回復勇者。 勇者鬥惡龍

PAD blog: 聖輝龍勇者:雜色隊隊長/隊員

回復勇者

基本上這部勇者鬥惡龍的動畫電影是以1992 年出在超級任天堂 SFC 上的「勇者鬥惡龍V- 天空的新娘」劇情改編的,所以故事大意基本上如果你是勇者迷或玩過五代的人,基本走向你一定知道,只是電影裡面有部份修改,我簡單的說明一下好了。 我們的男主角在電影裡叫- 琉卡,小時候跟著爸爸- 帕帕斯 一起旅行尋找阿母,接著跟某國王子一起被抓走當奴隸10 年,父親- 帕帕斯逝去。 接著就是二選一的結婚劇情,然後生下天空勇者,接著再被石化8 年,回到過去尋找小時候的自己調換寶珠,接著找到龍神迎接最後決戰,哪,劇情大致上就是這樣。 這部動畫其實製作的挺精緻的,人物角色都是我們印象中的那個型,只是當時電玩版是由 鳥山明 大師設計的,他設計的角色都給人一種難以更改的形象。 這次除了男主角的型沒有我的緣外,其他的角色我都覺得塑造的不錯,尤其是芙羅拉和碧安卡這二個女主角都很討我的喜,只是一直以來我都是支持碧安卡的,但這次動畫電影版裡的芙羅拉在外型上較得我的心。 玩過勇者五代的人都知道,勇者的故事冒險旅程是很長又有各式各樣的事件加持,但這次電影動畫版只給你一小時四十分鐘左右的時間去播完整個故事,所以很多情感上的累積和舖陳都是直接帶過去的。 像是父親- 帕帕斯 之死,這個當初玩過電玩的人應該都會很心痛流淚吧,但電影開始不到幾分鐘的時候就直接賜死帕帕斯,這個過程讓我非常無感,完全感受不到父子之間的深情和愛。 接著就是與殺人豹- 波隆哥 的相遇與再相遇,有玩過電玩的人都知道,波隆哥小時候是被男主角和碧安卡一起解救的小殺人豹,後來主角被抓去當奴隸十年後在某事件才又相遇,這段過程也是在玩電玩的時刻讓人心暖暖的,但在動畫電影裡呢,也是直接帶過去,所以還是一樣,感受不到感情的感染力,帕帕斯之死和波隆哥的相遇在故事前半段就讓我覺得是二大敗筆了。 接著就是結婚的路線,這裡的劇情有部份的修改,勇者五代有一隻超巨大魔物- 布恩。 在電玩裡是主角夫妻石化過後的劇情才會遇到他,打倒他可以拿到最後的鑰匙,是一隻非常強大的怪物。 這次的動畫電影是讓主角在前期就遇到牠,也在這裡遇到芙羅拉和碧安卡,主角跟著碧安卡打敗布恩後,並收服牠讓他成為伙伴,這個也是電玩裡沒有的劇情,接著二選一的結婚事件,倒是多花了一點時間去舖陳,這段是我覺得這部電影裡比較值得看的一段,但這三角關係的情感舖陳仍然不足。 結婚後就是生兒子了,這裡跟電玩也有點不同,電玩裡的夫妻主角是生了一子一女。 電影裡是只生了一個兒子- 阿魯斯,這個兒子就是天空勇者,他可以拿起天空之劍戰鬥,接著就是石化8 年後的事,電影裡沒交待讓夫妻從石化回復正常人的那隻杖是什麼玩意 電玩裡是叫ストロスの杖,可以解除麻痺狀態的武器。 然後主角找到妖精回到過去去找小時候的自己替換寶珠讓龍神復活,電玩裡是還有天空之城這故事劇情,但電影就直接坐上飛龍去最後舞台了。 最後舞台就是與殺父仇人- 蓋瑪的交戰,在這裡也看到了主角的母親- 瑪莎 好像很多阿母都這個名字? 為了封印魔界的入口幾十年來一直在這裡擋住魔界之王- 米爾拉多斯 來到人世間,很可惜的是,那隻大怪獸- 米爾拉多斯 並沒有出現在這部電影裡,這部電影的最後反派是殺父仇人- 蓋瑪,最後天空勇者使用天空之劍封印了魔界入口,阻止了大魔王的出現,這裡也讓我覺得是一個敗筆,我想看勇者戰大魔王的情節呀。 接著上面所說的敗筆都不及我接下來要說的部份。 打到最後宰了蓋瑪後,天空勇者丟出天空之劍封印魔界入口時,時間暫停了,接著出現一個沒看過的傢伙,這傢伙是誰呢?那就是天才程式設計師在勇者鬥惡龍裡放入的一個類似病毒的程度,他跳出來說主角都沉浸在勇者的電玩世界裡,不面對事實,並要主角成熟點回到現實世界,而我們的主角都大聲的告訴他在這遊戲所經歷的過程都是真的!然後電影裡從主角長大成人後就一直跟隨著他的- 史萊姆,靠!原來是一個防毒軟體呀!把這病毒清一清後,又回復到原來的勇者世界了,然後因為打敗所有敵人,就結束了這部電影。 我看到這一段是整個出戲呀!這什麼劇情?前面的劇情舖陳不足我可以接受,因為我是沈浸在我所熟知的勇者世界裡,我今天玩勇者鬥惡龍的遊戲和看這部電影,就是想這在短短的時間內脫離現實去享受這個劍與魔法的世界,結果你給我跳出一個回到現實的劇情?這種感覺就像是我在看一部經典的古裝劇,看到精釆重要的部份,結果突然冒出一輛現代跑車一樣,我一整個看傻眼!整部電影都被這一段給徹底給毀了!你要觀眾不沈迷在電玩世界裡,你怎麼不把這段放在字幕完後的片尾片段呀!怎麼可以把這段放在最重要最精釆的決戰篇裡!我看完真的把原本還可以接受的這部電影整個評價給拉到最低,前面的劇情我都忘了,就只記得這個莫名其妙的設定發展,勇者迷看到這段不知作何感想?這段讓我一瞬間覺得這部電影是垃圾了! 沒玩過勇者五代的人看這部電影有什麼心得我不知道,因為勇者五代的劇情我也挺喜歡的,電影裡面一開始就穿插勇五的電玩畫面讓我覺得有點窩心,但沒想到最後面的劇情根本是在摧毀我這個勇者迷的玩心,對啦!現實很重要,不能沈浸在電玩世界裡!但電玩和電影本來就是要人脫離現實去待在一個虛構的世界中,它可以讓人有放鬆和紓壓的功能,就算你要勸世大家面對現實不要一直在電玩的世界回不來,也不需使用這個破壞粉絲印象的方法吧,看完整部電影的心情變的很差,沒有那種冒險終於結束苦盡甘來的成就感,只有錯愕和莫名其妙的心情在我心裡回盪,看了一下這部電影的導演和編劇是- 山崎貴,咦,他導過STAND BY ME 哆啦A 夢和永遠的零,這二部都讓我很喜歡,怎麼這次的勇者鬥惡龍會搞成這樣,也是讓我很意外呀! 一部一小時四十分左右的動畫電影要把一款巨大世界觀的電玩遊戲給完整呈現出來是不簡單的,所以電影裡都挑出重要的事件並改編盡量濃縮劇情這點的功力的確不差,可惜的是角色情感的部份也是勇者鬥惡龍讓人感受深刻的一點,這點在電影裡也因為趕劇情所以取捨掉了,但角色和動畫的精緻度的確很不錯,這點是可以看一看的部份,所以最熟悉的勇者配樂也是能觸動勇者迷的心,但我實在無法接受最後那段超現實的劇情,所以我整部電影評價變的很低了,所以勇者迷要看這部電影前,最好先做好心理建設,我是在完全不知劇情的情況下看這部,結果被精神攻擊的很慘,好了,我被傷的很重,我要去休息了,以上。 你的故事?到底是誰的故事?我很肯定這絕對不是我的故事.

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勇者パーティーで回復役だった僕は、田舎村で治療院を開きます(空 水城)

回復勇者

勇者 すべての冒険者が憧れる究極の職業。 バトルマスター、賢者、レンジャー、スーパースターの4職をすべて(主人公はどれか1つ)極めた者が転職できます。 主人公以外は結果的にすべての基本職をマスターする必要があり、ゲームクリアまでにはとても狙えない職業です。 一方で主人公は条件が緩いので、デスタムーアとの最終決戦までに十分転職可能です。 職業の王様だけあって、能力値はバランス良く上昇、覚える特技もデイン系を中心に強力無比、熟練度が上がればHPが自然回復、極めれば最大MPが40も上昇、まさに良いことずくめです。 最終決戦までには何としても主人公を勇者に仕立て上げましょう。 勇者1人に加えて、2~3人の賢者が援護しながら戦えば、デスタムーアに負ける理由はないと言っても過言ではありません。 150回 この職業になるために必要な上級職• 使いどころ ラスボスや隠しボスを圧倒 勇者の覚える呪文・特技は格段に強力であり、絶大なダメージを与えられます。 勇者の名の通り、デスタムーアやダークドレアムに勝利するために用意された職業と言えます。 敵の攻撃を完全にシャットアウトできます。 デスタムーアの第1形態が最初に使ってくる「激しく燃え盛る炎」「凍てつく冷気」をやり過ごす常套手段。 デスタムーアの第2形態が使うスカラやバイキルトはこれで解除しましょう。 ダークドレアムもバイキルトを使ってきます。 威力そのものは「ギガスラッシュ」に劣りますが、「やまびこのぼうし」で2回発動させれば絶大なダメージとなります。 ただ、主人公は「やまびこのぼうし」を装備できないのが残念。 やり込みプレイでミレーユ、バーバラ、チャモロなどが勇者になったら、ダークドレアム相手に使いましょう。 ただし、勇者は基本的に攻撃役になった方がよいので、HPの回復は他の仲間に任せることが多く、使う機会は意外と少ないかもしれません。 「やまびこのぼうし」を使わなければ、実質的にこれが最強の特技となるでしょう。 デスタムーアやダークドレアムにも一貫して有効です。 主人公が賢者ルートで勇者になった場合、デスタムーア戦ではあえて賢者に戻り、半分の消費MPでこの特技を連発してもよいでしょう。 上記の「ギガスラッシュ」よりもダメージ自体は劣りますが、デスタムーアの最終形態で全パーツに大ダメージを与えられます。 ドランゴの「しゃくねつ」と併せて使えば極めて強力であり、よほどのことがない限り勝利できます。 勇者自身はベホマや「めいそう」で回復することなく、賢者のベホマラーなどで援護しながら戦うのがおすすめです。 早くマスターできる なるまでには大変だった勇者ですが、マスターするまでに必要な戦闘回数は少なく、基本職の戦士と同じ150回です。 これで1ターンでHPが80回復するようになり、さらに最大MPも40増えているので、「ギガスラッシュ」も「ジゴスパーク」も繰り返し使えます。 もはやデスタムーアも敵ではなくなっているでしょう。

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回復術士のやり直し

回復勇者

『勇者パーティーで回復役だった僕は、田舎村でお菓子屋さんを開きます』 田舎村で治療院を開いてからしばらく経った。 もうすっかりこの村にも馴染み、村人たちとも打ち解け合うことができた。 のだが…… 「最近雨続きで、全然お客さん来ないッスね」 「だなぁ」 アルバイトのプランが窓の外を見ながらぼやく。 雨の日は極端に客足が遠のく。 最近は大雨続きで、すっかり村のみんなとも顔を合わせていない。 「雨だから外に遊びに行くこともできませんし、何かすることないッスかねぇ。 ……暇ッス」 「いや仕事しろよ仕事」 そこはさすがにツッコませてもらうぞ。 お客さんたちに会えない寂しさは同感だが、あくまで今は仕事中だからな。 暇とか言うんじゃねえ。 「接客担当のアメリアは、お客さんが来なくても受付窓口でじっとしてるんだから。 お前も少しはあいつを見習えよ」 「えぇ、そんなこと言われましても……。 ていうか、後輩君が小舟を漕いでるように見えるのはアタシの気のせいッスか?」 ちらりとアメリアの方を見てみると、確かに彼女はこくこくと小舟を漕いでいるように見える。 近づいて確かめると、案の定目を瞑って寝息を立てていた。 暇と思っていたのはプランだけではなかったということか。 「掃除も洗濯も終わっちゃって、アタシができる仕事はもう何もないッスよ。 ですから何か指示をくださいッスノンさん」 「うぅ~ん……」 って言われても、確かにやることがまったく見当たらないな。 怪我人が来る様子もないし、外に出ることもできない。 となれば、治療院でできる有意義なことを模索してみるか。 そうだな…… 「じゃあ、みんなでお菓子作りでもしてみるか?」 「えっ、お菓子作り?」 唐突な提案に、プランは深く眉を寄せた。 「なんで急にお菓子なんスか?」 「この前、ユウちゃんが遊びに来てくれた時に、小腹を空かせてたんだよ。 そういう時にさっとお菓子でも出してあげたら喜んでもらえると思ってさ。 だから時間がある時にでも、お菓子作りを練習しておこうかなって……」 「へぇ、そうだったんスか」 プランの反応もいい感じだし、なかなかいいアイデアなのではないだろうか。 と思っていたら、いつの間にか起きていたアメリアが口を挟んできた。 「菓子で幼女を懐柔とは、ついにそこまで行ってしまったかノン。 やはりノンはロリコ……」 「それ以上言ったら大雨の外に放り出すからな」 別に僕はユウちゃんを懐柔するためにお菓子を作ろうとしているのではない。 お菓子作りが有意義だと思う理由は他にもあるのだ。 「僕も前々からちょっと興味があったし、買うより断然安く済むだろ。 だからこれを機に、みんなでお菓子でも作ってみようぜ。 どうせ時間はあるんだから」 「面白そうなので賛成ッス!」 「すまないが私はパスだ。 菓子にあまり興味がないからな」 アルバイト一号のプランは賛同し、二号のアメリアはかぶりを振って立ち去ろうとした。 そんな時、プランが『はい』と手を上げた。 「あっ、どうせなら勝負形式にしませんか?」 「勝負形式?」 「今うちにある材料だけで、より美味しいお菓子を作った方が勝ちの勝負ッス。 で、勝った方は負けた方に『なんでも命令ができる』ってことで」 「なにっ!?」 立ち去ろうとしていたアメリアがなぜか食いついた。 「や、やはり私もお菓子作りに参加する。 よく考えたら私、お菓子すごい好きだった。 子供の姿になってから、お菓子が美味しくて美味しくてたまらないのだ」 「なんスかその取って付けたような理由は」 勝負形式になった途端、態度が急変したな。 いったいどうしたというのだろう? 「まあ、普通に作るよりかは面白そうだし、じゃあ三人で勝負ってことでいいか? ていうかその前にまず、ハンデを付けさせてもらえないか?」 「えっ? ハンデッスか?」 僕は公平を期すためにある提案を持ち出した。 「天職の関係上、この勝負は『大盗賊』のお前が圧倒的に有利だろ。 なんでもできる『器用さ』があるんだし。 それに比べて僕は初級の回復魔法が使えるだけの『応急師』。 アメリアは魅了魔法が使えなくなったロリ『 夢魔族 ( サキュバス )』だし」 「うっ……そ、それもそうッスね」 バレたか、みたいな顔してんじゃねえ。 自分に有利なお題だとわかって勝負を仕掛けてきたのが見え見えだ。 「勝負を持ち掛けてきたのはプランだからな。 お前が断ってもハンデは付けさせてもらう。 で、そのハンデなんだけど、とりあえずプランは『計量器』を使うの禁止で」 「えっ? それだけッスか? 両手を使うの禁止とかじゃなくていいんスか?」 「お菓子作りは分量計算が超重要だからな。 これで充分ハンデになるよ。 ていうかお前、手ぇ使わずにお菓子作る気だったのか」 やっぱり計量器禁止だけじゃ不安になってきたぞ。 大盗賊の器用さは侮れないからな。 ともあれ僕たちは、持て余した時間でお菓子作りに興じることにした。 お菓子作りを開始して三時間ほど経過した。 三人が各々で作っているので、キッチンがごった返してやけに時間が掛かってしまったな。 それでもなんとかそれぞれが作業を終わらせ、いよいよ審査開始である。 まず一番手、ロリサキュバスのアメリアさん。 「こんなものを作ってみたぞ」 「おぉ……」 アメリアが出してきたのは、『コレット』という茶色くて甘いお菓子だった。 熱で溶かしてスイーツ用のソースにすることもできるし、甘みを抜いて大人な味わいにされたものもある。 どうやらアメリアは、うちに残っていたそれを溶かして、ハートの型に入れて固め直したようだ。 ……まあ、それだけのようだけど。 「メロメロ大陸で培ってきたノウハウをすべて詰め込んである。 これを食べた者はたちまち私の虜に……」 「……なにそれ怖いんだけど」 ただのコレットにそんな特殊な効果はない。 そう呆れていると、なぜかプランが怯えた様子でコレットを見ていた。 「ノ、ノンさん気を付けてくださいッス。 この痴女悪魔、もしかしたらとんでもないものをブチ込んでる可能性が……」 「な、何も変なものなど入れてないわ! 心象が悪くなるようなことを口走るのではない!」 わいわい、ぎゃーぎゃーと、雨音を消し去る勢いで二人の喧騒が治療院に響く。 ただのお菓子作りなのにテンション高いなこいつら。 大雨で世界がどんよりしていても、今日も治療院は賑やかです。 「と、とりあえず実食で」 審査は作った人以外の二人が行う。 一人の持ち点は五点。 計十点満点で僕たちは競い合っていく。 そして最上位の人が最下位に『なんでも命令できる』というルールになった。 参加者が参加者を審査するので不公平になりそうだが、現状こうする以外にない。 皆が正直な感想を口にしてくれることを祈ろう。 というわけで僕も正直な感想を述べることにした。 「う、うぅ? ん、コレットの味そのまんまっていうか、そのままでも充分美味いから、美味いっちゃ美味いけど……」 「ぐぬっ!」 微妙な反応を示すと、アメリアが悔しそうに歯を食いしばった。 そんな顔したって仕方ないじゃん。 コレットを溶かして型に入れ直して固めただけなんだから。 ハート型にしたのも、なんかサキュバスとしてあざといし、これは絶賛するほどの品では…… 「チャ、チャーミングチャーム」 「んっ?」 なんか後ろからピンク色のオーラが飛んできた。 振り返るとそこには、両手でハートの形を作ったアメリアが、それを僕の方に向けていた。 「……今、僕に何した?」 「えっ、いや、その……」 「反則ッス! 今この子『魅了魔法』で反則しましたッスよノンさん!」 咎められたアメリアは、涙目になって膝をついた。 「だ、だって、あんまり良い反応じゃなかったから、魅了魔法で『美味しい』って言わせようと思って……」 「おいコラ」 思いっきりイカサマしようとしてんじゃねえ。 ていうか前に、その魅了魔法が僕に効かなかったこと忘れたのかよ。 僕は呆れつつも、アメリアの肩にそっと手を置いた。 「まあ、変に奇をてらって色んな材料を混ぜるより、形を変えただけだったから、安心して食べることができたよ。 その点はプラスなんじゃないのか」 「ノ、ノン……」 膝をついて嘆いていたアメリアが、心なしか頬を染めて微笑んだ。 「……逆に魅了されてどうするんスか」 ともあれ、点数発表である。 僕が三点。 プランも三点。 というわけでアメリアの『ハートコレット』は合計六点だ。 「じゃ、次は僕の番な」 二番手、応急師の僕。 作ったものをテーブルの上に出した。 「はい、アイスクリーム」 「「おぉ……」」 先ほどアメリアのコレットをシンプルとか言ってしまったが、僕もかなりシンプルなお菓子だ。 何の変哲もないバニラアイスクリームである。 「ピーピー鳥の卵とモーモー牛の乳が少しだけあったから、温めながら砂糖と混ぜて冷やし固めたんだ。 もうちょい冷やせばちょうどいい固さになるんだけど、時間がなかったから半溶け状態で。 これでも充分美味いと思うぞ」 説明を聞くや、プランとアメリアがスプーンを手に食いついた。 「わぁ、優しい味わいで良い感じッスね!」 「うむ、確かに」 「本当はカスタードクリームも作れればよかったんだけど、とろみを付けられる粉系の材料がなかったからな。 アイスクリームだけにしてみました」 粉があればクリームもパンケーキも作れたんだけど、うちにある材料だけということなのでこれだけで。 点数は、プランが四点、アメリアも四点くれて計八点。 まずまずの点数だ。 ぶっちゃけ味に関してはアメリアのコレットとどっこいどっこいのはずだが、手作り感を評価してくれたみたいだ。 「では最後、真打であるアタシの番ッスね!」 三番手、大盗賊のプランさん。 天職のおかげでとんでもない器用さを備えている。 はてさて材料が少ない中で、いったいどんな品を出してくるのやら。 プランが嬉々として品をテーブルに置いた。 「じゃん、パンケーキッス!」 「なんで粉系の材料がないって言ったばっかでパンケーキが出てくんだよ!」 思わず大声でツッコミを入れてしまった。 手品師かこいつ。 でも確かに卓上には、紛れもないパンケーキが出されていた。 茶色っぽいソースが網状に掛けられていて、なんだかちょっとお洒落である。 「材料ないのに作っちゃうとか、器用の次元超えてるだろお前。 マジでこれどうやって作ったの?」 「いえいえ、別に不思議なことなんてないッスよ。 ただ食糧棚の奥に、ポツンとパンが眠っていたので、パンケーキ風に焼いただけッス。 キャラメルソースも牛乳と砂糖と水があれば簡単にできますッスよ」 なるほど。 計量器が使えない分、プランもシンプルなお菓子で勝負に出てきたってことか。 にしてもパンが残ってたなんて盲点だったな。 とりあえず食ってみるか。 「じゃ、じゃあ、いただきます」 アメリアと一緒に一口食べてみる。 瞬間、キャラメルソースの濃厚な風味が、口いっぱいに広がった。 絶妙な甘さのソースだ。 計量器を使わずにこれとは、やはり侮りがたい器用さを持っているようだな。 で、肝心のパンケーキだが…… 「「んっ?」」 僕とアメリアは、パンケーキを咀嚼したと同時に首を傾げた。 てっきり、キャラメルソースと同様、驚愕するような美味さをしてると思ったんだけど…… 「……なんか、ちょっと酸っぱくない?」 「う、うむ、そうだな。 なんか酸っぱい」 「えっ?」 キャラメルソースの奥に垣間見える微量な酸味。 プランが意図してこの酸味を入れたにしては、なんともミスマッチな味わいをしている。 プランのきょとんとした顔からも、意図したことではないのだろう。 と思っていると、プランが『あはは』と笑いながらフォークを手に取った。 「またまた?。 アタシに負けたくないからって、二人してそんな嘘つかなくても……」 自分の作ったパンケーキを一口パクッ。 モグモグッ、モグモグッ…… 「……なんか酸っぱいッス」 「だから言っただろうが! こんな状況で嘘つくわけないだろ! お前、いったい何を入れやがった」 アメリアに変なものを入れたんじゃないかと勘繰っていたが、お前の方が変なものを入れたんじゃないかと問い詰めたい。 それくらいこのパンケーキは味がおかしかった。 「お、おいノン、盗賊娘の使ったパンの残りがあるのだが、ほんの僅かに白いブツブツが……」 「うわっ!」 キッチンの方からアメリアの声がして、慌てて駆けつけると、そこには確かにパンの残りが置いてあった。 そしてそのパンには、ちょっぴり白いブツブツが浮かび上がっていた。 どう見ても『カビ』だこれ。 酸っぱさの理由はこれだったのか。 食糧棚に置きっぱなしだったパンが傷むのは当然だよな」 「うっ、全然気が付かなかったッス……」 プランはガクッと床に膝をついた。 なんか、さっきも同じような光景を見た気がするな。 「はっ! ということは、アタシのお菓子の点数は……」 「「ゼロ点に決まってるだろ!」」 僕とアメリアの叫びが重なった。 カビの付いたパンケーキ食わせといて、点数も何もあるわけないだろ。 幸い、まだカビも少なくて、食べた量も少ないから、体調が悪くなることはないと思うけど。 「まったく、これを食べたのが僕たちだからまだ良かったけど、もし遊びに来たユウちゃんとかが食べてたらどうするつもりだよ。 そもそも今回のお菓子作りの肝は、ユウちゃんや他のお客さんに食べてもらいたいから始めたことだし、そこは充分に気を付けてほしいな」 「も、申し訳ないッス……」 プランはしょんぼりと肩を落とす。 ……ちょっと言い過ぎたかな。 そう思った僕は、アメリアを慰めるのと同じように、プランの肩にも手を置いた。 「まあ、久しぶりにここに来てくれるみんなに、安心して喜んでもらいたいから、今度からは気を付けてお菓子作りをしてくれ。 お前の器用さには期待してるからな、プラン」 「は、はいッス!」 というわけで、なんやかんやあったもののお菓子作りは終了である。 「おい二人とも、雨が上がったようだぞ」 「「えっ?」」 アメリアの声を聞き、僕とプランは窓の外に目を移す。 すると彼女の言う通り、外からは雨音が消え、僅かに日の光が漏れていた。 その光に誘われるかのように、僕たちは扉を開けて外に出る。 「はぁ~……なんか久々に外に出たような感じがする」 「そうッスねぇ~」 雲の隙間から日差しが漏れてきて、僕たちの顔を眩しく照らす。 いつも見ていたはずの青空が、久しぶりに僕たちに笑いかけてくれたみたいだ。 やっぱり青空はいい。 そう再認識させてくれる。 しばらくぼんやりと外の景色を眺めていると、隣のプランが村の広場の方角を見ながらぼそりと呟いた。 「早くユウちゃんやコマちゃんや、他のみんなにも会いたいッスね」 「……どうした急に?」 「だって、雨が続いていてずっと会えてなかったんスよ。 みんなと会えなかった時間の分、また会えた時の嬉しさが大きいじゃないッスか。 だから早く会いたいなぁって」 ……会えなかった時間の分、また会えた時が嬉しい、か。 確かに青空も、毎日見ているとその大切さに気が付かない。 友達も同じだ。 「ま、そうだな。 美味しいお菓子でも作って、のんびり待ってようぜ」 「はい、そうッスね!」 今回の件を機に、僕は少しだけお菓子作りの楽しさを知ることができた。 「あっ、ところで、お菓子作り勝負はノンさんの勝ちってことッスかね」 「あっ、そういえばそうだな。 最下位の人になんか命令できるんだっけか?」 僕が一番で、プランがビリ。 ということは、僕がプランに何かしらの命令をすることができるということだ。 「ノ、ノンさんが、アタシに命令……。 男性が女性に命令……。 そんなの絶対に、恥ずかしい命令に決まってますッス。 でもアタシ、ノンさんが望むなら、どんなことでも……」 なんか一人で勝手にハツラツしてるプランに、僕はさっそく命令を下した。 「じゃ、仕事して」 「……はいっ?」 「お菓子作りで散らかったキッチン、綺麗にしてくれよ。 それが命令で」 僕がプランに言うことは、お菓子作りの前から何も変わらない。 自分の仕事をしてくれと。 「はい、頼んだぞ掃除当番」 「どうせこんなことだろうと思ったッスよー!」 『公女殿下の家庭教師』を手がける七野りく先生による、新たな育成ストーリーの登場です! 物語の舞台は、若い冒険者が集まる辺境都市ユキハナ。 主人公のレベッカは頭打ちを感じ、伸び悩んでいました。 そんな時に彼女が出会ったのが【育成者】を自称するハル。 外見はメガネをかけていて身体も細身とあまり強そうな感じはしませんが、大陸全土に名を馳せる数々の冒険者を育ててきた実績の持ち主なんです。 彼があるアイテム作りのための素材を探していると口にすれば、龍や悪魔を討伐しなければ手に入らない入手困難なものでも簡単に送られてきますし、有事の際には彼がお願いするだけで国内最強メンバーが直々に出動したりするんです。 優れた弟子達が世界各地で大活躍しているので、世界中に影響力を持つ超重要人物になっています! 弟子だけではなく彼自身もペーパーナイフで剣を断ち切ったり、歴史上で数例しか確認されていない技術をあっさり使いこなしたりと、とっても凄い人物なんですよ。 見た目は若いのになぜ弟子がいっぱいいるのか... 色々と謎も多いのですが、そこもまた魅力的ですね。 レベッカの才能を見抜いたハルが彼女を一人前に育てるというのが本作のメインストーリーでこの育成部分だけでも面白いのですが、それだけに留まらず後半で描かれる彼とその弟子たちによる規格外のバトルはとっても痛快です。 彼と彼の弟子たちが今後世界にどのような伝説を刻んでいくのか、先が非常に気になりますよ! ヒロインの白金小雪ちゃんは、男の子だろうと女の子だろうと近づく人には毒舌を飛ばす、「猛毒の白雪姫」なんて呼ばれてる女の子。 でも、そんな直哉くんの前だからこそ「猛毒の白雪姫」小雪ちゃんも、臆病な本心を素直にさらけ出せるんですよね! 本心には本心で答えなきゃですよ! 自分の気持ちをうまく表せない女の子と、女の子の気持ちにぐいぐいツッコんじゃう男の子、がっちりかみ合ってお似合いなふたりを眺めてると、なんだかニマニマして幸せな気持ちになっちゃいましたよ~! お互い想ってる同士なのに、いつも甘~くすれ違っちゃう先輩と後輩にたまらなくニヤニヤしちゃう青春ラブコメ! ラブコメのヒット作、「乃木坂シリーズ」の五十嵐雄策先生の新作だよ! 大好きな花梨先輩に喜んでもらいたい、って思う主人公の龍之介くんの目標は、一日三回、先輩を喜ばせてあげること。 いつもまっすぐに先輩を想う龍之介くんは、すごく一途で素敵な男の子なんだけど、彼のそんな想いは、花梨先輩を喜ばせるというより、大体へにゃへにゃになるまで照れさせちゃってるんだよね。 花梨先輩も、龍之介くんの前では先輩らしくふるまいたいって思ってるから、龍之介くんに照れておかしくなっちゃう回数を抑えようと頑張ってるんだ。 お互いに相手を大事に想ってるのは確かだけど、なんでかふたりのやることは絶妙なところでかみ合ってなくて……うぅ~、甘酸っぱくていいなぁ、こういう両片想い的な関係! 龍之介くんと花梨先輩のような毎日が日常だったら、いつもドキドキしちゃって楽しいだろうなぁ~!.

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