クマ 撃ち の 女。 注目の話題作、狩猟マンガ「クマ撃ちの女」見どころを作者に聞く!

【8話まで毎日無料】クマ撃ちの女

クマ 撃ち の 女

ド直球でシンプルなタイトルに違わない、リアルさが魅力の作品。 単行本も巻を重ね、ついに3巻へ。 これがバツグンにおもしろい!作者は安島薮太さん。 新潮社のWebメディア「」にて連載中です。 「クマ撃ちの女」レビュー 概要 「クマ撃ちの女」は、「筆者」である駆け出しのフリーライター・伊藤カズキが、兼業猟師である女性ハンター・小坂チアキのクマ打ちに同行する、というルポ形式で物語が展開されます。 「単独でエゾヒグマを狙う『女性』ハンター」というレアな存在を取材し書籍化することで、ライターとしての実績を作りたいカズキ。 山では必ず自分の言うことを聞く、獲物を運ぶのを手伝う、という条件で、同行取材を了承するチアキ。 コンビを組んだ二人は、死の危険と隣合わせな大自然へ。 果たしてエゾヒグマに出会い、それを撃つことができるのか?といった猟の様子が、「なぜ、チアキはクマ撃ちになったのか?」を絡めて、リアル&シリアスに描かれます。 緊迫感あふれる野生動物との闘い 1巻冒頭、北海道の森林を一人探索するチアキ。 キャンプでラーメンをすすり、森を闊歩。 そして発見したエゾヒグマのフンに興奮する、「狩りバカ」な彼女。 やがて念願のエゾヒグマに遭遇します。 10メートルの至近距離。 食事に夢中のエゾヒグマを、草葉の中から狙うチアキ。 「やっと…ヒグマを撃てる!」 クマに気づかれないように、銃に弾を込めようとする彼女。 しかし脳裏に浮かぶ、「もし撃ち損じたら?」という逡巡と、その結果起こる確実な「死」を想像。 迷っているうちに、風向きが変わってクマに発見されそうに。 とっさに音で気をそらし、クマのフンを体に塗りつけて、やり過ごすことに成功。 ハンターである彼女と、野生動物との緊迫感あふれる「闘い」。 物語の頭から展開される息を呑む瞬間の連続と、野生動物をハントする醍醐味、そして「恐怖」が描かれます。 リアルな猟の描写 序盤、猟の手伝い(ただし邪魔をしない)を条件に、カズキの同行取材を許可するチアキ。 以降は、チアキがカズキと連れ立って狩りに出向く様子が描かれていきます。 二人の会話や描写から窺える、リアルなハンティングの様子。 これが実に!興味深い。 基本、キャンプはしないので最低限の装備による軽装。 エゾシカが悠々食事をしている時は、近くにヒグマがいない証拠。 川の水は飲まない(寄生虫エキノコックスがいるから)… などなど、街で暮らしていると決してわからない話の数々が、とても新鮮。 そんな描写の中でも取り分けおもしろいのが、チアキが使うウィンチェスター社製M70プレ64という、ボルト式ライフルに関する描写。 北海道は毒性の強い鉛弾は使用禁止のため、弾頭が銅製である、といった細部の描写や、銃の手入れ・スコープの照準合わせなど整備の様子が、劇中で丁寧に、クドくないレベルの軽快さでつづられます。 ほか銃に対する取扱の注意や、所持に対する制限など法律的な内容も自然と物語に織り込まれます。 ハンティング未経験な読者でもグイグイ惹きつけられる内容で、これが実におもしろい。 ちなみに許可の無い人間がライフルに触ると、お縄になるそうで。 他にも言われないと気づかないけれど、気づいてみるとホウ、と唸ってしまうような描写が多々。 ここでクイズです! 「クマ撃ちの女」の第3話で、チアキがライフルを背負います。 その時は銃口は上です。 そして第4話の冒頭では、背負っているライフルの銃口は下向きです。 さて、それは何故でしょう? — (有)豊和精機製作所 HowaSeiki こちらは「クマ撃ちの女」製作に協力されている、(有)豊和精機製作所さんのツイートより。 本編を見ると、確かに第三話で銃口を上向きにしているチアキが、第四話では銃の上下を変えている。 これには理由があるのですが、こういうさり気ない描写の積み重ねが、物語に深みを与えています。 エゾヒグマ猟という「冒険」 そんなリアルさの積み重ね、そして猟の素人であるカズキによる「ルポ風」で進む物語という形式により、ページをめくるにつれ、ヴァーチャル感が高まる「クマ撃ちの女」。 次第に読者自身が、エゾヒグマ猟に同行しているような気分に。 そして1巻後半で語られる、「エゾヒグマを撃ちたい」というチアキの強い気持ち。 「私はヒグマを撃ちたくて撃ちたくてたまらないんです」 カズキが危険な目にあって死んだとしても、クマが撃ちたい。 カズキを正面から真っ直ぐ見据え、「それでも同行取材続けますか?」と問いかける彼女。 ウケる記事を書くために、「女クマ撃ち」というレアな存在であるチアキに取材を申し込んだカズキ。 よくある職業・趣味の一つであると高をくくっていたが、彼女の尋常ではない情熱に「とんでもない人に出会ってしまったかもしれない」と気づきます。 そして、 「コレは数少ない 現代における冒険のルポルタージュだ」 とひとりごちる。 そんなカズキと同じく、「クマ撃ちの女」が死と隣り合わせの「現代の冒険」であると理解した時、きっとこの物語から離れられなくなっているでしょう。 「クマ撃ちの女」2巻 「クマ撃ちの女」3巻。 2巻から引き続き描かれる、チアキと姉の間で起こった「事件」の詳細も判明。 結構な衝撃を受ける内容。 が、これを上回る衝撃を与えてくれるのが、今巻から登場するチアキの師匠・光本(こうもと)。 このキャラクターが実に強烈。 ハンター兼ジビエ料理店の経営者である彼は、チアキに銃の手ほどきやクマの生態など、クマ撃ちの基本をレクチャーした人物。 しかし動物の処理方法や狩猟方法に関して、自身の目的のためならば多少の法律違反もいとわない、という性格(例えば獲物を見つけるより前に銃に弾込めをしたり、など)。 クマを撃つために銃が大事=法律を犯したくないチアキとは正反対。 一見、傲慢で「ムカつく」人物なのですが、言っている内容は意外と理にかなっていたり。 そして彼が行うような違法行為が実際の狩猟現場で行われているかもしれない、というのはとても示唆深いものが。 ですが、やはり自然を甘くみてはいけない、という事件が。 カズキは、そしてチアキはその時?目が離せない展開にドキドキ。 まとめ 以上、安島薮太さんの「クマ撃ちの女」のレビューでした。 バツグンの描写力とビックリする程のリアルさで、読めば読むほど味の出てくる漫画。 ハンティングの世界にどっぷりと浸からせてくれます。 そして気になる、チアキのエゾヒグマに対する異様な執着。 普段は「~ですぅ」とやや語尾を伸ばした喋り方が特徴の、ちょっと愉快なお姉さん(31)であるチアキ。 しかしひとたび獲物に向き合えば、その眼差しは一気にハンターのそれになる、というユニークなキャラクター。 そんな彼女がエゾヒグマのハントにこだわる理由が随所で仄めかされますが、彼女の心の奥底にある真の気持ちは何なのか?が気になるところ。 フィクションでありながら、綿密な取材に基づく内容で限りなくノンフィクションに近い感覚を味あわせてくれる「クマ撃ちの女」。 今後の展開がますます楽しみです。 オススメ。

次の

狩猟漫画『クマ撃ちの女』安島藪太

クマ 撃ち の 女

広告 登場人物 光本(こうもと) チアキの師匠 無精ひげの小太り中年。 本職はジビエ専門のレストランのオーナー。 法を破る事を何とも思っておらず、効率を優先する。 あらすじ ヒグマに襲われたチアキの姉は命は助かったものの、代償として左足を失った。 チアキはその事で姉に消す事の出来ない罪悪感を抱いている様だ。 姉が許すと言ってもチアキは聞き入れず、自分を責め続けている。 チアキは姉への贖罪の為、熊撃ちを続けていたのだ。 チアキに狩猟を止めるよう言って欲しいとお願いされたカズキだったが、チアキの家で撃ったカモと雉で作った鍋を作ってる彼女を見ていると、とても楽しそうで贖罪の為だけとは思えなかった。 さらに言えば姉の事はチアキが狩猟を行う動機かもしれないが、それを問い質せば自分も拒絶されてしまうかも知れない。 そんな事を考えたカズキは何も言えなくなってしまう。 その後、鍋を食べつつビールを飲み陽気に笑うチアキを見ていると、やはり彼女は狩猟が好きなのだと少し安心した。 その事をチアキに言った直後、彼女の電話が鳴る。 直立不動で電話に受け答えするチアキ。 どうやら師匠から呼び出しを受けた様だ。 明日の同行取材に断りを入れるチアキだったが、カズキはその師匠に興味深々で渋る彼女に強引に同行を申し込むのだった。 感想 今回は法を無視し狩猟を行うチアキの師匠光本が登場しました。 彼は人物紹介で書いた様に効率を重視し、法を破る事に全く躊躇しません。 彼の言う様にルールを守って死ぬぐらいなら、法を破っても自分の身を守るべきだというのは、多少、分からないでもありません。 法云々は生きているからこそ守る事が出来ると思います。 死にそうな人にそれは法律違反だから、死を受け入れろというのは確かに人道的にどうかと思います。 ただ、現在の法が間違っていると思うなら、間違ってるよと声を上げる所から始めるべきでは無いでしょうか。 最近でも熊の駆除に回す予算を削減するというニュースを見ました。 多分ですが、ハンターが駆除をしなくなり熊が増え人が襲われた後、どうして予算を削ったんだとか言いそうだなと思ってしまいました。 銃の維持や弾代だってタダじゃないし、相手が熊ならハンターだって命がけだと思うんですが……。 野生動物の駆除は人間のエゴであり、可哀想という意見もあるとは思います。 しかし、自分や自分の大切な人が襲われれば、そんな事は言っていられない様に思います。 駆除も絶滅させる訳では無く、人と動物の住み分けが出来るよう数を管理するという物だと思うのです。 それもエゴだと言われればそれまでなのですが……。 まとめ 今回はアウトローの光本との狩猟の様子が描かれました。 彼の教えをチアキがどう受け止めるのか、大ピンチの光本はどうなるのか、次巻も楽しみです。 こちらの作品はにて一部無料で閲覧いただけます。 作者の安島薮太さんのアカウントは。 お読みいただき、ありがとうございました。

次の

注目の話題作、狩猟マンガ「クマ撃ちの女」見どころを作者に聞く!

クマ 撃ち の 女

このレビューへの投票はまだありません。 クマ撃ちの女性の語尾が気になる もしモデルとなる方がいて、その人が実際このような喋り方だったとしても、マンガにするなら語尾は修正して欲しかったかな。 狩猟の話だから、キャラクターの特徴 しかもあまりいい印象ではない が少し邪魔になってしまっているのは残念。 猟の話自体は興味深い。 レビューで猟をする者や銃を持つ者云々言ってる人は猟師にどんな個人的恨みがあるのかな。 猟師は勝手な奴が多いって自らの猟師ネットワークの人脈をアピりたいのか、動物愛護の観点から狩猟反対派の人なのか、単に肉食反対なのか、どちらにせよ感想欄に無くなってしまえとか暴言吐く輩のレビューは参考にならない。 もし動物愛護の観点からの猟反対派でビーガンじゃなかったら笑う。 若年層で、しかも女性で猟をする人も最近はちらほら出てきてはいるみたいだけど、またぎ自体は減ってきているはずなので、このクマ撃ちの女の人も実在する人ならとても貴重。 自身の命と自然環境とに気を付けて活動していって欲しい。 このレビューへの投票はまだありません。 女性の語尾が気になりすぎる 熊狩りをしている女性が珍しくて3話まで読んでみました。 狩りをしている時とのギャップを出したいのかもしれませんが、女性の語尾が「ですぅ」とか「だからぁ」とかで、一昔前のぶりっこみたいで気になってしまい、読み進められませんでした。 私も女性なので、こんな31のぶりっこ女いないだろ!と嫌悪感が。 好きな方、ごめんなさい。 女性が狩りをする大変さや、男性社会 だろうと思う の中で女性が狩りに参加する苦労など、掘り下げていたら面白く読めるかなと思いました。 読み進めていないので、これから出てくるのかもしれませんが…。 もし、この女性がもっと落ち着いた性格で熊に敬意をもって狩っているのなら、この先も読みたいと思いました。

次の