コロナ ウイルス エイズ ウイルス。 【解説】新型コロナウイルスとの闘い、抗HIV薬は有効か 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

「新型コロナウイルスは治癒後に再感染だからHIVエイズが関係!」⇒普通のウイルスも反復感染します

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事実ならば、中国責任論は一段と過熱。 平和な日常を壊された世界中の憎悪が中国に注ぐことになる。 昨年末に中国・武漢市で発生したとされる新型コロナウイルス。 当初、海鮮市場で売られていたコウモリ由来と伝えられたが、一部でくすぶっていた、市場から12キロほどにある中国科学院武漢ウイルス研究所から誤って流出したという話が、ここにきて急速に広まっている。 それも人工的に作り出されたウイルスだという。 この手の話は陰謀論としてオカルト扱いされ、世間一般ではフェイクニュースにされがちだ。 実際、中国当局は「バカげた話だ」と一蹴。 2月には世界の科学者27人が英医学誌ランセットで、新型コロナは自然界に起源があるとする共同声明を発表している。 風向きが変わったのは、最近になってドナルド・トランプ米大統領がウイルスの起源について徹底調査を命じたこと。 現在、米国の感染者数は約74万人、死者は4万人超(19日時点)と、流行の中心地となっている。 トランプ氏は明言こそ避けたが、新型コロナが発生した昨年末に市場で「コウモリは売られていなかった」と述べ、本格的調査に乗り出した。 感染者約11万人、死者約2万人が出たフランスのマクロン大統領も「中国は何かを隠している」とにおわせている。 そんな中、HIVウイルスを発見し、ノーベル賞を受賞したモンタニエ博士が「新型コロナウイルスは中国・武漢にあるウイルス研究所から事故的に漏洩した。 これは人工操作されたウイルスだ」と発言したことがフランスなどで報じられ、拡散した。 「新型コロナウイルスの中にエイズウイルスが含まれている」との衝撃的な指摘もみられる。 モンタニエ博士とタッグを組んだ数学者ジャン・クロード・ペレズ氏も「これは時計職人が行うような精密なもので、自然に存在することはあり得ない」としている。 モンタニエ博士いわく、自分たちより先にインドの科学者が同様の研究を発表したが、何らかの強い圧力が働き、却下されたという。 博士は「自分はもう高齢(87歳)だし、圧力など怖くない。 真実は必ず明らかになる」と語った。 米メディアによると、武漢ウイルス研究所で働く研究生が誤って感染し、広めた可能性があるという。 もしそうなら、この研究生がすべての始まりである「感染0号」となる。 米国では新型コロナを「人工ウイルス」と考える人は国民の7割以上にのぼる。 それをウイルス研究の権威が肯定した形だから、中国責任論は一層過熱するはずだ。 中国事情に詳しい評論家の石平氏は「人工ウイルスなら、とんでもない話。 それを習近平が隠蔽しようとした結果、世界中で何十万人の人が亡くなっている。 大犯罪ですよ! 各国一致団結して習近平を国際司法の場に引きずり出して、大量殺人の罪で裁かなければならない。 全世界の経済損失もすべて中国が負わなければならない」と力説する。 それが自然発生ではなく、武漢ウイルス研究所の不手際が原因なら、人々の憎悪は中国に向かうことになる。 「中国は孤立化する。 企業は生産拠点を他国に移すべきだし、中国製品の不買運動があちこちで起こるはずだ。 経済が低迷したら中国という国は終わる。 やりたい放題やってきたツケを払う必要がある」(同氏) 日本もいずれ大きな選択を迫られる。 石平氏は「日中関係は良好かもしれないが、ここで中国の肩を持てば、世界中から戦犯国扱いされるよ」と警鐘を鳴らす。 新型コロナが終息しても、平和な世の中とはいかなそうだ。

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【衝撃】新型コロナウイルスは「エイズ」だった? 今月掲載された論文に「リンパ球に感染し免疫システムを破壊する」

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国内の生物化学の専門家の1人が財新記者に解説してくれたところによると、バイオセーフティーを保証できるという前提のもとで、この種の病原体の機能獲得性研究は、ウイルスの作用や拡散の仕組み、特性をいっそう深く認識し、未知のウイルスをよりよく予防するのに役立つそうだ。 「細菌についての研究は相対的に進んでいますが、動物に由来するウイルスについてわかっていることはまだまだ多くありません。 もしウイルスを研究するなら、獲得性の機能研究が確実に必要とされるでしょう。 ただし、各種の流出を防止しなければなりません」と、その専門家は語っていた。 「科学はもろ刃の剣なのです」と。 インドの科学者の論文が引き起こした議論 これまでに述べた石正麗とその実験施設について疑惑を呈した人々はみな非専門家だった。 だがその後、インドの科学者がbioRxivで公表した論文(現在は撤回されている)が新たな議論を引き起こした。 1月31日、インドのデリー大学とインド理工学院に所属する研究者たちが、bioRxivで「2019新型コロナウイルスの棘突起タンパク質に含まれる独特な挿入配列とエイズウイルスのHIV-1 dp120、Gagタンパク質との間で見られる奇妙な相似性」という研究論文を発表した。 簡単に言えば、彼らは新型コロナウイルスとSARSウイルスの棘突起タンパク質の配列を比較し、SARSウイルスと比べると新型コロナウイルスの棘突起タンパク質には4つの新しい挿入配列があることを発見したのだ。 その後、彼らはこの4つの挿入配列をデータベース中の配列と比較した結果、4つの挿入配列がともにエイズウイルスのタンパク質配列の中にあることを見つけた。 この研究論文によれば、この種の特異な同一性/相似性が自然界の中で偶然に起こる現象とは考えられず、またこの4つの挿入配列は新型コロナウイルスに独特なもので、そのほかのコロナウイルスには存在しない、とされている。 しかし、その後、このインドの研究者たちは研究論文を撤回している。 現在のところ、この研究論文のURLには論文のタイトルしか残っておらず、アブストラクト(要旨)には「当該論文は執筆者によって撤回されました。 執筆者は同じ分野の研究者による該当論文の手法と結論、解釈に対するフィードバックに基づき修正を行うつもりです」という文章に置き換えられている。 研究論文の執筆者の1人がbioRxivにコメントを残しており、次のように述べている。 「これは初期段階の研究です。 私たちには陰謀論にその議論の根拠を提供する意図はありません。 私たちは同じ分野の研究者たちがbioRxivおよびその他の場所で行う批評と査読を尊重していますが、このストーリーはすでにソーシャルメディアとニュースメディアにおいて異なる仕方で解釈され、拡散してしまいました。 世界的な範囲でいっそうの誤解と混乱を引き起こす事態を避けるため、私たちは現在のプレプリント版を撤回し、さらなる分析を行ってから修正版を提出することに決定しました」.

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コロナウイルスは、エイズのように、一度感染すると一生体に住み着いて、将来病...

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この原稿を書くのに5日間かかった。 一度は困難さに発表をやめようかと思ったが、あまりにも誤解が拡散しているので、不十分でも発表することにした。 事の起こりは4月16日、フランスのサイト『Pourquoi Docteur』(どうして?ドクター) のだった。 「今日は本番組独占の爆弾発言があります」と司会者、その爆弾を落とすのは、エイズウイルス HIV を発見して、2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞したフランス人教授、リュック・モンタニエ氏である。 この時点で既に誤解があるが、氏はそれが事故で流出したに違いないと言っており、生物兵器など悪意であったのかという質問には、はっきり「ノン」と答えている。 さらに、「コロナウイルスを使って、エイズワクチンをつくろうとしていたと考えるのが合理的な仮説だ」と主張しているのだ。 この部分がまったく抜け落ちて拡散されている。 次の日4月17日、24時間ニュースチャンネルのC-NEWSに出演して自説を述べて、一層大きな話題になった。 ちなみに、モンタニエ氏はこの件に関して、自分で論文は書いていない。 「モンタニエ氏が論文を発表」というのは誤報である。 さらに付け加えれば、なぜか「モンタニエ氏が『ヨーロッパ1』というテレビで語った」と引用されているが、完全な間違いである(そもそも「ヨーロッパ1」はラジオ局である)。 この話は、権威というだけで単純に信じてはいけないという、大きな教訓をはらんでいる。 しかしそれ以上に「医学と人間」という、大きな命題を突きつけられているように思う。 世界的に著名な博士 モンタニエ氏は、世界的に超有名な博士である。 1932年、フランスのシャブリ生まれ、87歳である。 40歳くらいのときに、世界で名高いフランスの「パスツール研究所」で、新しいウイルス学部門の中に、ウイルス腫瘍学部局を設立した。 それから約10年後の1981年、アメリカで「第一号」のエイズ患者が認められた。 エイズは世界中に広まったが、「突然」現れた得体の知れない恐ろしい伝染病で、しかも死に至る病だった。 1983年に病気の原因となるHIVウイルスを発見したのが、リュック・モンタニエ氏と、同僚のフランソワーズ・バレ=シヌシ氏だ。 以来、モンタニエ氏への賛辞は世界から贈られた。 ノーベル賞を受賞する前から、世界各国の錚々たる団体から、賞が雨あられと授与された。 ラスカー医学賞(アメリカ財団)、シェーレ賞(スウェーデン)、ガードナー賞(カナダ)、ファイサル王医学賞(サウジアラビア)、ハイネケン医学賞(オランダ王立アカデミー)、 アストゥリアス皇太子医学賞(スペイン)・・・書いているとキリがない。 日本からは科学技術者に贈られる「日本国際賞」が授与された。 授与式には天皇陛下ご夫妻や三権の長が出席する、最高峰の賞だ。 エイズ問題は、当時いかに世界の大問題だったか、今の新型コロナウイルスに引けをとらない問題だったかがうかがえる。 その博士が新型コロナウイルスは「武漢研究所で人為的につくられたウイルス」と言ったのだから、この発言が世界にどばっと広がらないわけはなかった。 モンタニエ教授の言い分 では、博士は、具体的に何を言ったのだろうか。 武漢の研究所は、2000年初頭からコロナウイルスに力を注いできた(筆者注:人に感染するコロナウイルスは、今の新型が7つめ)。 新型コロナウイルス SARS-CoV-2 のシーケンス(配列)の分析を行っているのは私だけではない。 私の同僚で、バイオ数学者であるジャン=クロード・ペレーズも行っている。 バイオ数学というのは、数学の論理を生物学にあてはめる学問である。 彼はウイルスの配列の細部にまで掘り下げた研究を発表した。 でも彼が初めてではない。 その前にインドの研究者グループが分析を公表した、いや、しようとしたのだ。 科学的真実というのは重い。 隠そうとしていても、現れるのだ。 見て驚いたのだが、そこには別のウイルスの配列が入っていたのだ。 それは自然に混ざったものではない。 大元はコウモリのウイルスだから、それを組み替えたのだ。 海鮮市場から出たというのは、美しい伝説だ。 そのような可能性はない、乏しい。 最も合理的な仮説は、誰かがエイズ(HIV)のワクチンを作りたかった、そのためにコロナウイルスを使ったと考えることだ。 陰謀論ではない。 陰謀論とは、何かを隠す人のことだ。 ウイルスは、武漢の研究所から「逃げた」ものだろう。 中国政府が知っていたのなら、彼らには責任がある。 中国は大きいので、間違いは起こるだろう。 しかし、筆者の見る限り、すべてのフランスの信頼に足るメディアは、この権威の言うことに対して、検証か批判をつけて記事を流していた。 反対する根拠は、主に二つあった。 科学的な反論、そしてこの人物に対する反論だった。 日本語の発信では、この後半部分がすっぽり抜け落ちている。 ネットで拡散する記事の信憑性をチェックする組織は、日本のメディアにはないのだろうか。 欧州には、各メディアで事実のチェック部門を設けているだけではなく、メディアで横断的に偽ニュース(フェイク・ニュース)に取り組む枠組みがあるのに。 仏メディアの科学的な反論 まずは科学的な反論から。 最初の音声インタビューが流れた際、視聴者からも「インドの研究って何?」という質問があった。 これに対して、モンタニエ氏は何も説明していない。 、このインドの「論文」なるものは、科学誌に掲載されたものではない。 を公開前に掲載するサイトに、1月下旬、ニューデリーの「Indian Institute of Technology」の研究者が発表したものだという。 この発表では、新型コロナウイルス SARS-CoV-2 のタンパク質のアミノ酸配列が、エイズウイスル VIH-1 のそれと「奇妙な類似性」があり、「偶然である可能性は低い」と言っている。 多くの専門家がこの研究に異議を唱えたために、インドの研究者たちは撤回した。 しかしその前に、陰謀主義とセンセーショナル主義のウェブサイトによって、どばっと広まってしまった。 だから専門家は批判したのだった。 オーストラリア国立大学の遺伝学者で、グループリーダーのGaEtan Burgio博士は、次のように否定している。 「エイズ HIV ウイルスの配列との類似性があまりにも少なすぎて、遺伝物質の重要な交換があると結論付けることはできません」。 1月、科学コミュニティの「Massive Science」は、エイズ HIV ウイルスと新型コロナウイルス SARS-CoV-2 に共通するシーケンス(配列)で、同じものを持つ別の15種類ほどのウイルスをリストアップした。 例えば、サツマイモ・ウイルス、ネクタリン・ウイルス、スズメバチ・ウイルスなどがあった。 さらに、共通したシーケンス(配列)が短いため、このリストすらそれほど重要ではないという。 「エイズ HIV の配列が本当に挿入されていれば、断片ははるかに大きく、より特異だっただろう」とBurgio博士は言う。 「偶然の一致だろう」。 もう一つの問いがある。 シーケンス(配列)は人工的につくることができるのか。 新型コロナウイルス SARS-CoV-2 が遺伝子工学の産物であったかもしれないという考えも、全会一致からは程遠い。 人間が作ったウイルスは存在するが、多くの場合、既存のウイルスの見事な組み合わせであり、一般には微生物学者が簡単に認識できる。 新型コロナウイルス SARS-CoV-2 には人工ウイルスの特性がなく、人間の介入があったことを示唆する遺伝的借用の疑わしい証拠はない。 『ル・モンド』がインタビューしたパスツール研究所の研究者であるエティエンヌ・シモン=ロリエール氏は、「それが人工的なものであることに疑いを持つことは、あまりにも当然なことのように見えます」と述べた。 「そのような大きなウイルスを作成するには、世界中のほとんどの研究室が持っていない技術的な知識が必要です。 間違いなく12カ所以下でしょう」 新型コロナウイルスは「ACE2受容体」というものによって人体に根をおろすのだが、「科学者が、これほどにACE2受容体と相互作用するウイルスを作成できた可能性は、ありそうにありません。 このメカニズムは、以前は知られていなかったのです」 受賞後のモンタニエ氏の評判 ノーベル賞を受賞したのち、モンタニエ氏の評判は全くかんばしくない。 日本語では「トンデモ学者」「オカルト学者」とすら言われている。 今日、モンタニエ氏は、パスツール研究所に縁を切られている。 現在も名誉教授ではあるのだが。 また、フランス国立医学アカデミーからも非難されている。 ここでも彼はメンバーであるのだが、今、足を踏み入れることは決してない。 彼の言動により、科学界からたくさんの批判と嘲笑を受けてきたと、。 ノーベル賞を受賞した翌年の2009年、彼はインタビューで、人体というものは、良い抗酸化の栄養の助けを借りた、良い免疫システムによって、エイズウイルスからよりよく身を守ると述べて、科学者の怒りをかった(良い免疫システムをもっていれば、数週間でエイズウイルスを追い払うことができるとさえ)。 彼はまた1年後、ホメオパシーの根拠となった「水の記憶論」と、その著者であるジャック・ベンヴェニストを擁護した。 しかし、これは科学的詐欺であることが証明されている。 モンタニエ教授が当時提唱した実験は、科学誌『ネイチャー』によって批判され、「再現不可能」と宣言された。 ホメオパシーとは、「レメディー」と呼ばれる治療薬を飲んで治療をするというもの。 治療薬は、植物、動物組織、鉱物などを水で100倍薄めて振る作業を、10数回から30回程度繰り返して作った水を、砂糖玉に浸み込ませたもの。 「ただの水」なので「副作用がない」が、治療効果もあるはずがない。 ちなみに、なぜ「振る」のかというと、のだそうだ。 2012年には、約40人のノーベル賞受賞者が、「彼は専門ではない分野で発言することによって、科学的および医学的な欺瞞をつみかさねている」と嘆願書に書いた。 これはアフリカの国カメルーンが、氏を研究所所長に迎えようとしたときに書かれたものである。 そこに書かれていた内容は、怒りと警告に満ちている。 「パーキンソン病に悩むヨハネ・パウロ2世教皇に『発酵パパイヤ抽出物』を提供、 電磁波で血液中の細菌を検出するというライム病の診断テスト(訳注:ライム病とは、ダニによって媒介される人獣共通の細菌による感染症)、最低限の(論文などの)発表も無しに「水の記憶」が現実であるという自称の証拠。 医学は嘲笑され、患者はだまされ、同胞は悪用された。 これらの虐待を非難するのに、公的権力と保健機関は、何を待っているのでしょうか(訳注:「ぐずぐずしてないで、さっさと公的機関が非難しろ」と婉曲的に言っている)」。 モンタニエ氏の人生 このように、フランスのメディアは、どこも必ず「モンタイエ氏の主張は極めて疑わしい」理由の説明をつけて報道している。 本人のインタビューを放送した「pourquoi docteur」や「C-NEWS」は、報道した責任を感じるのか、記事においては他の媒体よりもモンタニエ氏を糾弾する口調が厳しいように感じた。 このニュースに接して、筆者が何を思ったかを書いてみたいと思う。 2つのインタビューを視聴したが、本当かどうか疑うのに十分な内容だった。 言っていることに根拠を全然示していないからだ。 テレビのキャスターが「今は働いているのですか、研究室で」と聞くと、モンタニエ氏は、必ずしも研究所では働いていないが、同僚とパソコンで仕事をしていると答えた。 会話はきちんと成り立っている。 でも、氏がノーベル賞受賞者だと知らない人が聞いたら、「はいはい、おじいちゃん」と言われても不思議はない感じである。 考えこんでしまった。 彼はなぜこのようなことを言ったのだろうか。 おそらく、モンタイエ氏にとって、中国の作為のほうは問題ではないのだ。 実際、「誰がどうしてなぜそんなことをしたのか、私は知らないし、糾弾する立場にない」「中国には友達がいるし、コロナ問題が起きる前に、数週間中国にいた」と、自分の守備範囲ではないように言っている。 そして、「間違いであったのだろう」と言っているし、「もし中国政府が知っていたのなら、責任はあるだろう」くらいしか答えていない。 氏は、陰謀論とは程遠いところにいる。 おそらくそんなことには、まったく関心がない。 氏が声を大にして言いたいのは、エイズのほうなのだと思う。 エイズ禍というもう一つの疫病 氏の人生は、エイズという、人類の生存史上に刻まれる疫病とともにあった。 この病気が突きつけた免疫と人体の問題に人生を捧げた。 エイズはまだ解決していないのに、それに勝るとも劣らない今回の疫病がやってきた。 この事態を前に、モンタニエ氏は何を思ったのだろうか。 エイズは、正式には「後天性免疫不全症候群」という病名である。 免疫機能が働かなくなり、健康なときなら問題にならないような病原体に抵抗できなくなる。 こうして病気になる。 かつては死に至る病と思われていた。 ウイルスが原因であることは突き止められた。 それでも決定的な治療法は、まだみつかっていないと言えるのではないか。 恐ろしいウイルスの病といえば、天然痘がある。 効果的な薬はないが、種痘(ワクチン)のおかげで世界から根絶できた。 ペストには、ワクチンはない。 でも、ウイルスではなくて細菌なので、抗生物質などの抗菌剤がある。 治療はでよいという。 結核には、BCGワクチンもあるし、効果的な抗菌剤もある。。 しかし、エイズにはどちらもない。 ワクチンも、特効薬もない。 新型コロナウイルスと同じである。 今でこそ、エイズは患者によっては1日1錠の薬だけでも良い時代になってきた。 素晴らしい進歩だ。 しかし、検証は続いている。 そして患者は一生薬を飲み続けなければならない。 によると、90年代後半には、患者は1日計20錠の服薬が必要だった。 薬には、腎機能障害や貧血などの副作用の問題が生じた。 2000年代になると、薬は4錠から2錠程度に減り、1日1回の服用ですむようになった。 しかし今度は、神経系統の副作用の問題が出てきた。 さらに、糖尿病や脂質代謝異常の問題や、薬が効かなくなったウイルスへの対処が求められたりした。 薬の開発は、副作用との戦いの歴史であった事を示している。 新型コロナウイルスも、もしかしたら同じ道をたどるかもしれない。 薬には、臨床実験が繰り返されてきた。 新薬に不安を覚えながらも、助かりたい一心で飲み続けた患者が世界中にいた。 副作用に苦しみ、エイズに打ち勝てず亡くなった人は大勢いた。 、今まで7500万人が感染し、3200万人が亡くなった(死者数は、大体マレーシアの人口に匹敵する)。 このような積み重ねがあったからこそ、薬は向上していったのだが。 モンタニエ氏が生きたのは、そういう時代だった。 氏が近代科学を否定するような方向に走ったのは、苦しみながら薬を飲むエイズ患者を知りすぎてしまったからなのだろうか。 それでは氏は、エイズワクチンの開発を切望するあまり、今回のような発言になってしまったのだろうか。 それも違う。 氏は30年以上もワクチン反対論者である。 種痘のように天然痘を根絶させたものはあるが、ひどい代価を払っているものがあると主張している。 数年前、フランスで子供に対するワクチンの政策が変わろうとして、大きな議論を呼んだ。 モンタニエ氏はワクチンは善意で始まっていることだが、すべての人々を少しずつ中毒にしていると述べて、。 しかも、大量のワクチン接種と、原因不明の乳幼児突然死症候群が関係があるとすら言った。 2017年11月には、106人の科学と医学の学者が、猛烈な抗議をしている。 「根拠がない」「ノーベル賞受賞者という立場を利用している」など、モンタニエ氏に対する批判はいつも同じである。 そして、それらの主張以上に、モンタニエ氏の発言には、何か科学に携わる者を逆なでする要素があるように見える。 ただ、今回のことはちょっと違うようだ。 今まで物議をかもしてきたのは、治療の問題だった。 今回は逸脱している。 たとえ世界の権威であろうとも、モンタニエ氏は私達と同じ、一人の人間だ。 7500万人のエイズに苦しむ患者から「エイズの権威」と見つめられ続けた博士は、そのことをどう受け止めてきたのだろう。 司会者は、アメリカの政治家はこう言ったとか、中国の反論はどうとか、そんなことを博士に聞く必要はなかった。 エイズ以上に社会に影響を与えた、今回の「新型コロナウイルス」という疫病をどう思ったのか、世界規模のパンデミックが何度も起こるこの時代に、私たち人間はどう向き合うべきだと思うか、博士に聞いてほしかった。

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