980円の飲み放題はかなり訴求力がありますから、これを目当てに週末など多くの集客が見込めます。 ということはつまり1人に520円かけて集客したということと同じで、この520円は一種の宣伝費だと考えられるのです。 たとえば、1万部の折込チラシを入れたとします。 費用は印刷費と折込費でだいたい10万円です。 反応率はよくて0. 5%程度が平均ですから、50組のお客様の来店が期待できます。 1組3人として150人の集客です。 10万円かけて150人の集客成功ですから、1人当たりの宣伝費は667円です。 つまり、980円の攻めの価格で「失った」粗利分520円は、宣伝費と考えるとむしろ割安なのです。 ・儲けるのは料理の粗利で そもそも、ファーストフードを除き、居酒屋を含めた一般的な飲食店はドリンクで設けている構造ではありません。 実は利益をあげているのは料理であることが多いはずです。 つまりドリンクは飲食店にとっては集客のためのものであって、儲けるのは料理の粗利によってなのです。 したがって、飲み放題を導入し、かつ「攻めの価格設定」をしても、それによって新規顧客が増え、リピートが増えれば十分に利益は増大するのです。 飲み放題の時間制限が意外に重要 さて、飲み放題を導入するにあたって、品目、価格と同じように重要なのが実は時間設定です。 それについては以下のように考えましょう。 回転率を上げられる まず時間制限は絶対に導入しましょう。 なぜならこれは利益をあげてくれる仕組みだからです。 ほとんどのお客様は飲み放題の時間が終われば席を立ちます。 それはどういう効果があるかというと、お客様の回転率を上げることができるということです。 回転率は自店舗の利益をあげる重要な指標です。 特に週末などのウェイティングが出るような満席状態の時には、1組あたり3時間の滞在で1日に2回転するよりも、2時間の滞在で3回転するほうが、1組あたりの単価は多少下がっても、間違いなくトータルの利益は増えます。 原価シミュレーションがしやすくなる 無制限で飲み放題にしてしまうと、お客様が一体どれだけの量を飲むのか全く見えなくなります。 飲んでいる時間が長ければ、最初に飲んだアルコールは醒めますので、飲める量は当然増えます。 しかしどれだけ増えるのか予測できません。 そうなると、1人あたりの原価も計算できませんから、当然飲み放題の価格の設定も非常に難しくなります。 ですから、飲み放題の場合には時間制を入れることが必須なのです。 何時間に設定するのか ではどれくらいの時間にすればいいのか、というとこれには理論的なガイドラインはありません。 ただ、一般的には圧倒的に2時間制が多いのが実態です。 先ほどから挙げている、1人平均4杯という数字も、2時間制の場合です。 ただ飲酒をする場合、自然と退席するのは席に着いてから平均2時間半から3時間後です。 つまりそれくらいが「十分に飲んだからそろそろ帰ろうか」という時間なのです。 そうなると2時間制は「もうちょっと飲みたいな」という設定と言えます。 これをどう考えるのかは、店長や経営者の判断次第です。 多少飲み足りなくても、回転率を考えて2時間にするか、うちは十分に飲んだという満足感を重視しようというのではあればそれ以上に設定するのもよいでしょう。 まとめ いかがでしょうか。 飲み放題は新規顧客を含めた集客の非常に強い武器になる点、そして意外に赤字にはならない点、「攻めの価格設定」でより集客を強化する考え方がある点、時間制は導入が必須である点、などのことについてご理解いただけたことと思います。 しかしまだ導入には不安が残るという方は、まずは1ヶ月だけ導入してみる、曜日を決めて3ヶ月導入してみる、など期間を区切って挑戦してみてはいかがでしょうか。 ここまで挙げたのは、実態を十分に踏まえてはいますが、あくまでシミュレーション、つまり仮説ですので、店舗の特徴によって変わってくる可能性は十分にあります。 まずは期間を区切って導入し、終了段階で原価率の変化などを計算したうえで、本格導入の可否を検討したらよいでしょう。 いずれにしても飲み放題は集客の強い武器になりますから、ぜひ挑戦することをおすすめします。

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