デパケン 太る。 精神安定剤は太る?

薬で太る?

デパケン 太る

近年では、肥満や高血糖、脂質異常症(高脂血症)、高血圧症などが複合したメタボリックシンドロームの健康への影響が問題視されており、メタボという言葉も広く浸透しています。 精神科の患者さんは、精神疾患や精神科の薬の影響によってメタボリックシンドロームが生じる率が一般人口に比べて高く、比較的長期にわたる治療のなかで患者さんの健康を脅かすことがあることから、精神科ではより重要な問題として扱われることがあります。 また、容姿を気にする患者さんでは、健康に影響のない軽微な体重増加であっても、精神科の薬による影響をいやがって服薬を中断してしまう場合があり、その後の回復に影響を及ぼす場合もあります。 さまざまな患者さんのニーズをくみとり、できるだけ要望に沿った対応が必要とされるわけですが、医療者側の対応だけで問題が解決できない場合もありますので、運動や食事などに関して、患者さんに協力をお願いする場合もあります。 今回は、肥満を生じやすい薬と対処法についてお話しして、どのような点に注意したらよいかを説明したいと思います。 肥満の問題を生じやすい薬 精神科の薬で、肥満の問題が生じやすいものとしては、新規抗精神病薬があります。 個々の薬によって影響に差があります。 影響が大きいものとしてクロザピン(商品名クロザリル)やオランザピン(商品名ジプレキサ)があげられ、中程度のものとしてクエチアピン(商品名セロクエル)やリスペリドン(商品名リスパダール、リスペリドン)があげられます。 なお、糖尿病の人に対してオランザピンやクエチアピンは禁忌で使用できないことになっており、クロザピンも原則禁忌となっていますので、過去に糖尿病と言われたことがあったり、家族に糖尿病の方がいる患者さんは、あらかじめ医師に申し出ておくとよいでしょう。 一方、新規抗精神病薬でも肥満への影響が少ないものとして、アリピプラゾール(商品名エビリファイ)やブロナンセリン(商品名ロナセン)などがあげられます。 新規抗精神病薬以外で、体重を増加することが知られている薬としては、クロルプロマジン(商品名ウインタミン、コントミン)などの低力価抗精神病薬、バルプロ酸ナトリウム、三環系・四環系抗うつ薬などがあります。 体重増加への対処法 体重の増加は、服用開始から一年弱で落ち着く場合が多いのですが、その後も増加が続いてしまう場合もあります。 現在の薬で調子が安定しており、体重増加がゆっくりな場合や軽度な場合は、薬は変更せずに生活面の見直しを行うことが一般的で、適度な運動をしたり食生活の見直しなどの対処を続けることが効果的です。 一方、急激な体重増加を示したり、清涼飲料水を多く飲んだり、過食になっている場合には、健康への影響が心配されますので、早めに主治医に相談しましょう。 肥満を生じやすい薬を使用していて、生活面での対処を続けても充分な効果が得られない場合は、体重増加を起こしにくい薬への切り替えについて主治医に相談してみるとよいでしょう。 薬と患者さんとの相性もありますので、どの薬にも切り替え可能とは限りませんが、効果と副作用のバランスから最適と思える薬について検討してくれることと思います。 まとめ 肥満を避けたい患者さんには、なるべく肥満の問題が生じにくい薬から使い始めることも薬の選び方の一つです。 さまざまな理由によって、肥満を生じやすい薬を使い始めた場合は、その後の数週間は体重や食欲の変化に注意して、変化が急激な場合には早めに主治医に相談しましょう。 薬だけが肥満の原因ではありませんので、普段から健康的な生活を心がけましょう。

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バルプロ酸ナトリウム

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近年では、肥満や高血糖、脂質異常症(高脂血症)、高血圧症などが複合したメタボリックシンドロームの健康への影響が問題視されており、メタボという言葉も広く浸透しています。 精神科の患者さんは、精神疾患や精神科の薬の影響によってメタボリックシンドロームが生じる率が一般人口に比べて高く、比較的長期にわたる治療のなかで患者さんの健康を脅かすことがあることから、精神科ではより重要な問題として扱われることがあります。 また、容姿を気にする患者さんでは、健康に影響のない軽微な体重増加であっても、精神科の薬による影響をいやがって服薬を中断してしまう場合があり、その後の回復に影響を及ぼす場合もあります。 さまざまな患者さんのニーズをくみとり、できるだけ要望に沿った対応が必要とされるわけですが、医療者側の対応だけで問題が解決できない場合もありますので、運動や食事などに関して、患者さんに協力をお願いする場合もあります。 今回は、肥満を生じやすい薬と対処法についてお話しして、どのような点に注意したらよいかを説明したいと思います。 肥満の問題を生じやすい薬 精神科の薬で、肥満の問題が生じやすいものとしては、新規抗精神病薬があります。 個々の薬によって影響に差があります。 影響が大きいものとしてクロザピン(商品名クロザリル)やオランザピン(商品名ジプレキサ)があげられ、中程度のものとしてクエチアピン(商品名セロクエル)やリスペリドン(商品名リスパダール、リスペリドン)があげられます。 なお、糖尿病の人に対してオランザピンやクエチアピンは禁忌で使用できないことになっており、クロザピンも原則禁忌となっていますので、過去に糖尿病と言われたことがあったり、家族に糖尿病の方がいる患者さんは、あらかじめ医師に申し出ておくとよいでしょう。 一方、新規抗精神病薬でも肥満への影響が少ないものとして、アリピプラゾール(商品名エビリファイ)やブロナンセリン(商品名ロナセン)などがあげられます。 新規抗精神病薬以外で、体重を増加することが知られている薬としては、クロルプロマジン(商品名ウインタミン、コントミン)などの低力価抗精神病薬、バルプロ酸ナトリウム、三環系・四環系抗うつ薬などがあります。 体重増加への対処法 体重の増加は、服用開始から一年弱で落ち着く場合が多いのですが、その後も増加が続いてしまう場合もあります。 現在の薬で調子が安定しており、体重増加がゆっくりな場合や軽度な場合は、薬は変更せずに生活面の見直しを行うことが一般的で、適度な運動をしたり食生活の見直しなどの対処を続けることが効果的です。 一方、急激な体重増加を示したり、清涼飲料水を多く飲んだり、過食になっている場合には、健康への影響が心配されますので、早めに主治医に相談しましょう。 肥満を生じやすい薬を使用していて、生活面での対処を続けても充分な効果が得られない場合は、体重増加を起こしにくい薬への切り替えについて主治医に相談してみるとよいでしょう。 薬と患者さんとの相性もありますので、どの薬にも切り替え可能とは限りませんが、効果と副作用のバランスから最適と思える薬について検討してくれることと思います。 まとめ 肥満を避けたい患者さんには、なるべく肥満の問題が生じにくい薬から使い始めることも薬の選び方の一つです。 さまざまな理由によって、肥満を生じやすい薬を使い始めた場合は、その後の数週間は体重や食欲の変化に注意して、変化が急激な場合には早めに主治医に相談しましょう。 薬だけが肥満の原因ではありませんので、普段から健康的な生活を心がけましょう。

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デパケンは太るのか?原因と対処法【医師が教える気分安定薬の全て】

デパケン 太る

精神科のお薬(向精神薬)は、どうしても太る薬が多いです。 抗うつ剤や抗精神病薬は確かに「太る」ことの多いお薬なのですが、デパケンをはじめとした気分安定薬は特別に太りやすい薬ではありません。 ですが精神科の患者さんは、生活習慣が乱れていたり、活動性が落ちてしまうこともあります。 このため、「デパケンは太る薬だ」と思い込んでしまう方もいらっしゃいます。 とはいっても、デパケンにも「太る」という副作用報告が全くないわけではありません。 ときに体重増加の原因はデパケン以外には考えられないということもあります。 ここでは、デパケンと体重増加について詳しくみていきましょう。 他の精神科のお薬とも比較しながら、どのような対策があるのかを詳しくお伝えしていきます。 1.デパケンは太るのか? 精神科のお薬(向精神薬)では、太る副作用のあるものが多いです。 これらのお薬では2つの側面があります。 食欲増加による摂取カロリー増加• 代謝抑制による消費カロリーの減少 食欲増加には、抗ヒスタミン作用やセロトニン2C作用などが関係しています。 代謝抑制には、はっきりとわかっていない部分が多いです。 抗うつ剤や抗精神病薬では、食欲増加にも代謝抑制にも働いてしまうお薬が多いです。 一方でデパケンをはじめとした気分安定薬では、このような作用がほとんど認められません。 デパケンの副作用報告をみても、承認時および承認後副作用調査に置いて、3319例中体重増加・肥満は11件となっています。 デパケンの太る副作用報告は、0. 副作用で吐き気が認められる方もいるので、むしろ食欲が低下して体重減少してしまう方もいます。 デパケンは痩せることもあり、太りにくい薬といえるでしょう。 そうはいっても時にデパケン以外に太る原因が見当たらない患者さんもいます。 どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?デパケンで体重増加がみられる原因は、大きく2つ考えられます。 病状に薬があっていない• 薬の副作用 1-1.病状に薬があっていない 症状のコントロールがうまくいっていなかったり、過食症状が出現して太ることがあります。 デパケンは双極性障害をはじめ、いろいろな病気で使われるお薬です。 デパケンは脳の興奮を抑えることで、気分の高まりや衝動性を抑えます。 デパケンの効果が不十分だと、これらをうまくコントロールできないことがあります。 例えば双極性障害の患者さんの場合、躁症状として食欲が低下することもあれば亢進することもあります。 活動性が高まってエネルギーを消費することもあれば、暴飲・暴食などが目立つこともあります。 デパケンは抗躁効果を期待して使われることが多いですが、これらの躁症状に対する効果が不十分なことがあります。 うつ症状のときも、過食傾向になる方がいらっしゃいます。 それでいて意欲低下や倦怠感が強くなり、活動量が落ちてしまうので、体重増加してしまいます。 デパケンでは、抗うつ効果はあまり期待できません。 また、デパケンによって過食症状が出現することが稀にあります。 双極性障害の患者さんでは、むちゃ食いの摂食異常が認められることが多いです。 気分安定薬としてのデパケンは時にバランスを崩してしまうことがあり、このような潜在的な摂食異常が目立つようになります。 反対に、デパケンが過食に効果的なこともあります。 このように、摂食障害が合併してくると治療は複雑になります。 デパケンがプラスにもマイナスにも働きます。 摂食障害の薬物療法にはこれといった決まりが無く、患者さんの状態に合わせて使い分けていきます。 1-2.薬の副作用 カルニチンの欠乏による脂肪代謝の悪化、GABAによる摂食中枢の刺激などが考えられますが、いずれも影響は大きくありません。 デパケンの作用だけを考えると、明らかに体重増加につながる要因は見当たりません。 ただ、体重増加の要因になりうる作用として、2つほどあげられます。 カルニチンの欠乏• 摂食中枢の刺激 デパケンを代謝していくには、カルニチンというアミノ酸類似物質が必要不可欠になります。 その多くは骨格筋に蓄えられています。 デパケンを服用していると、カルニチンが足りなくなってしまうことがあります。 このカルニチンが欠乏してしまうと、脂肪が分解されにくくなってしまうのです。 また、デパケンの作用機序ははっきりとわかってはいませんが、GABAの働きを強めることはわかっています。 食欲は脳の視床下部において様々な物質によってコントロールされていますが、GABAもそのうちのひとつです。 GABAは、POMC神経という摂食を抑制する神経を抑制する、すなわち摂食を亢進させます。 ですが他の物質も複雑に関係していて、GABAだけの影響は少ないことが分かっています。 GABAを抑制するお薬としては睡眠薬や抗不安薬が代表的ですが、これらの薬で太る副作用の報告はほとんどありません。 いずれの作用も、デパケンの体重増加と直接結びつけられるほどではありません。 デパケンの副作用について詳しく知りたい方は、 をお読みください。 2.デパケンと他の向精神薬の太りやすさの比較 向精神薬の中では、デパケンは太りにくいお薬です。 精神科で使われるお薬は、太りやすい薬が多いです。 その代表的なものが抗うつ剤や抗精神病薬です。 <抗うつ剤> <抗精神病薬> これらのお薬は、抗ヒスタミン作用やセロトニン2C作用による食欲増加、代謝抑制作用などが認められます。 双極性障害の患者さんでは、ときに抗うつ剤が使われることもあります。 抗精神病薬は、気分安定薬として使われることもあります。 この中でもジプレキサやセロクエル、エビリファイなどはよく使われます。 それに対してデパケンなどの気分安定薬では、食欲増加や代謝抑制作用は目立たず、体重増加は少ないといえます。 気分安定薬の中で太りやすさを比較すると、以下のようになります。 原因と対策を一緒に考えていきましょう。 デパケンは太りにくいお薬です。 ですが、お薬とは関係がなくて太ってしまうこともあります。 ですが、「デパケンのせいで太ってしまった・・・」と思いこんでしまって、「こんなお薬嫌だからもうやめよう」と自己判断でお薬を止めてしまう方もいます。 このようにしてお薬を止めてしまうと、しばらくして病気が再発してしまい、周りの人との人間関係や社会的な立場を損なってしまうことがあります。 デパケンなどの気分安定薬は、病気の再発予防や病状の維持に重要であることも多いです。 ですから、デパケンを自己中断することだけはやめてください。 太ってしまったことがつらければ、主治医に相談してください。 太ってしまった原因が本当にお薬にあるのか?• どのような対策がとれるのか? 一緒に考えていきましょう。 デパケンの場合は、原因がお薬以外にあることがほとんどです。 シンプルに考えれば、摂取カロリーが消費カロリーを上回っているから太ってしまうのです。 ちゃんと外出して身体を動かしていますか?• やけ食いしてませんか?• 満腹になるまで食べていませんか? 動物はもともと飢えに苦しみながら命をつないできました。 ですから、本能である食欲のままに食べると、身体にエネルギーを蓄えるべく太るようになっています。 運動不足や食事が原因ならば、そこから変えていかなければいけませんね。 4.デパケンでの体重増加の対策 繰り返しますが、体重増加が気になったら主治医にしっかりと相談しましょう。 体重増加のとらえ方は、患者さんによっても個人差があります。 体型に気をつけている女性では、男性の私よりもはるかに体重増加がつらいと感じるでしょう。 医者も気を付けてはいるのですが、患者さんが思うほどに深刻に捉えていないこともあります。 ちゃんと伝えてくだされば、一緒に対策を考えていくことができます。 デパケンの体重増加の原因は、お薬でないことが多いです。 体重増加の対策をみていきましょう。 4-1.体重測定をする まずは、自分自身の体重を定期的に測定し、体重変化に気を付けていきましょう。 体重を定期的に測っていますか?体重測定といえば、年に1回の健康診断の時だけという方も多いのではないでしょうか。 「なんだか最近太ってきたなぁ・・・」と思って体重を測ってみたら、その数字にビックリしてしまうこともあります。 その衝撃が大きすぎて、お薬を急にやめてしまうことにもなりかねません。 早めに体重増加に気づけた方が、すぐに対策をとって戻しやすいです。 体重が大きく増えてしまったら、元に戻さなきゃという気持ちもくじけてしまいますね。 ですから精神科のお薬を服用している時は、できるだけ体重測定をするようにしましょう。 4-2.食事を見直す 間食をひかえ、炭水化物を控えるマイルールをつくりましょう。 デパケンによる体重増加は、ちゃんとカロリーをコントロールすれば改善されていきます。 デパケンは代謝への影響が少ないので、食べたカロリー以上に太ってしまうわけではありません。 食欲に任せていると、必要以上に食事をとってしまいます。 動物の本能として、エネルギーは蓄えられるときにできるだけ蓄えるためです。 このため、食生活を見直しましょう。 カロリーを意識して食事を選ぶ• 間食を控える• 朝食は抜かずに3食食べる• よく噛んで食べる• タンパク質を多くして、炭水化物を少なくする いくつか補足したいと思います。 食事をとると身体があったかくなります。 これは食事誘発性熱産生と呼ばれていますが、栄養素が分解されて熱が産生されるのです。 消化活動によって胃腸が動くので、代謝がよくなるのです。 このため、食事は3食きっちりととった方がやせます。 食事の回数を3食以上に増やしてしまうと、よほどきっちりした方でないと自分の摂取カロリーがわからなくなるのでやめましょう。 この食後の代謝増加を大きくするには2つの方法があります。 「よく噛んで食べること」と「タンパク質を多くすること」です。 よく噛んで食べると、熱産生が増えることもわかっています。 炭水化物抜きダイエットが流行っていましたが、おすすめできる方法ではありません。 少なくとも朝食の糖質はなくすべきではないと考えています。 すぐにエネルギーに変換できる栄養素は糖質です。 脳の活動が低下している朝には、糖質でスイッチを入れる必要があります。 糖質抜きダイエットが行き過ぎると、タンパク質や脂質が不足してしまって筋肉量が落ちてしまうことがあります。 すると基礎代謝が落ちるので、痩せにくい身体になってしまいます。 ですから、炭水化物を減らすマイルールを作る程度がちょうどよいです。 例えば、ご飯は半盛りにする、夜のラーメンは封印するなどです。 ダイエットの目標が達成しても続けられるものにしていきましょう。 4-3.運動習慣をつくる 運動習慣によって筋肉量が増えると基礎代謝が増加するので、痩せやすい身体になります。 運動をすると、筋肉量が増えるために基礎代謝が上がります。 このため、何もしないでも消費カロリーが増えていきますので、太りにくくなります。 できるならば、筋トレと有酸素運動を組み合わせた方が効率よく痩せられます。 筋トレをすると少しずつ筋肉量が増えていくだけでなく、筋トレ直後から代謝があがります。 この状態で有酸素運動を行うと、脂肪が効率よく燃焼されるのです。 筋トレをするならば、大きい筋肉から鍛えていくのが効率がよいです。 胸や背中やお尻の筋トレをしていきます。 デパケンでは代謝抑制作用はほとんどないので、運動をすることで代謝がよくなりやすいです。 また、運動は精神的にもよい影響があります。 運動するとスッキリしますよね。 軽症のうつ病の方では、治療として運動が勧められることもあるのです。 運動習慣により病状がよくなれば、薬も減らしやすくなります。 4-4.デパケンを減薬する 必ず主治医に相談してください。 デパケンは太りにくいお薬ではありますが、デパケンで絶対に体重が増えないわけではありません。 デパケンの効果がしっかりと出ているならば、少し減らして様子をみるのもひとつの方法です。 デパケンを減らしてみて、効果はそのままで食欲が軽減できれば、それに越したことはありません。 ですが、必ず主治医に相談してください。 薬を減量しても大丈夫かどうかは、これまでの経過をみて判断しなくてはいけません。 症状が十分と落ち着いていない時期に急にお薬を減らしてしまうと、余計に症状が長引いて、結果として薬を飲む期間が増えてしまうことがあります。 4-5.他の気分安定薬に変える どうしても合わない場合、他の気分安定薬に変えるのも方法です。 過食発作では、抗てんかん薬のトピナを追加することもあります。 デパケンは体重増加の少ないお薬です。 ですがどうしても薬が合わない場合は、他の気分安定薬に変更するのも方法です。 気分安定薬としては、• などがあげられます。 抗精神病薬の中で気分安定薬としても使われるお薬としては、• では体重増加の副作用が少ないです。 厳密には気分安定薬には分類されていませんが、抗てんかん薬のトピナを併用することもあります。 発作的に過食してしまうような時には、衝動性を抑えてくれるトピナを追加することで改善することもあります。 トピナは、副作用として体重減少があげられているお薬でもあります。 4-6.高アンモニア血症があればエルカルチンを使う 不足しているカルニチンを補うことで、代謝がよくなります。 ただし薬価が極めて高いので、高アンモニア血症が認められてカルニチン欠乏が明らかな時だけ用います。 カルニチンが脂肪代謝に重要な働きをしていることは、上述させていただきました。 デパケンを服用しているとカルニチンが消費されていきます。 カルニチンはメチオニンとリジンという必須アミノ酸(身体で作ることができずに栄養素として摂取する必要があるアミノ酸)から作られます。 これらのアミノ酸はお肉の赤身に多く含まれていて、普通に食事をしていれば問題となることはありません。 とはいえ、食事が偏っていれば不足することもあるでしょう。 カルニチンが不足しているならば、これを補充すれば脂肪代謝の改善が期待できるでしょう。 実際にダイエットサプリなどには、カルニチンが含まれていることも多いです。 医療用としては、エルカルチン(L-カルニチン)というお薬が作られています。 ただしエルカルチンは、薬価が非常に高いです。 エルカルチンは1日1,800mgから使うこととなっていますが、1日だけで1762円にもなります。 ダイエット目的に気軽に処方すべきお薬ではありません。 デパケンを服用していてエルカルチンを使うのは、明らかなカルニチン欠乏の証拠がある時のみです。 具体的には、血液検査をして高アンモニア血症が確認された時だけです。 デパケンは高アンモニア血症を引き起こすことがあるのですが、その原因としてカルニチン欠乏が大きく影響していると考えられています。 このようにエルカルチンを使う理由がある時は、併用することで代謝がよくなることも期待できます。 まとめ デパケンは太りにくいお薬です。 ですが、症状に薬があっていないと体重増加が認められることもあります。 抗うつ剤や抗精神病薬などと比較すると、デパケンなどの気分安定薬は太りにくいです。 体重増加のせいでお薬を飲みたくなくなったら、主治医にちゃんと伝えてください。 原因と対策を一緒に考えていきましょう。 デパケンでの体重増加の対策としては、以下の6つがあります。 体重測定をする• 食事を見直す• 運動習慣をつくる• デパケンを減薬する• 他の気分安定薬にかえる• 高アンモニア血症があればカルニチンを使う.

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