思い出 の マーニー ネタバレ。 【ネタバレ注意】「思い出のマーニー」の感想

映画『思い出のマーニー』評価は?ネタバレ感想考察/ジブリ最後のファンタジーは記憶と許し

思い出 の マーニー ネタバレ

何度か「思い出のマーニー」を観ているのですが、ちょっと気になったのはサイロでの出来事です。 マーニーの正体も気になりますが、どうして和彦(かずひこ)が突然出てきたのでしょう? 謎が多いとされる「思い出のマーニー」です。 サイロの解説と和彦が出てきたシーンを考察してみました。 これより先はネタバレになります。 まだ映画をご覧になっていない方は注意してくださいませ! 最後まで読んでいただけると嬉しいです。 思い出のマーニーの内容ネタバレ! ジブリの『思い出のマーニー』 宮崎駿の監督作品でないため、若干、知名度が低いようですが、米国アカデミー賞にもノミネートされており、海外での評判も高いようです。 監督は『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌。 — Rakia2018 rakia2018 ネタバレをする上で欠かせないのが杏奈とマーニーの関係です。 杏奈とマーニーは孫と祖母であることが映画の終盤で描かれています。 夏祭りに村の子供である信子から、目の色が青いことを言われているシーンで、「あれ?もしかして・・・」と思った方もいるのではないでしょうか。 マーニーの父が外国人で母は日本人らしい容姿をしています。 ということはマーニーはハーフであり、孫にあたる杏奈がクォーターとなりますので、目が青いというのもうなずけるものです。 ただ、杏奈自身にしてみれば言われたくないことだったようでした。 映画を見た人からの評判で意味がよく分からないいう声がある すでに亡くなっている祖母が若い姿で杏奈と出会ったり話したりすることは現実からかけ離れています。 白昼夢・幽霊・タイムスリップ説ではないかという声がネットに上がっていますが、 こういった原因は何故マーニーが杏奈と出会ったのかという説明が映画で語られていないからです。 (調査したところ原作でもはっきりとした説明はされていないようです) 説明されていないので、映画を見ても内容が難しく思えるのではないでしょうか。 人によっては消化不良のように感じるのかもしれません。 この映画は、最初から最後までしっかり観てないと、散らばっている伏線を見落としてしまうような気がします。 (私は2回観て「なるほど!こう言いたかったのか!」と思ったりしました) 前置きが長くなりましたが、解説へと進みたいと思います。 「思い出のマーニー」マーニーの正体は? サイロのシーンを語る上で、マーニーの正体にも触れたほうが分かりやすいと思ったので、和彦よりも先に解説させていただきます。 マーニーの正体は空想の人物です。 これは杏奈自身が語っています。 「マーニーは私が作り上げたの。 空想の中の女の子」 湿っ地屋敷に引っ越してきた彩夏(さやか)と出会い、マーニーについて問われ時に出てきたセリフでした。 では、マーニーの正体について考察したいと思います。 物語全体を通して考えてみても、杏奈は祖母であるマーニーの顔はおばあちゃんの時の姿しか知らないと思うのです。 (おばあちゃんと一緒にアルバムを見たということも考えられますが、映画にはそのような伏線はなかったので外します) では、どうしてマーニーの姿形は金髪であったのか。 人形がモデルであると推測します。 では、空想の人物が偶然にも祖母の名であるマーニーという名前が付くでしょうか? それは物語の終盤で、杏奈を引き取って育てている頼子から受け取る写真に答えがあると考えました。 施設から養子へともらい受ける時に、杏奈が握りしめていた写真だという説明があります。 杏奈が初めて見た時の湿っ地屋敷を「知っている気がする」と呟いていました。 湿っ地屋敷を見たことにより、杏奈の潜在意識が働いてマーニーという空想の人物を作り上げるきっかけになったと思います。 空想の人物と言ってもマーニーの表情は豊かで好奇心旺盛。 杏奈は何を元にマーニーという人物を作り上げたのか仮設を立ててみました。 祖母であるマーニーが自分の過去を語った記憶を元に形成• 杏奈が作り上げた理想像 2つの要素がマーニーという人物を作ったのだと思われます。 理想像というのは、サイロに行く前にお互いの境遇を打ち明けたシーンにあると考えています。 マーニーと過ごす出来事は祖母であるマーニーから聞いた実話を再現していますが、以下のシーンは杏奈が無意識に作り上げたものだと思います。 杏奈は役所から自分の養育費の割合が増えるという書類を見てしまった。 本当の子供だと思うならお金を受け取らない。 と胸の内にあった感情を吐き出しています。 一方で、その話を聞いたマーニーは「養女にしてくれたお父様やお母様こそ本当に親切な人なんじゃないかしら」と言っています。 つまり、マーニーの言うように、杏奈は育ての親には感謝している。 そういうふうに言えるマーニーのようになりたいと思う表れなのではないでしょうか。 マーニーの正体についてまとめると• 祖母の昔話が土台となっている• 姿形は杏奈が持っていた人形がモデル• 自分の理想像 というのが組み合わさって空想上の人物=マーニーができあがったと思われます。 「思い出のマーニー」サイロに和彦がいるのはどうして? サイロのシーンをざっくりとおさらいをします。 先に行ってしまったマーニーを追いかけてサイロへ杏奈が入ります。 はしごを登ってみるとマーニーが恐怖で震えていました。 何故かこの時にマーニーは誰かのコートを羽織っているのですが、杏奈は気にする様子でもなく、サイロを出ようとマーニーの手を引きます。 雷雨が激しくなり、マーニーが動けないほど怖がったため、サイロにとどまることにしました。 身を寄せ合って杏奈が目を閉じると、子守唄から始まる回想シーンがはじまり年老いた杏奈が小さな子を寝かしつけています。 「そうやって一晩中サイロの中にいたの。 私は怖くてたまらなかった。 そこへおじいさんが来たの。 よーく頑張ったと励ましてくれた」 寝かしつける回想シーンが終わったあとに、和彦がマーニーを迎えに来ました。 そして一緒にサイロを出ていくのです。 以上がサイロに登場する和彦のシーンとなります。 では、解説と考察に入ります。 注目したいのがシーンの切り替わりです。 和彦が出てきたのは、祖母であるマーニーが杏奈に昔話を聞かせたあとのシーンです。 杏奈が目を閉じてから子守唄が流れてきたので、眠りに入ったのではないかと考えました。 つまり、杏奈が幼い頃の記憶を具体的に夢となって出てきたと思うのです。 杏奈は夢を見ている立ち位置なので、マーニーと和彦の姿しかなかったというわけです。 この回想シーンで気になるセリフがありました。 「よーく頑張ったと励ましてくれた」 と、幼い杏奈に話しているマーニーの言葉です。 ということは、和彦はサイロにマーニーがいるのを承知していて、日が昇った早朝に迎えに来たということだと感じました。 (マーニーと和彦が出ていこうとしているサイロの出口が眩しさを印象づけたものでした。 このことから早朝と推測) サイロにいたマーニーが羽織っていたコートは和彦のもので、夜の寒さをしのぐためにあらかじめ渡したものだったのでしょう。 マーニーさんという存在は、杏奈さんが現実世界での生活に意識を向けると消えてしまいます。 金曜ロードショーの公式Twitterで「 マーニー さんという存在は、杏奈さんが現実世界での生活に意識を向けると消えてしまいます」と呟いています。 向き合わなければならないと言う。 いっしょうけんめいやってみたけど、やっぱりプルートはこわい。 和彦があたしをサイロにつれて行こうとする。 私はぜったいに行かない。 あの人があのことでわたしをからかうのをやめてくれればいいのに・・・ この内容から考えられるのは和彦が「怖かったら克服するしかない」とでも言ったのかもしれません。 (幼馴染に対してかなりのスパルタな感じがします) 嫌がるマーニーをサイロに連れて行ったと思われますが、回想シーンで杏奈に聞かせた昔話を照らし合わせると、最終的にはマーニーも納得してサイロに入ったと思われます。 ちなみにプルートとは湿っ地屋敷で飼われていた犬のようです。 ジブリ映画では説明はありませんでしたが原作にあるようです。 マーニーがサイロを怖いと思うのはどうして? 「悪い子はサイロに入れられる」 というマーニーの台詞があるので、小さい頃から言われ続け恐怖心を植え付けたと思います。 湿っ地屋敷ではお手伝いは2人います。 マーニーは彼女らのことを「ねえや」と呼んでいます。 そのねえやたちが、ばあやの指示によってサイロへ入れられそうになります。 サイロに付いた途端に雷がなり始め、驚いたねえねたちはマーニーを連れて屋敷に戻るのでした。 両親たちは家に戻ってくることは少なく、使用人によるマーニーへの嫌がらせもありました。 「ばあやはいつも機嫌が悪いの。 誰もいじめていると思わないでしょ。 ねえやたちは怖がらせることが好きなの」 言うことを聞かないとサイロに入れられると刷り込まれ、嫌がらせを受ける人達によってサイロへ連れて行かれるのです。 幼い子が恐怖心を抱くのも当然かもしれません。 サイロでマーニーがいなくなったと気づく杏奈の考察 マーニーがいなくなったことで「あなたまで私を置いていった」と泣きながら走るシーンがあり、回想で杏奈が祖母であるマーニーの葬式に参列している様子が描かれています。 回想ではただ人形を抱きしめるだけで、大人たちの無責任な会話が耳に入るのをじっと耐えています。 行く先のない当時の不安な気持ちと、1人にしないでと言いたかったのをずっと我慢していた表れではないでしょうか。 また回想には雷の音に部屋の中で杏奈が耳をふさぐシーンもあります。 こちらについては、恐怖でこの場から逃げたいしたいと思う気持ちも含まれていると感じました。 杏奈が泣きながら走っていたのは 空想はひとりにされたという喪失感と、置き去りにされた悔しさと悲しみ。 現実として雷が苦手なのでこの場から早く立ち去りたいと思う恐怖 という感じではないかと思います。 マーニーと杏奈の別れ 杏奈の夢の中での出来事となります。 杏奈は自分が置いていかれたとマーニーを責めますが、マーニーはこう言いました。 「そんなつもりじゃなかった。 だって、あの時、あなたはあそこにいなかったのだもの」 確かにサイロのシーンでは杏奈のことを和彦と呼んでいたことが多々ありました。 空想とはいえ杏奈はサイロでマーニーの隣にいました。 それをいなかったというマーニーにどうしてだろうと思いました。 このシーンについては伏線があまりなくて、サイロでの一連の流れを踏まえた考察となります。 マーニーは杏奈が作り上げた理想像です。 いわば「なりたかった自分」でもありました。 サイロを出て「1人にしないで」と泣き叫んだのが杏奈の本当の気持ちです。 この様子は自分の気持を受け入れたと考えていいのではないでしょうか。 また雷が怖いから走ってサイロから出るというのも本当の気持ちです。 自分の気持を感じた杏奈に、理想像としてのマーニーの役目が終わったこをと指していると思われます。 マーニーが「許してくれると言って」とはどういう意味か 湿っ地屋敷でマーニーが自分の部屋の窓から杏奈と言葉を交わす最後のシーンです。 ここまででマーニーは杏奈が作り上げた理想像であり、なりたかった自分でもありました。 つまり、自分自身を許してあげる意味合いがあるのではないでしょうか。 マーニーにサイロへ行く前、自分の境遇を話した時に「わざと死んだんじゃないって分かってるけど、私を一人ぼっちにして許せない」といったセリフがありました。 マーニーの「許してくれると言って」というのは、それは祖母や両親のことではなく、自分を責めている杏奈に対して言ったことだと思うのです。 杏奈自身が自分を許すということは、昔のことも含まれますが現在の環境もひっくるめて自分の感情を受け入れるということだと感じています。 「もちろんよ、許してげる!あなたが好きよ!」の辺りや、マーニーが最後に手を振る演出で、ウルッと来ますよ〜…。 最後まで見て「あなたのことが大すき」のキャッチコピーの意味がわかるんですよね、思い出のマーニー良い映画でした — ナベ nabe4242 今まで鉛筆画が多かった杏奈の絵ですが、変化があったと分かるシーンがあります。 破られた日記を持ってきた彩夏に会うため部屋をあとにします。 育ての母の頼子に送るハガキが映るのですが、色彩で描かれていました。 杏奈が色を付けるという行為が、自分を受け入れて前へ進もうとする杏奈の気持ちが表れていると思います。 最後まで読んでくださりありがとうございました!.

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【ネタバレ注意】「思い出のマーニー」の感想

思い出 の マーニー ネタバレ

— 2020年 3月月9日午前5時01分PDT 結論は「 つまらなくはないけど、難しい作品」です。 今までのジブリ映画は、主人公は闇があっても前向きで、物語も分かりやすいのが特徴でした。 しかし、思い出のマーニーは、主人公は病んでいて、物語も複雑に進んでいくので、分かりづらいと感じました。 そのため、途中離脱者が多くなってしまうのかなと思いました! マーニーの正体がわかるまでは、大人でも理解は難しいです。 子供が見ているなら、間違いなく途中で飽きてしまうかなと思います。 その点で、難しい物語になっているので、つまらない評判が多いと推測できます。 面白くないのは暗くて意味が分からないから? 面白くないと感じる理由を解説します! 私も最初は、全く面白いと感じませんでした。 それは、 暗くて、内容も意味が分からなかったからです。 — 2020年 2月月20日午前3時49分PST マーニーと杏奈が出会ってから、お互いの傷をなめあうような関係になります。 ただでさえ、杏奈のコミュ障が見て耐えられなかったのに、そこにマーニーまでも加わって、物語が全く入ってきませんでした。 最終的にマーニーの正体や日記の秘密などが分かって、理解できましたが、最後まで視聴者がついていけるかは微妙かなと感じました。 今までのジブリは、訳が分からなくても、兆しが少しづつ見える作品が多いので、途中で飽きることはなかったですが、マーニーは最後の決着まで、間延びしているように感じてしまいました。 意味が分かれば楽しいのですが、そこまで達するまでがしんどい映画になっています。 本当に、大人向けの映画だなと思いました! 泣ける感動傑作と言われる理由 不評について分析してきましたが、数回見ると、この映画の面白さに気づけます。 一気に感動がこみ上げてきた。 ホントに優しい映画でした。 ネタバレ後に観るとまた違う感動がありそう。 いろんな気持ちを思い出させてくれる貴重な体験でした。 宮崎監督のとはまた違ったジブリの最高傑作です ナウシカ以外では。。 ・映像と物語がリンクしている。 主人公の救いの物語になっている ストーリーは、 主人公「杏奈」の救いの物語になっています。 杏奈は、自尊心の低さと母親への疑いから、暗い闇を持っていました。 そこに、マーニーが登場することで、少しづつ心のトゲをとっていきます。 特に、この物語が良いのが、マーニーも影を持っていたことです。 救いの物語は、明るい人間が暗い人間を導くような展開が多いと思います。 しかし、マーニーは、同じような悩みを共感することで、二人で前に進むような物語になっていました。 誰もが心の闇と戦っているメッセージ性もあったのかなと思っています! 映像と物語がリンクしている 映像と物語がリンクしているのが良かったです。 ジブリ映画なので、映像のクオリティーが高いのは間違いないです。 それだけでなく、本作は、空とキャラクターの心情がリンクしていたことが良かったです。 制作側もこだわっていたようで、それがどハマりしています! まとめ 「思い出のマーニーはつまらないか」「面白くないのは意味が分からないからか」を解説しました! 難しいので、少し分かりづらい映画にはなっていますが、何回も見れば良さがわかると思っています。

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思い出のマーニーの声優一覧!登場するキャラクターも紹介 | シネマノート

思い出 の マーニー ネタバレ

この世には、目に見えない魔法の輪がある。 輪には内側と外側があって…私は外側の人間。 幼い頃に両親を亡くし、養親に育てられた12歳の少女・「杏奈」は自分のことが大嫌いだった。 杏奈は子供ながらに『自分はいらない人間』だと感じており、養親に対しても「おじちゃん、おばちゃん」と呼んでいた。 心を閉ざしている杏奈はいつも「1人ぼっち」で、養母・頼子は感情を表に出さない杏奈がいつも 『 普通の顔(無表情)』で過ごしていることを心配していた。 そんな杏奈は喘息を患っており、その日は学校で発作を起こして家で休んでいた。 やがて医師から「休養が必要」だと診断された杏奈は、北海道の海辺の村にある親戚夫婦の家で、夏休みの間治療することになる。 頼子は札幌から釧路へ発つ杏奈を心配して声をかけたが、 杏奈は心の中で 『メーメーうるさいヤギみたい』と言った。 スポンサーリンク その後、杏奈が小さな駅に着くと、親戚の「大岩夫妻」が迎えに来てくれた。 大岩家に向かう途中、杏奈は崖の上の不思議な建物が気になった。 杏奈が聞いてみるとその建物は「サイロ」と呼ばれ、家畜の飼料を貯蓄する建物だと分かった。 何だろう… あのお屋敷、知ってる気がする… そして杏奈は靴を脱いで屋敷に向かい、誰も住んでいない屋敷をしばらく眺めていた。 その後、屋敷の前でいつの間にか居眠りしてしまった杏奈は、満ち潮になって帰れなくなる。 すると、そこに十一(といち)という男がボートを漕ぎながら現れ、十一は杏奈に一言も喋らずに「動作」で乗るように伝えた。 やがて家に帰った杏奈は、夫妻に屋敷に行ったこと、そして十一に助けられたことを話した。 すると、あの屋敷は 地元の人たちから 『湿っ地屋敷』と呼ばれていることが分かり、夫妻は杏奈に「近づかないほうがいい」と言った。 そしてその夜から、杏奈の「夢の中」に屋敷に住む謎の少女が現れるようになり、杏奈はいつも屋敷のことを考え、屋敷の絵を描くようになった。 その後、杏奈は地元の中学生たちと「七夕祭り」に参加したが、積極的に話しかけてくる信子のことがうっとうしかった。 さらに、信子は杏奈が願い事を書いた『短冊』を取り上げ、その願い事(毎日普通に過ごせますように)を勝手に読んだ。 すると、杏奈は信子に「いいかげん放っておいてよ!ふとっちょブタ」と暴言を吐いてしまい、涙を流しながら湿っ地屋敷が建つ海辺へ走った。 私を見たことがあるの? ええ、しょっちゅう。 私は来たばかりなのよ。 あなたはいつからここにいるの? あたしはずっとここに… その後、少女の家族に見つかりそうになった2人は、ボートに乗って岸に向かった。 明るく不思議な雰囲気をまとった少女に杏奈は惹かれており、 少女は杏奈に 「あたしたちのことは秘密よ。 永久に…」と言った。 少女と約束した杏奈が家に帰ると、暴言を吐いてしまった信子の母が注意をしに来ていた。 杏奈は隠れて話を聞いていたが、夫妻は「気にするんじゃないよ、仲直りできるさ」と言って杏奈を暖かく迎え入れた…。 それからの杏奈は少女のことで頭がいっぱいだった。 満潮の時間を気にしては家を飛び出し、海辺へ走って少女に会いに行った。 やがて杏奈がずっと気になっていた「名前」を聞くと、 少女は 『マーニー!知ってると思ってた!』と言った。 杏奈はマーニーと過ごす不思議な時間に心をときめかせ、いつも「普通の顔」だった杏奈がマーニーの前ではいつも『笑顔』だった。 やがて2人は「一晩に3つずつ」お互いに質問をすることになるが、杏奈がマーニーの質問に答えていると、マーニーの前から消えてしまうという不思議な体験をする。 ずいぶんさがしたのよ。 あなた、急にいなくなってしまうんだもの。 私どこにもいってないわ。 ただ、あなたの質問に答えようとして… そんな中、杏奈はマーニーの屋敷での「パーティー」に誘われ、マーニーの両親に会い、ドレス姿のマーニーと踊る『和彦(マーニーの幼なじみ)』に嫉妬したりする。 すると、マーニーは元気がなかった杏奈の手をとって一緒に踊り、 笑顔になった杏奈に 『またあたしをさがしてね』と言った。 その後、杏奈は道端に倒れているところを近所の人に発見される。 やがて目が覚めた杏奈は「片方の靴」を無くしたことに気づき、海辺で靴を見つけると「マーニー…」とつぶやいた。 気になった杏奈はそのまま屋敷へ向かったが、昨日のパーティーがまるで嘘だったかのように屋敷には誰もいなかった。 そんな中、杏奈は一瞬マーニーのことを「忘れかけていた」ことに焦り、急いで屋敷に行って必死にマーニーを探したが、そこにマーニーはいなかった。 翌日、杏奈は「湿っ地屋敷」が大好きな絵描き・久子に出会う。 すると、久子は杏奈の絵を見て「私の知ってる子に似てる」と話し、湿っ地屋敷が改修工事をしていることを教えてくれた。 その後、急いで屋敷に向かった杏奈は『あなたマーニー?』と突然声をかけられる。 赤い眼鏡をかけたその女の子は、屋敷の新しい住人である「彩香」だった。 東京から引っ越してきた彩香は杏奈のことをマーニーだと思っており、 棚のすき間から見つけた 『マーニーの日記』を見せてくれた。 やがて日記を読んだ杏奈は自分がマーニーではないこと、そしてマーニーは自分がつくり上げた『空想の中の女の子』だと彩香に説明した。 すると彩香は落ち込んだが、 杏奈の空想と同じ名前のマーニーは 「本当にいる」と信じていた。 その夜、眠りについた杏奈の前にマーニーが現れ、杏奈は「私のお部屋に来て!」と頼んだが、マーニーは「屋敷のそばから離れられない」と言った。 やがて2人はマーニーの好きな所へ行くことになり、山へキノコ狩りに出かけて悩みや経験を話し合った。 私はあなたが羨ましい。 あなたはもらいっ子で、幸せだと思う。 もし自分が身寄りのない子だったのなら、その時に養女にしてくれたお父さまお母さまこそ… 本当に親切な人なんじゃないかしら。 杏奈は養親に感謝はしていたが、自治体から「児童手当」を受給していることに気づいており、養親の『愛』を信じられなくなっていた。 するとマーニーは杏奈を抱きしめ、『あたしはあなたを愛しているわ』と言った。 やがてマーニーは家族のことを話し始め、寂しそうに「母親はいつも旅行で父親と会えるのは年に2回くらい」と言った。 しかし、両親が帰ってきたときには盛大なパーティーを開き、 その時だけは 『世界で1番恵まれた女の子』だと感じていた。 そしてマーニーはばあやがきつく当たること、双子の家政婦に無理矢理「サイロ」に連れて行かれて怖い思いをしたことも話した。 すると杏奈もマーニーを抱きしめ、「私もマーニーのことが一番好きだよ」と言った。 その後、杏奈はおばけがいないことを確かめるため、マーニーと一緒に「サイロ」に向かった。 すると、マーニーは杏奈のことを突然「和彦」と呼び、先にサイロに入ったマーニーはしゃがみ込んで怯えていた。 さらに、豪雨になってきたサイロから2人は出られなくなり、2人はそのままコートにくるまって眠ってしまう。 やがてゆっくりと目を開けた杏奈が見た光景は、怯えるマーニーを優しく迎えに来た「和彦」の姿だった。 そして起き上がった杏奈の前にマーニーの姿はなく、杏奈はマーニーに置いていかれたことに腹を立てながら、土砂降りの雨の中を全力で走った…。 その後、杏奈は森の中で倒れているところを彩香たちに発見され、高熱にうなされる夢の中でマーニーに会いに行った。 杏奈は自分を置いていったマーニーに怒りをぶつけたが、 マーニーは 「あの時、あなたはあそこにいなかったんですもの」と言った。 もちろんよ!許してあげる! あなたが好きよマーニー!決してあなたのことを忘れないわ! ずっと忘れないわ!永久に! するとあたりに光が差し、マーニーは杏奈を笑顔で見つめていた…。 スポンサーリンク 「思い出のマーニー」結末 体調が回復した杏奈は彩香と会い、 マーニーの 『日記の続き』と戸棚の奥から発見した 『屋敷の絵』を見せてもらった。 すると、絵の後ろに「to Marnie from Hisako」と書かれており、2人は急いで久子に会いに行った。 久子は幼少時代、マーニーの家によく遊びに行き、華やかな両親や贅沢なパーティーのことを聞いていた。 しかし、実際は「ほったらかし」にされており、マーニーはばあやと家政婦たちからもいじめられていたという。 その後、マーニーは札幌に移って幼なじみの和彦と結婚した。 家族がバラバラになって途方にくれていたマーニーを、いつも和彦は支えていた。 2年後には長女の「絵美里」が誕生するが、そんな幸せは長くは続かなかった。 愛する和彦が病気で他界し、そのショックで体を壊したマーニーは『サナトリウム』(長期的な病気を治すための療養所)に入った。 両親もすでに他界していたマーニーは、仕方なく長女の絵美里を全寮制の学校へ入れた。 やがて絵美里は13歳で戻ってくるが、わがままで独立心の強い女の子になり、自分を遠くにやったマーニーを恨んでいた。 結局2人が打ち解けることはなく、絵美里は家出して間もなく結婚した。 絵美里のお腹には赤ちゃんがいたが、ある日交通事故で夫婦2人して他界してしまう。 その後、子供はマーニーが引き取って育てようとしたが、絵美里が他界したショックから立ち直れなかったマーニーは重い病気にかかり、次の年に他界してしまった。 日記と久子さんの絵、元のところにしまっておいた。 そう…それがいいわ。 家の人にはナイショにしてあるの。 私たちだけの秘密にしよう。 不思議ねえ…マーニーが私たちを会わせてくれたのね。 すると、杏奈が来てから一言も喋らなかった十一が、『マーニー、青い窓に閉じ込められた少女…昔の話だ…』と言った。 その後、杏奈は迎えに来た頼子と久しぶりに再会し、頼子は杏奈に「話さなければいけないことがある」と言った。 頼子は毎月自治体から手当てを貰っていても、杏奈を愛する気持ちに変わりはないことを伝えて杏奈を抱きしめた。 さらに、頼子は「古いアルバム」から見つけた1枚の写真を杏奈に手渡した。 それは杏奈が頼子の家にきた際、ずっと握りしめていた写真だった。 そして屋敷の写真の裏に「わたしの大好きな家 マーニー」と書かれており、杏奈は涙を流しながら マーニーが 『祖母』であることを理解した。 杏奈のこれまでの不思議な体験は、マーニーから子供のころに聞かされていた「マーニーの思い出」だった…。 やがて村を離れる際、杏奈は「ふとっちょブタ」と暴言を吐いた信子に謝り、久子には 頼子のことを「おばちゃん」ではなく 『母です』と紹介した。 村を離れていく杏奈に、笑顔でマーニーが手を振っている…。 スポンサーリンク.

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